シャガールの青い世界

 
 アシャッフェンブルクを発って向かったのは、マインツ(Mainz)。旅路も徐々にフランクフルトへと近づいてくる。
「マインツって何かあったっけ?」と私が尋ねると、
「シャガールでしょ、シャガール。あの有名なステンドグラスの教会!」
 私としたことが、そうでございましたっけ。

 マインツに到着すると、相棒、当然のようにユースホステルへと向かう。ユースが満席なら、また自分でホテルを探すつもりなのだろうかと心配したのだが、相棒は、「絶対に空いている!」と強く言い張る。
 で、ユースに到着してみると、幸い部屋は空いていた。

 まだ明るいので、ユースのそばの公園を散策。ど広い芝生の公園で、街路樹だかなんだか区別のつかない、ど高い樹木に覆われている。バラ園がある。明らかに日本の花々だと分かる、カトレアのようなツツジ園がある。
 ヤギ(?)やらフラミンゴやらの飼われているエリアにも出くわす。ちょっとした動物園になっているらしい。木々の生い茂る奥にはウサギやリスなんかも勝手に住んでいそうな雰囲気。

 この日は晴天の日曜日だったので、木陰にはドイツ人家族たちがパラソルを立てたりチェアを出したりして、バーベキューをしている。わざわざ日向にシートを敷いている人たちは、脱いで寝そべって日光浴。
 一面の芝生を横切って、おもちゃのように小さい、カラフルな観光トレインが、子供たちをいっぱいに乗せて走っている。手を振ってあげると、喜んで手を振り返してくる。こういうのって万国共通だな。

 To be continued...

 画像は、マインツ、ユースホステル近くの公園。

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     Bear's Paw -ドイツ&オーストリア-
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