週刊誌がある有名人の学歴詐欺疑惑を掲載した。
私だって有名人にでもなっていたら学歴について嘘つくかも知れない。「教養」に憧れがあるのだ。10歳そこらで将来は弁護士になりたいと言っていた。兄の一人が秀才で事実弁護士を目指し東京大学を志望していた、からだろう。弁護士が何をするのかも知らなかった。
実際の学歴。小学校、中学校時代。家庭事情は最悪。母子家庭。貧困。ネグレクト。たった一人で住んでいた事もあった。中学1年の時数週間無断欠席した。心配した担任が家庭訪問。保護者が居ない事がばれる事を怖れ、翌日から登校再開した私。
高校入学試験は落ちた。
勉強をしていないのだから落ちるのは当然。
受かったとしてもその高校へ通学できなかったろう。お金がない。
入学金、教科書代、制服購入。どれも不可能。
で、なぜ高校入試?「教養」に憧れていた私。
クラスの友達たちに貧しい私を隠したかった。