窓際で 祈る手のひら 冬日をすくって
「お祈りの時、手はどうするのですか」と聞く方がいます。
私も、最初クリスチャンの祈りに加えていただいた頃は戸惑いました。
両掌を組むのか、両手を合わせるのか。
手を上げて天を仰ぐのか、うつむいて目を閉じ、黙想の姿勢でいるべきか。
実は、神に向かう気持ちが真実ならば、どのような姿勢でもよいようです。
カトリックでは手で十字を切るかもしれませんが、プロテスタントでは、十字を切ることもありません。
ただ、どのような場合も、お祈りの最後に、「イエス様のお名前でお祈りします」と唱えます。
聖書の神は天地万物をお造りになった全知全能の方です。
私たちひとりひとりの髪の毛の数までもご存知の方です。(マタイの福音書10-30)
まして、私の心の中など隠しようもありません。
ときに、私に真実がない時、ムチを振り上げられるようにも見えます。
でも、そのムチを、なんと、ご自分の子(神ご自身)に振り下ろされるのです。
私の身代わりの犠牲となるために、キリストが地上に送られてきた・・・。
その記念すべき事績を、私たちは、あらためて、
クリスマスの日に噛みしめます。