今日の昼間、参議院議員会館にて、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)を中心に、京都グリーンアクション、美浜の会共催の「対政府交渉 子どもの年間被ばく限度は20ミリシーベルトなのか」。政府側出席者は原子力安全委員会、文科省、官房総務課などからの代表4名…いや代表というには程遠い、「担当者」であるとすら、にわかには信じがたい若僧4名。
てっきり部課長クラスのおっさんが出てくると思い込んでいたので、「えっ?」と驚いた。交渉参加者たちをなめていたのか。若い部下達の練習台として、手ごろな対戦相手だとでも踏んでいたのか。
参加者からの質問に対し、目鼻のついたまっとうな回答はゼロ。完膚なきまでに無内容。「放射線管理区域」が何を意味するか、説明すらできない「担当者」。「それについては持ち帰ります」「持ち帰ります」「持ち帰ります」の連続。ガキの使いか。
お互い、何しに来たのかわからない。記者会見じゃなくて「交渉」なんだから「持ち帰り」なんて許しちゃいけない、という意見もあるけど。…だって実際こいつら、官僚の卵たち、もしくは卵の殻を頭に乗っけた雛たちに、何か決めろと言ったって…という。
USTREAMの録画はこちら。
http://www.ustream.tv/recorded/14169488
http://www.ustream.tv/recorded/14170225
一ページにまとめてあるのはこちら。終わりの部分まで長く収録してある。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1012
僕の横にいた女性を含め、何人かの主婦からはすすり泣きの声が絶えなかった。実際、あまりにもひどい。
わかったことはただ一つ、「やつらはテキトーにすべてを決めた」ということ。「20ミリシーベルト」の被曝限度を決めた議事録もない、なぜなら公式な会議がなかったから。だとさ。
斑目委員長と委員会の面々、高木大臣など、決定を下したやつらがじきじきに来るべき。わざと要領を得ない下っ端を寄越して、煙に巻こうとしたのかと勘ぐりたくなる。
本当は、もっと突っ込んで問い質さなければならないことがいろいろあった。そのうえで子供たちの安全確保のために、いくつかの具体的な約束を取り付けるところまで行きたかった。それらすべて、手前でお預け。この間にも、被曝は容赦なく続いていく。
参加者は皆怒っていたが、本当は、目の前の若い官僚たちに怒っていたのではない。憎しみにかられて吊るし上げていたのではない。彼らの背後にある、圧倒的に無責任な彼らの上司、そして日本の政治・官僚の壮大な無責任システムにあきれ果てていたのである。
とにかく上のビデオ、あちこちに拡散してほしい。ネット上のどんな「衝撃映像」よりある意味衝撃的。
終了後の記者会見では、「学童疎開」の実現性について、乗り越えなければいけない様々な困難のことが語られた。理想的には親御さんも、そして先生も一緒、いわば学校ぐるみで引っ越すようにできないか。福島の団体はその可能性を探っている。
僕自身はそれとは別に、いよいよとなったら首都圏で生活に余裕のある家庭に、一ヶ月ほどの短期間の「里親」として立候補してもらい、その家庭に多少の補助金を政府が出す、というような緊急避難的な形も検討してはどうか、と思っていた。その一ヶ月の間に建物や土壌の除染を進めておけば、戻ってきた時に数値が結構下がている、という可能性をにらんで、である。子供のいないやつの考える、それこそ無責任な提案だと言われたら返す言葉がないけれど。・・・結局今日に関しては、そんな提案を持ち出す以前の話だったのだが。
遠く福島や関西からいらした主催者の皆様、本当にお疲れ様でした。
付録:
小出裕章(京大助教)非公式まとめ より
4月20日 こどもたちに被曝を強いる政府 小出裕章
付記:次回対政府交渉は5月2日に決まりました。一般の人の参加自由です!
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/post-968e.html
てっきり部課長クラスのおっさんが出てくると思い込んでいたので、「えっ?」と驚いた。交渉参加者たちをなめていたのか。若い部下達の練習台として、手ごろな対戦相手だとでも踏んでいたのか。
参加者からの質問に対し、目鼻のついたまっとうな回答はゼロ。完膚なきまでに無内容。「放射線管理区域」が何を意味するか、説明すらできない「担当者」。「それについては持ち帰ります」「持ち帰ります」「持ち帰ります」の連続。ガキの使いか。
お互い、何しに来たのかわからない。記者会見じゃなくて「交渉」なんだから「持ち帰り」なんて許しちゃいけない、という意見もあるけど。…だって実際こいつら、官僚の卵たち、もしくは卵の殻を頭に乗っけた雛たちに、何か決めろと言ったって…という。
USTREAMの録画はこちら。
http://www.ustream.tv/recorded/14169488
http://www.ustream.tv/recorded/14170225
一ページにまとめてあるのはこちら。終わりの部分まで長く収録してある。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1012
僕の横にいた女性を含め、何人かの主婦からはすすり泣きの声が絶えなかった。実際、あまりにもひどい。
わかったことはただ一つ、「やつらはテキトーにすべてを決めた」ということ。「20ミリシーベルト」の被曝限度を決めた議事録もない、なぜなら公式な会議がなかったから。だとさ。
斑目委員長と委員会の面々、高木大臣など、決定を下したやつらがじきじきに来るべき。わざと要領を得ない下っ端を寄越して、煙に巻こうとしたのかと勘ぐりたくなる。
本当は、もっと突っ込んで問い質さなければならないことがいろいろあった。そのうえで子供たちの安全確保のために、いくつかの具体的な約束を取り付けるところまで行きたかった。それらすべて、手前でお預け。この間にも、被曝は容赦なく続いていく。
参加者は皆怒っていたが、本当は、目の前の若い官僚たちに怒っていたのではない。憎しみにかられて吊るし上げていたのではない。彼らの背後にある、圧倒的に無責任な彼らの上司、そして日本の政治・官僚の壮大な無責任システムにあきれ果てていたのである。
とにかく上のビデオ、あちこちに拡散してほしい。ネット上のどんな「衝撃映像」よりある意味衝撃的。
終了後の記者会見では、「学童疎開」の実現性について、乗り越えなければいけない様々な困難のことが語られた。理想的には親御さんも、そして先生も一緒、いわば学校ぐるみで引っ越すようにできないか。福島の団体はその可能性を探っている。
僕自身はそれとは別に、いよいよとなったら首都圏で生活に余裕のある家庭に、一ヶ月ほどの短期間の「里親」として立候補してもらい、その家庭に多少の補助金を政府が出す、というような緊急避難的な形も検討してはどうか、と思っていた。その一ヶ月の間に建物や土壌の除染を進めておけば、戻ってきた時に数値が結構下がている、という可能性をにらんで、である。子供のいないやつの考える、それこそ無責任な提案だと言われたら返す言葉がないけれど。・・・結局今日に関しては、そんな提案を持ち出す以前の話だったのだが。
遠く福島や関西からいらした主催者の皆様、本当にお疲れ様でした。
付録:
小出裕章(京大助教)非公式まとめ より
4月20日 こどもたちに被曝を強いる政府 小出裕章
付記:次回対政府交渉は5月2日に決まりました。一般の人の参加自由です!
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/post-968e.html