解剖で学習した法則に、Hilton's Low(ヒルトンの法則)があります。
関節に分布する神経は、その関節を動かす筋肉に加えて、その筋肉の関節付着点を覆う皮膚にも分布している。
というものです。
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「トリガーポイントブロックで腰痛は治る!」の著者、加茂淳医師のホームページは、とても興味深いお話でいっぱいです。
加茂整形外科医院
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さて今回、気になった記事は仙腸関節関連。
仙腸関節の機能障害:腰痛の重要な原因なのか、流行遅れの概念か?
解剖学上からすれば、仙腸関節は「可動性はほとんどない」というのが定説。
昔の資料には「仙腸関節には Hilton's Low は当てはまらない」とメモ書きが残っていました。
しかし、腸骨や仙骨には重要な筋群が付着しています。
カイロプラクティックでは、仙腸関節はとても重要です。
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かつて、増田先生が殿筋群に対してアプローチする時がありました。
私が「なぜですか?」と訪ねると、
「あくまで臨床上の経験だけどね…。仙腸関節のバランスが整っても、殿筋群にアプローチしておかないと、症状が戻ることが多いんだよ。」
とのお答え。
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仙腸関節アンバランスの原因が、殿筋群の場合も。
殿筋群は触ってみると、夏でも意外に冷えている場合が多いのです。
骨盤の前面を主な血管が流れているため、後面は血流が不足しがち。
さらに女性の場合は、皮下脂肪の多さも関連。
運動不足がこれに輪をかけます。
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仙腸関節を積極的に動かす体操をすると、殿筋群にも効果が期待できます。
これには、お尻歩き(骨盤歩き)が有効。
骨盤や筋肉のバランスを整えたり、腰痛予防などに役立ちます。
自宅でも簡単にできますから、ぜひお試しください。
ただし、はじめからやり過ぎないように。
継続が力になるようです。
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【お尻歩き(骨盤歩き)】
1.両足を伸ばして座ります。
2.手を膝の上にのせます。
3.軽くあごをひき、背筋を伸ばして頭を上に引きあげるようなイメージで
4.お尻まで足になったイメージで、左右の骨盤を交互に動かして、前に。
(ヨガマットのスペース程度)
5.左右の骨盤を交互に動かして、後に。
<応用>
2の部分を変更します。
・両手を「前ならえ」の状態で
・頭の後に組んで、胸を張って
・右手で右足の親指、左手で左足の親指を持って
・右手で右足のかかと、左手で左足のかかとを持って
◎骨盤を動かすと同時に息を吐く、もしくは声を出すと良いでしょう。
◎坐骨の部分に痛みがでる人がいます。
ヨガマットなどを利用しましょう。
◎痛みがあるまたは痛みが出る場合は、一旦中止してください。
関節に分布する神経は、その関節を動かす筋肉に加えて、その筋肉の関節付着点を覆う皮膚にも分布している。
というものです。
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「トリガーポイントブロックで腰痛は治る!」の著者、加茂淳医師のホームページは、とても興味深いお話でいっぱいです。
加茂整形外科医院
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さて今回、気になった記事は仙腸関節関連。
仙腸関節の機能障害:腰痛の重要な原因なのか、流行遅れの概念か?
解剖学上からすれば、仙腸関節は「可動性はほとんどない」というのが定説。
昔の資料には「仙腸関節には Hilton's Low は当てはまらない」とメモ書きが残っていました。
しかし、腸骨や仙骨には重要な筋群が付着しています。
カイロプラクティックでは、仙腸関節はとても重要です。
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かつて、増田先生が殿筋群に対してアプローチする時がありました。
私が「なぜですか?」と訪ねると、
「あくまで臨床上の経験だけどね…。仙腸関節のバランスが整っても、殿筋群にアプローチしておかないと、症状が戻ることが多いんだよ。」
とのお答え。
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仙腸関節アンバランスの原因が、殿筋群の場合も。
殿筋群は触ってみると、夏でも意外に冷えている場合が多いのです。
骨盤の前面を主な血管が流れているため、後面は血流が不足しがち。
さらに女性の場合は、皮下脂肪の多さも関連。
運動不足がこれに輪をかけます。
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仙腸関節を積極的に動かす体操をすると、殿筋群にも効果が期待できます。
これには、お尻歩き(骨盤歩き)が有効。
骨盤や筋肉のバランスを整えたり、腰痛予防などに役立ちます。
自宅でも簡単にできますから、ぜひお試しください。
ただし、はじめからやり過ぎないように。
継続が力になるようです。
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【お尻歩き(骨盤歩き)】
1.両足を伸ばして座ります。
2.手を膝の上にのせます。
3.軽くあごをひき、背筋を伸ばして頭を上に引きあげるようなイメージで
4.お尻まで足になったイメージで、左右の骨盤を交互に動かして、前に。
(ヨガマットのスペース程度)
5.左右の骨盤を交互に動かして、後に。
<応用>
2の部分を変更します。
・両手を「前ならえ」の状態で
・頭の後に組んで、胸を張って
・右手で右足の親指、左手で左足の親指を持って
・右手で右足のかかと、左手で左足のかかとを持って
◎骨盤を動かすと同時に息を吐く、もしくは声を出すと良いでしょう。
◎坐骨の部分に痛みがでる人がいます。
ヨガマットなどを利用しましょう。
◎痛みがあるまたは痛みが出る場合は、一旦中止してください。