久しぶりに訪れた日はあいにくの雨だった・・・
いつもこの道を通って浪速貨物駅へむかうのだがこのときすでに嫌な予感がしていた。この道路の雰囲気と休止後の臨港線の風景は変わらない
しかし・・・
撤去から数ヶ月・・・近くにある工場・造船所関係の資材・トラックが停まっていた。
広い元石油積卸施設のあった痕。ぺんぺん草が生え広い空き地がそのままとなっていた。(休止時参照)
かつて埠頭へ延びていた引き上げ線は往時とかわらない
すっかり寂れてしまった駅構内。レールは茶色に錆び構内にいつもいたスイッチャーも姿を消してしまいいるのは解体予定のワム4両・・・・
早速撤去がはじまっていた・・・レールが消え広い空き地になるのは時間の問題である。
どこにいったのかと思っていた保線トロッコおよそ2年振りの再会であるが悲しい再会となってしまった。
保線トロッコの車輪が一輪だけ残っていた。
撤去され積み上げられた枕木たち・・・廃線独特の風景がもうすでにここにあった。
休止の看板があるものの廃止されたとわかる・・・踏み切りの遮断棹がなくなっている。
そっぽをむいた信号機・・・ではなく踏み切り警報機。
レールを光らせているのはDLの車輪ではなく車の車輪
軌道敷内駐停車禁止・・・・・もう役目を果たした看板がここにあった。
つづく・・・・