蜘蛛の糸

この糸は何処に繋がっているのだろう・・・。
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駿府博物館 宮沢賢治・詩と絵の宇宙 雨ニモマケズの心

2013-10-20 22:22:17 | 美術館、博物館

よくも、まぁ、ポコポコと台風出来るものです。。。。
18号があまりに酷かったので、あれから台風が出来る度にドキドキします。。。。。


え~っと、没後80年と言う事で駿府博物館で「宮沢賢治・詩と絵の宇宙 雨ニモマケズの心」と題して特別展が開かれてます。 駿府博物館公式HP
宮沢賢治の作品の挿絵や賢治自身の水彩画、詩「雨ニモマケズ」の原本の手帳の展示があると言う事で静岡までやって来ました♪


場所は静岡駅北口真ん前よりちょい左です。詳しくは下に地図貼っときます。

  

日曜日だったので来場者も多かったです。入場料800円払って中に入ると賢治直筆の「雨ニモマケズ」の手帳の展示です!
早速 鼻血必至の大興奮ものです
その近所には高村光太郎の「雨ニモマケズ」の書があり。又しても鼻血注意です!
私よりも賢治好きな方には以降も鼻血注意物ばかりで貧血で倒れない様に前の日にはレバーを食べて来る事を勧めます。
以下も「棟方志功」は出てくるし「菊池武雄」出てくるはで色々とヤバイのですが・・・・。 全てを触れてもクドすぎるので・・・・。
他には・・・・。
名倉靖博さんの「セロ弾きのゴーシュ」
スズキコージさんの「オッペルと象」
田原田鶴子さん、東逸子さんの「銀河鉄道の夜

は作品の世界観が抜け出た様な、、なんとも快晴でない感じが出ていて好きでした。

※ 以下、売店で売っていたポストカードを勝手にスキャンした画像です権利等々問題があり不利益を被った方は訴える前に警告して下さい。 m(__)m

これは賢治の絵です。 (これが岩手山かどうか位は聞いておけば良かったと今になって思う。) 賢治らしい優しい絵です。


先程、触れたスズキコージさんの作品です。 この象な感じが世界観。


これも先程触れた名倉靖博さんの作品です。、、、同じ「セロ弾きのゴーシュ」の絵だけど、この右側に展示してある作品が実はもっと良いです。
是非、観て下さい。

それとよく見かける賢治のこの写真。

実は日照りで枯れた田んぼを心配してるかと思っていたが、、、この展示会で、賢治が尊敬するベートーベンの散歩する姿を真似てたことが判明w
それをカメラマンに説明する賢治を想像するだけで面白いですね~。 

至福な時間を過ごさせて頂きました。 思わず2週してしまいましたw 近ければもう一度行きたいのですが・・・・。なかなか・・・。
と思っていたら。。どのみち静岡には11月1日に「大道芸ワールドカップ」見に行かねばならないのでした。(11月の24日までやってるし!)
もう1回行けます。 (賢治の直筆を見られる機会は出不精の私にはなかなか無いので・・・・・。)

駿府博物館地図



追伸
私が本を本格的に読む様になったのは20歳過ぎで、読む切っ掛けになったのは当時の職場の同僚(メガネ屋)で知り合ったK君が・・・・。
「何で「宮沢賢治」読まへんの??? 俺の持ってる文庫とりあえず読んでみ~。」
当時それ程、本好きでもなかったが勧められて読んだら大いにハマり。あっと言う間に読破した思い出がある。

追伸ながら、もう少し賢治について・・・・・・。

1867年に大政奉還があり、その年に漱石が生まれ、それから25年後芥川が生まれ、4年後の1896年(明治29年)に賢治が生まれている。
日本開国してまだ間もないと言っても良い位なのに、漱石にしろ芥川にしろ賢治にしろ・・・・。
天才っぷりったりゃありゃしません!!  才能ダダ漏れ作家達です。

その中でも賢治の生活目線は低く常に暗いです。。だけど優しいです。
学校の国語の授業でもっともっと賢治の作品が扱われば、もしかしたイジメは少なくなるかも知れません。
宮沢賢治の作品と言えば・・・。
『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『風の又三郎』『セロ弾きのゴーシュ』が有名所で勿論、賢治色豊かで物語の構築の上手さが面白いですが
私が一番好きで私に宮沢賢治の素晴らしさを教えてくれたK君も絶賛だった「猫の事務所」「夜鷹の星」は別格と言えるだろう。
どちらも差別をテーマにしてイジメ問題にも繋がります。とても大事なテーマです。
是非、学校の国語の授業で扱って無かったら教科書に載せて欲しい。 国語の授業で扱う本って子供に思想を植え付けるには最適で逃したら戻って来ないのだ!!


追伸2  (ぶっちゃけると実は「猫の事務所」のオチについては未だにどうかと思う)


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