運動

　いっぱい運動して『カラカラ』でお腹いっぱいにしておやつや、柔らかい餌を減らそうと猫じゃらしで遊ぶ。少し遊んでいたら、梱包用の固い紐が気に入っていたらしく、拾ってきて目の前に落とす。そしてそれを手で『チョイチョイ』とする。
　「そっちがいいの？」と触ると「ニャー」と返事をする。まずはおにいちゃんがすごい勢いで動かした固い紐で遊ぶ。その姿をキャットタワーの下の輪っかの中から見ている。そのうち、おにいちゃんが疲れて動きが鈍くなると、チビが輪っかから出てきて遊ぶ。チビはどんくさいので、追いかけている最中にでんぐり返しをしてしまったり、ラグの下に入ってしまったりとこちらが見ていて飽きない(笑)
　今度は２匹とも疲れたのか動く紐の前で箱座りをして、自分の前を通った時だけ手を出して触る。「疲れたの？ちょっと休憩しようか」「ウニャーン」まだ遊びたいらしい。仕方がないのでもう少し遊んでやろうとまた目の前を動かしていると、なにやら動いた…
　『なんだ？』と手を止めてみると、止まったことに文句「ニャーン」動かしてほしいらしい。しかし黒い方が動くので、顔を近づける。『羽蟻だ』紙の上に羽蟻を乗せて外に出す。
　「君たち！今紐以外にも動いたものがあったでしょ？」２匹とも気が付かなかったのか顔から『？』が出てる。「結構大きな蟻さん歩いてましたよ？猫なのになんで気が付かないの？」まったくもって羽蟻の存在に気が付いていないなんて、動物としてどうなんだ？
　「番猫に成れないね」なんて話していると、「ウニャー」と言いながらまたしてもおもちゃを座ったまま『チョイチョイ』まったく…仕方がないでまた遊ぶ。
　さらにしばらく遊んで、お母んが疲れてきたので「休憩」と早業で私の長座布団の下におもちゃを隠す。２匹で私の長座布団の下に手を入れて探していたが見つからなくて諦めて寝る。このままじゃ２匹の体重が減る前に私の二の腕が『ムキムキ』になっちゃうよ。
　ご飯の時間になりまず『カラカラ』を餌箱に入れる。おにいちゃんが食べ始める。チビは「ウンニャ」『これじゃない』と文句を言うが少しほっとく。
　すると、冷蔵庫にチクりに走り「ギャワンギャワン」と訴える。おにいちゃんもその声で食べるのをやめてしまったが、それなりに食べたので少し柔らかい餌を足す。チビもやって来て食べる。しかしカラカラを食べていないチビには足りなくてまた冷蔵庫に走り「ギャワンキャワン」と足りないことを訴える。
　かわいそうだが少しの間我慢してね…とほっておく。今日の夜は人間の食べ物をちゃんと仕舞って寝ないときっとギャングが現れるだろう…運動した後だからあきらめて『カラカラ』を食べてくれることに期待しながらチビのチクりを聞いている(笑)