世界をスケッチ旅行してまわりたい絵描きの卵の備忘録と雑記
魔法の絨毯 -美術館めぐりとスケッチ旅行-
右脳生活
現在、相棒の検査の結果待ち。なので、それまで何も手につかない。多分、例によって深刻な病気ではないんだろうけれど、私には親友に先立たれたトラウマがあるから、こういうときは積極的な精神活動がまるでできない。
皿は溜まるし、洗濯物も溜まる。新聞も溜まる。本も、頭と心を使わない読み物しか読めないので、児童書ばかり読んでいる。
で、クマを作る。……
ちょっと前になるけど、相棒が絵を描く勉強をすると言い出したので、ベティ・エドワーズ「脳の右側で描け」という本を読んだ。これは、人は誰でも画家のように絵を描くことができる、という主張と、その裏づけ、そのためのステップを書いたもので、脳科学の理論に則っていて説得力がある上に、子供の頃から落描き人間だった私にとっては実感もあって、単なる読み物としても面白かった。
絵を描くという行為は多分に右脳的で、だから画家という人種には、左脳が働いていないようなバランスの悪い人間が多いのだろう。
本当にそれがその人の資質なら、それでもいい。が、なまじ絵は得意だが資質には欠けるために、「らしい」スタイルへの嗜癖から右脳的であろうとする人のほうが、画家という人種には多いような気がする。
To be continued...
画像は、ビーズのクマ、クラムスコイ「忘れ得ぬ女」風。
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