水槽の魚をすべてすくい出してバケツに移します。
こうすれば水換えと一緒に水槽内のコケや汚れも徹底的にきれいにできます。
しかし2週間前に換水したばかりにも関わらず、白いバケツに入れてみると海水の黄ばみがはっきりとわかりますね。
魚の数も入っているし、餌を大量に与えているのでしかたないとは思いますが…。
ところで8月14日のブログで書いたマダガスカルバタフライフィッシュは、残念なことに今朝死んでしまいました。
ちょっと他の魚から攻撃されているなと感じたら、やはりすぐに対処しないとまずかったようですね。
反省しています。
換水を終え、海水の濁りが治まったところで魚を元に戻します。
乱暴なオニハタタテダイは、上段水槽に隔離しました。
僕は硫酸銅治療の際、水槽内の銅イオン濃度が0.4ppmになるように投薬します。
8月15日に作った硫酸銅原液は、1,000リットルの海水に1,000cc入れると銅イオン濃度が1ppmになるよう調製してあります。
僕の水槽の総水量は290リットルですから290cc入れると1ppmになります。
0.4ppmはその4/10ですから、116cc投薬すればよいことになります。
メスシリンダーで正確に116ccの硫酸銅原液を計ります。
さて、これを水槽に投与すれば水槽の飼育水の銅イオン濃度は0.4ppmになります。
しかしそのまま注いでしまうと、その部分が極端に濃い濃度となってしまい、魚に後遺症が残る(下手をすると即死します)ことになります。
そこで原液を真水で500~1,000cc程度に薄めてやります。
薄める真水は精製水の方がよいのでしょうが、一度精製水で薄めに調製しているので水道水でもさほど問題は出ないようです。
硫酸銅原液を水道水で薄めたものを「投与用溶液」と呼ぶことにします。
さて、ここで新兵器登場です。
これは手術の前などに腸内洗浄を行なう際に使用する医療器具で、イルリガートルといいます。
新宿区歌舞伎町にある怪しげな玩具屋さんでも売っていますが、僕は理科実験用器具のネットショップであるココで購入しました。
イルリガートルの先端には本来、腸カテーテルというゴム管をつなげるため、接続口が太くなっています。
このままでは硫酸銅治療には向きません。
色々と試してみたところ、エアチューブのつなぎがはまることがわかりました。
ここをポリプロピレンに使える接着剤(コニシのGPクリヤー)で接着し、その先にかかりつけの病院で購入してきた針を外した「輸液セット」(点滴する時に薬がポタポタ垂れてくるアレ)を接続しました。
イルリガートルに投与用溶液を入れ、水面よりも高い位置に吊すと滴下が始まります。
大体、20~30分くらいですべての投与が終わるように滴下の量を調節します。
滴下の量があまり早いと、魚が高濃度の銅イオンにさらされてショックを起こしてしまいます。
これで硫酸銅治療が1回終わります。
以上の行程を毎日1回行ないますが、次回からは銅イオンが残留しているはずなので、残留濃度を計測してから0.4ppmに足りない分を投与するようにします。
最後に、硫酸銅治療中は殺菌灯は消しておかないと紫外線照射によって銅イオンの効力がどんどん落ちてしまいます。
こうすれば水換えと一緒に水槽内のコケや汚れも徹底的にきれいにできます。
しかし2週間前に換水したばかりにも関わらず、白いバケツに入れてみると海水の黄ばみがはっきりとわかりますね。
魚の数も入っているし、餌を大量に与えているのでしかたないとは思いますが…。
ところで8月14日のブログで書いたマダガスカルバタフライフィッシュは、残念なことに今朝死んでしまいました。
ちょっと他の魚から攻撃されているなと感じたら、やはりすぐに対処しないとまずかったようですね。
反省しています。
換水を終え、海水の濁りが治まったところで魚を元に戻します。
乱暴なオニハタタテダイは、上段水槽に隔離しました。
僕は硫酸銅治療の際、水槽内の銅イオン濃度が0.4ppmになるように投薬します。
8月15日に作った硫酸銅原液は、1,000リットルの海水に1,000cc入れると銅イオン濃度が1ppmになるよう調製してあります。
僕の水槽の総水量は290リットルですから290cc入れると1ppmになります。
0.4ppmはその4/10ですから、116cc投薬すればよいことになります。
メスシリンダーで正確に116ccの硫酸銅原液を計ります。
さて、これを水槽に投与すれば水槽の飼育水の銅イオン濃度は0.4ppmになります。
しかしそのまま注いでしまうと、その部分が極端に濃い濃度となってしまい、魚に後遺症が残る(下手をすると即死します)ことになります。
そこで原液を真水で500~1,000cc程度に薄めてやります。
薄める真水は精製水の方がよいのでしょうが、一度精製水で薄めに調製しているので水道水でもさほど問題は出ないようです。
硫酸銅原液を水道水で薄めたものを「投与用溶液」と呼ぶことにします。
さて、ここで新兵器登場です。
これは手術の前などに腸内洗浄を行なう際に使用する医療器具で、イルリガートルといいます。
新宿区歌舞伎町にある怪しげな玩具屋さんでも売っていますが、僕は理科実験用器具のネットショップであるココで購入しました。
イルリガートルの先端には本来、腸カテーテルというゴム管をつなげるため、接続口が太くなっています。
このままでは硫酸銅治療には向きません。
色々と試してみたところ、エアチューブのつなぎがはまることがわかりました。
ここをポリプロピレンに使える接着剤(コニシのGPクリヤー)で接着し、その先にかかりつけの病院で購入してきた針を外した「輸液セット」(点滴する時に薬がポタポタ垂れてくるアレ)を接続しました。
イルリガートルに投与用溶液を入れ、水面よりも高い位置に吊すと滴下が始まります。
大体、20~30分くらいですべての投与が終わるように滴下の量を調節します。
滴下の量があまり早いと、魚が高濃度の銅イオンにさらされてショックを起こしてしまいます。
これで硫酸銅治療が1回終わります。
以上の行程を毎日1回行ないますが、次回からは銅イオンが残留しているはずなので、残留濃度を計測してから0.4ppmに足りない分を投与するようにします。
最後に、硫酸銅治療中は殺菌灯は消しておかないと紫外線照射によって銅イオンの効力がどんどん落ちてしまいます。