弱い文明

「弱い文明」HPと連動するブログです。 by レイランダー

抗議行動のお知らせ(京都)/関西テレビへの緊急要請

2010年06月04日 | パレスチナ/イスラエル
 先に東京での抗議行動の計画を紹介したが、京都でも同じ日に行動が計画されている。近在の方で興味をもたれた方は、ぜひ参加ご検討を。

【転載・転送歓迎】

★「ガザ自由船団」に対するイスラエルの虐殺行為に抗議する 緊急行動@京都

6月6日(日)18:00~約1時間ほど
場所:三条大橋上(京阪「三条」駅下車すぐ)

呼びかけ:さぼてん企画、つばめクラブ
連絡先:090-9981-6608(さぼてん企画)

* * *

5月31日未明、イスラエル軍が公海上を航行中の人道支援船を急襲、多数の死傷者が出ました。
およそ40カ国から700名以上が乗り込んだ6隻の船「ガザ自由船団」は封鎖下のガザ地区に医療品・建築資材・教材・車椅子など10000トンの資材を届けにいくところでした。

イスラエルにより陸海空すべての境界を封鎖されたガザ地区は、人や物資の出入りが厳しく制限され、住民の90%が貧困ライン以下の生活を強いられ、さらにイスラエル軍による散発的な空爆・軍事侵攻にも苦しめられています。

このような非人道的で国際法すらも無視したガザ封鎖を即時中止するよう国際的な非難は高まっていますが、日本政府は今回の事件に対する国連決議を棄権するなど、イスラエルの非人道的政策を黙認する立場をとり続けています。

私たちは今回の事件に抗議し、犠牲者たちに追悼の意を表したいと思います。
そしてガザ地区封鎖の即時中止と、パレスチナ占領政策の終結、また日本政府には、イスラエルに対し断固とした対応をとることを訴えていきたいと思っています。

ぜひ、みなさまプラカードなどご持参の上でお集まりください。

**ここまで**


 パレスチナ情報センターに興味深い要請案件が掲載されていた。関西テレビで放映予定の「にじいろジーン」という番組が5日(土)に放映予定の「イスラエル観光特集」に抗議を送ろうという趣旨のキャンペーン。大阪のパレスチナの平和を考える会から提起されたものだ。
 このような企画について、「なにもテレビの娯楽番組にまでケチをつけなくても・・・」という風に思う方には、とんでもない思い違いだと釘を刺しておきたい。まさに政治色のない、観光バラエティ番組のような形で腐り切った政治の現実を隠蔽してもらい、経済発展に結びつけることこそ、ならず者国家にとってのご馳走である。ケチをつける側が「政治」を持ち込んでいるのではなく、「政治」の隠れ蓑に非政治的な娯楽メディアを供用することこそ(知らずにそうするのであれ)、政治的な行為なのである。
 もう放映まで日がないので、まず中止・延期に追い込むのは難しいと思うが、放映されたらされたで、何らかの意見行動を考えてもいい案件ではある。
 一応僕はお手軽な方法として、関西テレビの公式サイト内の「ご意見・お問い合わせ」のコーナーを使って抗議文を送った。それが以下の文章である。本当はこれよりもっと慌しく・やっつけ的な文で送ったのだが、ここではきちんと整えたものを事後報告として載せておく。今後同様のケースの要請に使えないこともないと思うので、ご参考までに。

5日(土)に放送予定されている、「にじいろジーン」番組内のイスラエル観光特集を放映中止されることを要請します。
この地球上に、問題のない国家など一つもないのでしょうが、長年にわたって数多くの国際法違反の上にあぐらをかき、パレスチナ先住民をその占領・併合政策で苦しめ続けているイスラエルの場合、その問題の露骨さは他を圧しています。つい先日は、封鎖下のガザに支援物資を送り届けようと世界中から集まった各国の民間人活動家を公海上で襲撃し、数十人を死傷させるという前代未聞のテロ行為を行い、国際的な非難の渦中にあります。そのような国について、何事もなかったかのようにその観光を奨励することは、間接的ながら国家犯罪に加担することに等しく、品格を備えた文明国の市民としてふさわしくない行為と考えるべきです。
それは長い目で見れば、スポンサー企業にとっても迷惑のかかる事態ともなりましょう。ぜひとも中止、最低でも放映の延期・内容差し替えをご検討ください。

 僕のこれはともかく、より番組の予定内容にも即した問題提起をしているサンプル文はパレスチナの平和を考える会ホームページに掲載中。テレビ局に意見が採用されるされないは別として、普通に我々が知っておいたほうがいい話が含まれているので、これはこれで読んでいただきたい。

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