先週末に開催された幼稚園の音楽会で、最高のステージを見せてくれた園児たち
色々と冒険したアレンジに、当初は少し心配な点もありましたが
思っていた通り、その部分を面白がってくれて良い演奏をしてくれました
ホール・ニュ-・ワールド では
ソプラノパートもアルトパートも2部に分かれ、ハモリながらのリレー演奏部分もありましたが
子供たちの心がひとつになり美しい響きに感動
人数が例年より少なくて不安だったボリュームも、一人一人が音量を出せるようになり
これまでの年長組さんの演奏と比べても、全く遜色のないピアニカ合奏でした
器楽合奏の パプリカ では
子供たちが大好きな曲だったので、打楽器チームもメロディ楽器チームもピアニカチームも
すべてに見せ場があるアレンジに苦心しましたが、その苦労が報われる演奏に嬉し泣きでした
テクニック的な事もですが、それ以上に楽しそうにノリノリで
他の楽器の音もよく聴き、ピッタリと揃いメロディリレーもスムーズに。。。
5・6歳の子供たちが、ここまで頑張ってくれたんだ
って思うと、一足早く すごく心のこもったクリスマスプレゼントをもらった気分でした
「 給食が終わると、誰からともなく自主練習が始まり
その音につられて一人また一人、いつの間にか合奏が始まる
子供同士が、私はここを吹くから ここまで一緒に合わそう って話してる。」
そんな毎日だったというお話を、園長先生や主任の先生から伺った時
幼稚園児にも、そういう事が出来るんだ
って、また子供たちに良いことを教わりました
そして今日の2学期の最後のレッスンで、これまでに習った全曲の復習を
ユニゾンで演奏したり、カノン形式にして演奏したり合奏を楽しんだ後
最後に さよなら の曲をハ短調で演奏する事を指導した時
「 わぁ~ ホントに悲しそうになったぁ 」
って声が聞こえて来て
「 ≪ ミ ≫ の音に♭を付けて、テンポもゆっくりすれば出来るよ 」
とトライするとすぐに出来ちゃったので、今日のさよならのごあいさつはピアニカでする事にしたんです。
「 来年の1月まで、みんなとしばらく会えないから、先生はとても淋しいよ
みんなも同じ気持ちなら、♭を付けて吹いてね。 」
そう声を掛けて演奏したら、♭を付けずに演奏したAくんがいてその隣のBくんが
「 先生と会えなくて淋しいのに、何で♭を付けないんだ 」
って、二人の間に流れる空気がちょっと変わったんです。
「 1月になったらまた会えるから、さみしくない ってことだよね。 」
慌てて二人に声を掛けた私の顔を見て、Aくん はニッコリ
そして Bくん も納得
一瞬の出来事でしたが、嫌なムードで終わるかも知れなかったと思うと冷や汗でした
みんなも同じ気持ちなら。。。って深く考えずに声を掛けてしまった私のミスです
たまたま♭が抜けちゃっただけかも知れない
音楽に対する気持ちや感じ方も人それぞれです
解っているつもりでも注意をしているつもりでもダメですね
純粋で感受性の強い子供たちには、もっともっと考えて声掛けしないと。。。
今日は子供たちから色々な事を教わったなぁ。。。
そんな私に、お部屋を出るとき 「 楽しかったよ 」
って声を掛けてくれた、優しくて可愛い子供たち
みんな ありがとうね