2月27日(月)
10日前に「春一番」が吹いた後、三日に一度の周期で雨交じりの強い南風が吹き荒れましたが、その日以外は肌寒い北風が吹いて、春らしくなったという実感があまりありませんでした。
それでも、雛人形の脇に飾った桃の枝の花が開いて、気がつかないうちに春の気配が漂っているのかもしれません。
そう、桃の節句まであと数日なのですから。
その雛祭り、今年は、三人目にして初めての女の子の孫のCHUMUちゃんの初節句です。
どうしたものかと気にしているうちに三月が近づいて来て、とりあえず、昨年は慌ただしくて飾れなかった雛人形を出してみました。
その雛人形、KAZU君のお母さんが生まれた年に用意したもので、その頃も狭い家に暮らしていたのできちんとした段飾りではありませんが、上野にある真多呂人形店製作のふっくらとして気品のある顔立ちがなんとも愛らしい。
さっそくCHUMUちゃんのパパママに連絡したところ、一昨日の土曜日に家族4人でやって来て、我が家で楽しい初節句のお祝いとなりました。
みんな笑顔で
華やかな気分に
「さあ、これから
パーティですよ」
桃笑ひ姫の見つめるちらし寿司 弁人
ところで、桃の花というと、ほんとうは時期的にまだ早くて、ふつうは3月中旬にならないと咲きません。明石公園の「源平桃」なんかも、ソメイヨシノが散った後、花ミズキが開くころまで楽しめましたから。
先日、大船のフラワーセンターに行った時に、
たしかに、
桃の花もきれいに咲いていましたが、
実は、この花、しばらく暖かい場所で育てたあと地植えにし、新暦3月3日の桃の節句に間に合うように咲かせたそうで、花屋さんにある桃の花も同じように早く咲くように育てたものだそうです。
考えてみれば、その昔年中行事は旧暦で行われていたのですから、「桃の節句」だって、本来なら今の3月下旬、もっと暖かくなっている文字どおり桃の花の開くころの行事だったわけです。そんなことを考えると、「雛人形は、お節句の後早く片付けないとお嫁に行けない」などという言い伝えもありますが、もうしばらく旧暦の3月3日ころまでは飾っておいてもかまわないような気がしてきます。
昨今は、新暦でも2月末に花屋へ行けば桃の花が用意できるようになっているとはいえ、本来の季節感を味わいながらということになると、やはり、伝統行事というのは旧暦の日に行なったほうがいいに決まっているのです。
以前の記事に記したこともありますが、行事をひと月遅れで行うというのも味気ない。15日の行事なのに十五夜にならなかったりするのですから。
それはさておき、
雛人形のようにかわいい
CHUMUちゃん
翌日の、風もなく穏やかな日曜日は、兄のKANA君に誘われて公園でひなったぼっことなりました。
東京へ帰るまでのわずかな時間でしたが、
お兄ちゃんが遊んでいるのを
じっと眺めていました
遊ぶ児も浮きたつ春や日の溜まり 弁人
10日前に「春一番」が吹いた後、三日に一度の周期で雨交じりの強い南風が吹き荒れましたが、その日以外は肌寒い北風が吹いて、春らしくなったという実感があまりありませんでした。
それでも、雛人形の脇に飾った桃の枝の花が開いて、気がつかないうちに春の気配が漂っているのかもしれません。
そう、桃の節句まであと数日なのですから。
その雛祭り、今年は、三人目にして初めての女の子の孫のCHUMUちゃんの初節句です。
どうしたものかと気にしているうちに三月が近づいて来て、とりあえず、昨年は慌ただしくて飾れなかった雛人形を出してみました。
その雛人形、KAZU君のお母さんが生まれた年に用意したもので、その頃も狭い家に暮らしていたのできちんとした段飾りではありませんが、上野にある真多呂人形店製作のふっくらとして気品のある顔立ちがなんとも愛らしい。
さっそくCHUMUちゃんのパパママに連絡したところ、一昨日の土曜日に家族4人でやって来て、我が家で楽しい初節句のお祝いとなりました。
みんな笑顔で
華やかな気分に
「さあ、これから
パーティですよ」
桃笑ひ姫の見つめるちらし寿司 弁人
ところで、桃の花というと、ほんとうは時期的にまだ早くて、ふつうは3月中旬にならないと咲きません。明石公園の「源平桃」なんかも、ソメイヨシノが散った後、花ミズキが開くころまで楽しめましたから。
先日、大船のフラワーセンターに行った時に、
たしかに、
桃の花もきれいに咲いていましたが、
実は、この花、しばらく暖かい場所で育てたあと地植えにし、新暦3月3日の桃の節句に間に合うように咲かせたそうで、花屋さんにある桃の花も同じように早く咲くように育てたものだそうです。
考えてみれば、その昔年中行事は旧暦で行われていたのですから、「桃の節句」だって、本来なら今の3月下旬、もっと暖かくなっている文字どおり桃の花の開くころの行事だったわけです。そんなことを考えると、「雛人形は、お節句の後早く片付けないとお嫁に行けない」などという言い伝えもありますが、もうしばらく旧暦の3月3日ころまでは飾っておいてもかまわないような気がしてきます。
昨今は、新暦でも2月末に花屋へ行けば桃の花が用意できるようになっているとはいえ、本来の季節感を味わいながらということになると、やはり、伝統行事というのは旧暦の日に行なったほうがいいに決まっているのです。
以前の記事に記したこともありますが、行事をひと月遅れで行うというのも味気ない。15日の行事なのに十五夜にならなかったりするのですから。
それはさておき、
雛人形のようにかわいい
CHUMUちゃん
翌日の、風もなく穏やかな日曜日は、兄のKANA君に誘われて公園でひなったぼっことなりました。
東京へ帰るまでのわずかな時間でしたが、
お兄ちゃんが遊んでいるのを
じっと眺めていました
遊ぶ児も浮きたつ春や日の溜まり 弁人