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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

糸菊~佐藤農園

2011-11-03 | 富山県

日中暖かな日もありますが・・
朝晩は冷え込んできましたね。秋深しです。

店頭では、紅葉ものや実物が一段と増えたこの頃
秋花材がピークを向かえております。

そんな中、飛騨マムと同じくらい注目を集めている商材が・・

富山県・佐藤農園の糸菊

直径20cmにせまるこの花は、3週間飾ってもびくともせず、葉は活き活きしております。

糸菊「ミス寄能{きのう}」   

この凄い菊がどこで作られているのか・・・
気になったら現場へGO!!
答えは現場にあるのです!



早速、アポをとり向かった先は・・・
富山県富山市の佐藤農園さん



代表の佐藤栄次さんにお会いいたしました。

もともと野菜苗の生産・販売を行っていた佐藤さんが
この糸菊の生産を始めたのは3年前
立地的な事を考え、輪菊での勝負は不利と考え
輸入品がないことや、国内でも生産者が少ないのに魅力を感じ導入。
何よりも
糸菊の美しさと奥深さにひきこまれていったそうです。

作付面積は露地、ハウス合わせ2反
今期は30品種ほど作られております。


栽培専属契約を結んだ品種が多数あり
佐藤さんしか出荷しない品物が殆ど。
見るもの全て、ここでしか見れない商材ばかりなのです!美しい!!


ただ・・・佐藤さん曰く
作り始めてみると、苦労の連続だったと
現在、芽なしの品種が存在しなことから、出荷までの大半を芽かき作業に費やすそうで
輪菊の数倍の手間暇がかかるとか・・
何分、マニュアルがないので、
すべてにおいて手探り作業の毎日だったそうです。

電照の時間を示す本電、半電とわけたり、
ハウスに適したものがあれば路地しかできないものがあり・・・
様々なハードルを越えられ現在に至っているとの事。


「人が作らないものを作る」

それが
個人生産者が生き残るための、選択肢と話されておりました。


誰も作らないものを作り続けるには
先を見る眼力と、体力と、忍耐力、
様々な力の結集が必要とされるのです・・





一見すると輪菊の圃場に見えますが・・・
糸菊なのです!



適度な切り前で採花された花は、丁寧に産別され出荷されていきます。

なるべくコストを抑えるため、ネットをかける程の切り前にはせず
やや固めでの出荷形態を採用
そのため、糸菊特有の迫力が伝わらず、輪菊と間違われてしまう事が多いそうです。

本来の咲き方を伝える手段として、
各市場担当者や関係者に配布する自作パンフレットを添付


この秋より、ホームページも開設し
品種の情報もUPされるようになりました。

僕らも、作り手の思いを多くの方々に届け
糸菊の素晴らしさを伝えていきたいと考えます。




そんな佐藤農園さん糸菊は12月最終までの出荷予定です。

迫力満点の逸品、店頭で販売中です!
是非、ご利用ください!




佐藤農園→→ホームページ



佐藤さま、ありがとうございました。

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早速、開花時の写真をお借りして
昨日、入荷の品物をご紹介!


糸龍 オレンジに黄色のふちどり  




糸鉢  黄色   




糸かがり火  赤系    満開時 花径 26cm




糸ゆうぐれ   黄、赤     花径22cm




糸錦   濃い赤      花径 19cm




糸舞     ピンク    花径 23cm




続きは・・・
佐藤農園さんのホームページをご参照ください



nakaya


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