今日はちょっと興奮した00について。
さて、最近は試験、教室配属、就活なんかに精神的に追われてブログの更新が滞っていました。
その間に得たことも一杯ありますが、やはりアニメを見て考えることをじっくり表現できるのはここだけ。
だから自分のペースで出来る限り続けようと思います。
今後は不定期でなく週1のペースで更新できたらいいかな。
ひょんなことからこのブログを読まれた方、何かのご縁だと思い今後も見守っていただけると幸いです。
では早速本題へ。
ガンダムはどうしても用語になれない方にはとっつきにくいかもしれませんが、以下の内容からガンダムの面白さを雰囲気で掴んでいただけるよう努めます。
初回からもソレスタルビーイング(以後SB)の終着点をちらつかせていましたが、4話では冒頭からいきなりでした。
ガンダム00(以下00)放送前にある雑誌で「武力を武力で統制するとどんな世界になるか、そんな思考実験をするアニメです」という趣旨の製作スタッフのコメントを見たがために興味を持ちました。
(それまではガンダムは一切見たことないです)
なので、武力で紛争を解決しようとするSBの行く末というのは、個人的には注目ポイント。
ですから、SB所属メンバーの会話で
「恒久平和=SBの破滅」
という旨のやりとりがとても気になりました。
SBが強制的に武力解除してゆく過程で、紛争への悲しみや憤りといった感情を請け負い、矛先が彼らに向けられることで世界が団結する。
それは同時にSBの崩壊を意味する…ということでしょうか。
(1~3話でもそれらしい発言はちらほら・・・あった気がします)
各国の利害関係などを考慮すると様々な理不尽や犠牲を強いるのが世界平和だと思うフシもあります。
ぶちゃけ、日本が平和なのは今、他の国で紛争が起きているからだとさえ私は思います。
一筋縄ではいかない世界平和を実現するためには、ひたすら自己の破滅へと突き進むくらいの覚悟・行動を示す必要がある。
そんなメッセージが見えた気がして、ちょっとゾクっとしました。
周囲に反する正義を行使することの過酷さ・・・それがこれから00で見えてきそうです。
こんなことを書くと、00がすんごーく暗いアニメに見えますが、全然そんなことないです(笑)
暗くはないですが、ただクールではあるかも。
アニメが持つ空気感としては、「Darker than Black-黒の契約者-」に近いものを感じます。
あくまで所見ですが
今後各キャラに割く時間が変わると雰囲気も変わるかも。
ここで、話がわき道にそれますが、キャラクターについて。
先ほど、00はクールだといいましたが、それはメインキャラクターの書き方にあるのではないかと。
SBのキャラクターというのは露骨に感情を表に出すことは少ないようです。そのため一見機会的に仕事をしているように見えなくもないですが、節々に各キャラの葛藤や心中の複雑さも描かれています。
個人の感情として負なり正なりの感情を内包しつつも仕事をこなしていくキャラ。この感情表現のドライさにクールな空気感の一因があるような。
ですが、全体をクールにまとめられると、キャラのちょっとした行動や発言の違いが逆に浮き彫りになっている感じがします。
個人的にはこういう一見ドライだけど、内面が滲み出てしまう…ってのを思わせるアニメが大好き(笑)
一見情報量が少なく見えて、聞き逃すまいと食いついて見てしまいます。
声優陣が豪華なので腐女子向け?雑誌に取り上げられてるのを見かけましたが、ここまでクールだと腐女子の間でも評判が分かれそうな気がします…
シードやルルーシュ好きにはつらいんじゃないかなぁ?
個人的には感情表現が常に露骨なアニメって苦手です(苦笑)
このキャラは今どう思ってるんだろ?そう考えるくらいのほうが感情移入できるんですよねー
だから逆にルルーシュは苦手でしたね。
さて、一応メインに戻ろう!!
以下では今後の見所になりそうな点をまとめてみました。
(ここからは00を見てない人にはツライ内容かも。。。)
まずピンポイントにあげてしまうと、
アザディスタン王国の今後の立ち位置はいかに?!
なんだカンダ米国中心の社会が形成されてくの?!
ってことでしょうが。
アザディスタンの状況がいまいち把握しきれてないので、彼らがどう動くか、ガンダムに不慣れな私には予測できません。
現在の世界におけるポジションが微妙であるのは確かなようなので、
世界情勢の影響が直撃するであろうアザディスタンス王国。必然的にこの国のトップは情勢に敏感にならざるを得ません。4話でもこの国の王女とその補佐(ですかね?)との会話が挿入されることで、かなり展開が分かりやすかったです。
(むしろ解説がくどいくらいでしたが…笑。おかげで初心者の私もすぐ理解できました)
今後情勢の変化にどう対応するか。
これを追いかけると00で展開される世界が一番よく見えてくる気がするので、個人的には目が離せない国です。
後、ちょっと気になったのがタリビアのおかげで、なんだかんだ米国中心の構造が助長されてないか?ってことですね。
最終話近くでも米国は情勢の中心に位置し、世界平和の担い手として世界を回すことになるのだろうか…
今は米国にスポットが当たっていないのでその心中が明らかでなく
、今後がかなり気になります。
さて、最後になってしまいましたが、SBの岐路を書く回だったかなーと思ったことについて。
紛争を武力で解決する。
そのSBを利用して守ってもらおう…そんな風に考える国が出てもおかしくない。
そのような国家にSBはいかに対処するか。
そしてSBの対処によって世界はどう変わるのか。
それがぎりぎりまで明かされない脚本はさすがだと思いました(笑)
戦闘シーンがとくに激しいわけでもない。
キャラ同士の感情がぶつかり合うわけでもない。
だけどSBの行動が以後への布石になるに違いない、その思いだけでちょっとハラハラしながら見てました(笑)
1~3話は00の世界観の説明に費やされた感じでちょっと面白くなかったのですが、4話での動きには食いつくしかなかったのでよしとます。
このアニメは長い目で楽しまないといけないかもしれまんせね。
何話まで見たとしても、いつでもやめれるアニメかもしれません。次はどうなるの?!っていうハラハラ感を持って予告が始まることはまだ少ないと思います。
だからこそ能動的に情報を頭に入れ、自分なりに予測しながら見るのがおもしろい。
1つ1つ見ていくうちに自分の中に00の世界が出来上がっていくのが楽しいんですよねー。これは完全に好みの問題ですが(笑)
あと、00に好感が持てるのが、キャラクターを都合よく書いてないことでしょうか。
今のところでは明確な悪役は存在しない気がします。
(むしろSBが悪役ですかね…笑)
世界という広い視点で見ると紛争を起こす悪い国に見えますが、その国の内部をクローズアップすると、それぞれの国のためにみんなが働いているだけで悪意丸見えのヤツなんて一人もいなかったり。
世界情勢なんてさっぱりわからない一般市民がいて、SBを否定していたり。
みんな自分の世界を生きている結果出来上がっている世界情勢ってのをすごく綺麗にかけている気がします。
全体で見ると紛争が起こってて、それはいけないことだ。なんて分かりやすい世界があるけど、始点をミクロにしてみるとごちゃごちゃしてて複雑。そんな雰囲気を視聴者を混乱させることなく描けているのではないでしょうか。
この点は本当に凄いと思います。(00のみならず、ガンダムシリーズに言えることかも知れませんが・・・)
SBの行動をみてて、大義名分の前に一般とは異なる優先順位付けをすることについてもちょっと考えてしまいました。
自身は学士として薬学部の研究室に所属していますが、動物実験の日々です。マウスなどはほとんどが死に追いやられます。
それもこれも、学問のため、人の健康を守るため、なんて大義名分が成立する(と一般に思われている)からこそ。反対意見だって当然あります。
今は先輩に言われたことをこなすだけの日々なので、しかたなくやっている、と言えなくもない立場です。しかし、いずれ自身の実験計画にそって研究する日が来た時にはそんな逃げ道はない。
そうなったら自身は動物実験をどう受け止めて進めていけばいいんだろうか。
そんなことも考えてしまいました。
ありゃ、最後がなんだかしんみり(笑)
次回はしゅごキャラとかげんしけん2のことでも書こうかしらwww
ご意見感想などがありましたら、気兼ねなく書き込みしてください。
同じアニメを見ている方のブログ等は積極的に読みたいと思っていますので、トラックバックも歓迎します。
どうぞよろしくお願いします。
最後まで読んで頂いた方!!(居なかったらどうしよう:笑)
お付き合い頂きありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願い致します。
個人的にはロボットアニメのもっとでかいバナーが欲しい…(笑)