ゴロゴロ~~ピッカア~どど~ん
リス子:きゃあ~!!何事なのお~~
あっ、見て見て!塔に雷が落ちたわ
イリ丸:ほんとだあ~~!塔が壊れて落ちて行くよ
イブ:これで皆解放されるのね・・・ミカエルさんありがと。
ミカエル:皆の者、お待たせしました。どう?びっくりした?
なんせ、突然やもんな~。あの雷はね神様の怒りなんですわ。
利己的な物、間違った精神を正す「正しい精神」の象徴だす。
虚栄とか、欺瞞とかはいつかはメッキが剥がれるように崩壊するねん。
予期してたことやと思うよ。これは塔が逆さになったことで分かるね。
一時しのぎでも何時かは壊れる。自覚してるから自分から壊す場合もあるね。
計画はおじゃん。恋人関係もおじゃん。車もおじゃん。
でもな、古い事を壊さな新しい事は始らへんやんな?
ボロ家が建ってたら新しい家建てられへん。だから古い家を取り壊すわけよ。
雨降って地固まるってやつですかぁ~
逆タワー解釈ざんすよ。
リス子:やっぱミカエルさんて変
イリ丸:でもでも頼りになるよ。ミカエルさんありがとう
ミカエル:ちぇっ
イリ丸君は素直でええ子やのに、リス子ちゃんは・・カワイクナイデスネ。
あ、そうそう。イブさん。もうすぐアダム君が戻ってくるよ。
目が覚めてもう一度イブさんとやり直したいねんて。ひょっとして?
塔を壊すのはこれが目的やったんか~い
イブ:あらいやだ。そんなこと・・ちょっとあったりしてね。あ、アダムやわ
イリ丸君達、私はアダムとまたエデンの園へ帰って暮らすわ。
もう間違った選択はしないつもり。だからイリ丸君も惑わされないようにね。
じゃあ、ここでさよならやね。リス子ちゃん、イリ丸君を守ってあげたってね。
ミカエルさんもさよなら~~
ミカエル:行っちゃいましたか・・デハワタシモサヨナラデス。
後は「星」のイシスさんが来て道案内してくれますからダイジョウブデスヨ。
ソレマデ、ココデマッテテクダサイネ。
デハデハ、ミスターイリマル、リスコチャン。ゲンキデネ
イリ丸:さようなら~
行っちゃたよ。皆・・・。ここも何にもなくなったね。がれきだけだ
リス子:ホントに何もなくなっちゃたわね。お星様だけね光ってるのは。
考えれば自然の光が一番美しいのかも。邪な光は人を惑わせるだけだわ。
イリ丸:リス子ありがとね。僕を助けに来てくれて。
あのままだと僕は一生地獄で悪魔に囚われて、永遠に塔の中に閉じ込めら
れたままだったよ。
リス子:いいのよ。お互い様よ。だって隠者さんに会いに雪山に行った時
凍った私を助けてくれたじゃない
イリ丸:うん・・。ああ~静かだな~星がきれいだな。
ところで、イシスさんは何時来るのかな?帰り道わかんないしな~。
リス子:あれ?あの光は?
またまたピカー!
イシス:ハ~イ
お待たせ。星のイシスで~す
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