CHICOLU TREES

一日一平和詩

角砂糖

2016-10-23 09:03:04 | 日記


いっしょにいると
ただ それだけで
なんだかぽかぽか あたたかくなる
あなたが そばにいることで
こわいことなど 何も無かった
愛を知らない あの日のわたし

あなたと歩いた 海辺の秋に
思い出 閉じ込めた貝殻を
そっと耳に当て いつまでも聞いている
あの歌いまも 覚えているでしょうか

家路を急ぐ 人混みに
あなたの面影 探しては
幸せ紡ぐ その意味を
夕暮れの 街のあかりに
問いかけた 遠い日よ

いっしょにいると
ただ それだけで
悲しくもないのに 涙がにじむ
あなたが そばにいることで
不思議と やさしい気持ちになれた
ただ満ちていた あの日のわたし

いろいろなことが ありすぎて
大事なことを 忘れてく
あなたはいまどこで 何を思い
何を見つめて 歩いているの

ひとりで入った 街のカフェ
色とりどりの傘 雨降りの午後
夢の名残の しみ込んだ
コーヒーカップの 角砂糖
くるくる回して いるのです











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