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Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

葉山とシュヴァンクマイエル 前編

2005-09-10 23:58:44 | daily life
今日は土曜日だけどチェコ語講座はお休み。
なぜなら、今日はお店の人もチェコファンも(?)葉山に集合する日だから!

そう、今日は神奈川県立近代美術館 葉山で行われる『シュヴァンクマイエル展』の初日でした。
ご存知の方も多いと思いますが、ヤン・シュヴァンクマイエルは、チェコを代表する映像作家であり、シュールレアリスト。絵や人形のみならず、肉や家具や食器など、日常世界のあらゆる物たちにアニメーションと言う技術を使って命を与え異形の物に変容させる、グロテスクでエロティックな映像作品で人気を集めています。日本でも『オテサーネク』『アリス』などの作品で注目を集め、ファンは多数。
私は、(たぶん)中学生の頃『ファウスト』を観て、「こんな有機的でグロテスクなアニメーション表現があったのか!」と衝撃を受け、自分がアニメーションを作る時も頭のどこかに彼の作品を置き、ずっと憧れ続けてきた人です。
御歳71歳になりますが、まだまだ元気で、今年は新作映画も作りました。

今回は、うちの雑誌で展覧会情報をちょっとだけ掲載させていただいたこともあり、「ano」の方やPR担当の方にシュヴァンクマイエル氏のインタビュー会やレセプションにも誘っていただいたので、かなり興奮気味ででかけました。

逗子駅からバスで美術館へ。
午後1時頃着いて、まずは展示を見る。
まだ空いていたので、じっくり作品に近寄って見ることができました。
ひとつひとつ詳しくは書きませんが、コラージュ、絵画、立体オブジェ、映画に使われた小道具、と盛りだくさんの内容。ユーモラスにグロテスクに世界を再構築していく、彼の縦横無尽なセンスがたっぷり味わえます。「触覚の実験」をテーマにした作品など、実際手で触って感じるものもあって楽しい。

「シュヴァンクマイエル来たよ!」と知り合いの方に呼ばれて振り向くと、小柄なおじいさんが人に囲まれて入ってきました。おおっ、ちょっと気難しそうな感じだけど、思っていたより若い! 聡明さが伝わってくるような顔立ちです。

そして、いよいよインタビュー会へ!


以下、また長くなりそうなので、つづく。


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