写真は20年以上も前のものとなりました

つれづれなるまゝに日ぐらしPCに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつづっていきます

走らない

2013年12月23日 | 随想

 

 

師走・・・

  

普段は何気なく使っている言葉でも、日経新聞が取り上げると、

これは眉ツバだな・・・」と思ってしまうクセがついてしまった・・・・。

 

下記の、日経コラム「春秋」(2013/12/21付)も、そうである。

 

  師走の「師」は、お坊さんのことだと習った記憶がある。

  学校の先生を指すという説もある。普段どっしり構える

  偉い人たちが、あまりに忙しくて、ちょこちょこ走り出す。

  その姿を想像すると漫画のようで面白い。そのせいか

  陰暦の月で最初に覚えた名は師走だった。

  ▼師と呼ばれるのは、知識や経験を積み、人々に語りかけ、

  導くような職業だろう。医師、教師、牧師、占師、漫才師……。

  (中略)同じ発音でも「士」よりも「師」の方が、どこか高級で

  格が上の印象になる。

  ▼「士」は専門的な技能を持ち、誰かの代わりに働く仕事が

  多いらしい。弁護士は被告や原告の代理人として裁判に臨む。

  税理士は納税者に代わって税金を計算する。保育士は

  親の代役で子供の面倒をみる。

 (以下、略)

 

そうですか、日経は、占師や漫才師のほうが、弁護士や税理士よりも

「高級で、格上」と考えているのですか、そうですか・・・

 

まぁ、そう思いたくもなるような書き方である。

 

職業の貴賎?・・・ある(と皆、思ってる)に決まってんじゃん。

 

そのうちに慰安師とか言い出しかねないぞ(笑)。

・・・実現しそうで困る・・・

 

 

婦負(ねい)・・・その2」 とかで、何度も書いているが、

  「ある言葉を漢字に置き換えると、その漢字そのものが

  意味を持っているので、元の言葉も、その漢字の意味に

  転化してしまう」

そういう例の1つが、ここにもあった。

 

「しわす」を「師走」と書くから、「師」とは? となって、

日頃ヒマな教師が議員とか役所とか令色に忙しいとか、

いや、昔は、坊主が、お盆と年暮れに檀家でお経を読んで

御布施を稼ぐ習慣だった、とか言われるようになったのである。

 

 実は、

万葉の昔から12月は 「しわす」と呼ばれていたらしく、

万葉集 巻八 1648 に、紀女郎(きのいらつめ)

 「十二月には沫雪降ると知らねかも梅の花咲く含めらずして」

 (しはすには あわゆきふると しらねかも

  うめのはなさく ふふめらずして)

が、あったりする。「十二月」と書いて「しはす」と読む。

 

日本書紀でも、神武天皇紀に

 十有二月丙辰朔王午、安芸国に至り埃宮(えみや)にいたまう

という記述があり、この「十有二月」を「しはす」と読むのだそうだ。

 

 

師走という「当て字」を使うようになったのは江戸時代からで、

上述の、坊主が年末にあちこちの家々を忙しく走りまわった

ことからの、「師馳せ月」(しはせづき)が元なのだという。

 

では、なぜ、12月を「しわす」と読んでいたかというと、

これが諸説紛々で、定説は まだ ない、とのこと。

 

1月の「睦月」が、もとは「産む月」だということは はっきりしており、

3月の「弥生」が、「いやさか(弥栄)」と似たような使い方で、

「いやおい(生い茂るの『おい』)・・・ますます成長する、の意なので

おそらくは、産まれる直前の状態を表しているのだろう、ということ

までは、判明しているらしい。

 

 

その他の説としては、

12月は1年の終わりの月なので、仕事仕舞いの月という意味の

「仕極(しは)つ」が語源との説。

『し』が仕事の「し」で、『はす』とは「果てる」の意味。。

 

仕事以外の諸事一般の為す事が終わる、ということで、

「為果つ月(しはつつき)」という説とか。

 

あるいは、年末という

「としはつるつき」や、「としはするつき」が訛ったという説。

 

江戸時代の貝原益軒などの『日本歳時記』では、

「しわすというは四時の訛音なり。四極月(しはつづき)なるべし」

とあり、四時(春夏秋冬)が果てる意味の「しはつ」が訛って

「しわす」になった、という説を残している。

 

 

井原西鶴の「世間胸算用」のなかには、

「殊に極月(しはす)坊主とて、この月は忙しきに取り紛れて・・・」

という部分があり、この「極月坊主」というのは「師走浪人」と同じで、

盆には忙しいが、年の暮れには世間の相手にされないということで

無用の存在」という意味で使われている、そうだ。

 

無用、か..... これは寂しい・・・。

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話は変わって、

「青いキリン」 (「世界のジョーク地図【1】」 より)。

 

 ある酔狂な大富豪が言った。

 「もしも青いキリンを私に見せてくれたら、莫大な賞金を出そう」

 それを聞いた それぞれの国の人たちは こんな行動をとった。

 

 イギリス人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、

 徹底的に議論を重ねた。

 

 ドイツ人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、

 図書館へ行って文献を調べた。

 

 アメリカ人は、軍を出動させ、世界中を探し回った。

 

 日本人は、品種改良の研究を重ねて、青いキリンをつくった。

 

 中国人は青いペンキを買いにいった。

 

 

オチを解説するほど ヤボなことはないのだが、

このジョークを裏付けるのが、下記の写真である。

 

(の山)

 

(元記事)

http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=45112

 

 

もう1つ、定番中の定番。

 

  ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。

  船長は乗客たちに速やかに船から脱出して

  海に飛び込むように、指示しなければならなかった。

  船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。

  アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」

  イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です」

  ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています」

  イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」

  フランス人には「飛び込まないでください

  日本人には「みんな飛び込んでいますよ

 

最近は中国と韓国を追加した新バージョンも好評とのこと。

  中国人には「海の中にうまい魚が泳いでいますよ」

  韓国人には「日本人も飛び込んでいますよ」

 

 ギリシャ人とかの お話は後日・・・・。

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“Santa Claus” の発音は、
サンタク ロース ではなく、サンタ クロー

 

サンタクロースはおかしい?」 とか、

weblio」の音声とかで ご確認を。

 

ちなみに隣国では「聖誕老人」。

こんな使い方しか・・・・