地図のない旅

地図を持たない行き当たりばったりの旅日記です。旅先で触れたこと、感じたことを写真を織り交ぜて綴っていきます。

奥武蔵の名刹を訪ねる旅 -小殿から竹寺-

2010-05-23 20:39:58 | ☆埼玉の散歩みち
最近になって、奥武蔵の自然の囲まれた古刹や名所をめぐってみようという気になりました。
GWの最終日に「椿堂から馬蹄寺」を廻ったのが一つのきっかけでした。
まだまだ埼玉にも所によって見事な自然が残っている事を再認識させられたお散歩でした。
奥武蔵を散策する場合、普段のお散歩のような気軽なものではなく、ある程度「山歩き」を意識した準備も必要ですし、体力にも不安を感じていました。
今まである意味避けていましたが、「旅の終わり」も近づいている今日この頃、積極的に行動する事にしました。
そこで、今日は小殿から竹寺、子の権現、吾野駅までを一気に駆け抜けるコースを選んでみました。


2010.5.22 


すっきりした晴天ではありませんでした。
まあ、日焼けしなくて良いかも知れません。

今日は、朝4時半起きで、洗濯と掃除をすませてから7時過ぎぐらいに家を出ました。
電車とバスを乗り継いで、小殿の山道入口に着いたのは11時を過ぎていました。








山を甘く見ているつもりはありませんが、山歩きをするような装備を持っていないので、Tシャツにジーンズ、スニーカー履きです。
う~ん、確かに「山をなめている」かも知れません。
言われてみると、バスの中で見た人たちは、皆「山歩きスタイル」です。
靴から違います。
おいらの格好は一人だけ浮いていたかもです

それにしても石段があるなら大した事はないと登り始めました。







すぐに自分の間違いに気がつきます。
石段は最初だけ。
「え、こんなトコ歩くの?」って感じです。









登るに連れて、ドンドン傾斜もキツくなります。








洒落にならないぐらい過酷な登りでした。
40分程かかってようやく山頂に辿り着きます。
「辿り着く」という表現がピッタリです。








最初の目的地の竹寺は、まだ山道を1キロ以上歩くようです。
ネットなどで調べると、竹寺まで60分となっているので、少しだけ早いペースです。








若干の下り道です。
10分程で竹寺に着きました。








広い境内には、見どころがたくさんありました。








竹寺は、正式には医王山薬寿院八王寺と称し、本尊「牛頭(ごず)天王」です。
本地仏「薬師如来」を祀る神仏習合の姿が奇跡的に残った東日本唯一の遺構とされているそうです。
明治維新の際に発令された神仏分離令により、神社とお寺は無理やり分けられてしまったのですが、この竹寺は奇跡的に神仏分離を免れて昔のままの姿で残っているものです。
確かに珍しい風景です。
お寺に鳥居ですから。しかも「茅の輪」付です。







休憩も兼ねて境内を散策します。








ここではしっかりとお願い事をして「護符」をいただきます。
願い事が叶うと良いですが...。
それにしてもお寺に狛犬ですか...。
神仏習合の姿が残っている所以ですね。

















牛頭明王像です。









回向柱発見です。
しっかりと拝んでおきます。










そろそろ次の「子の権現」に向かいます。







綺麗な景色で普段の目の疲れも楽になった気がします。
境内をゆっくり散策したので、足の疲れも随分楽になりました。
これでまた、元気に山道を歩けます。


永くなりましたので、続きの「子の権現」は次回です。






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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
竹寺は (たか@)
2010-05-23 21:45:48
私も30年ほど前に行ったことがありますが、あまり記憶がありません(^^;
ビールを売っている店とかありましたっけ?(笑)
返信する
☆たか@さん (礼次郎)
2010-05-23 23:36:14
しばらくですね。

竹寺には、売店はありませんでしたよ。
次に記事にする「子の権現」には売店が2軒ありました。
ビールがあったかは見てませんが、恐らく置いてるのではないかと...。
返信する
新緑 (グリーンサム)
2010-05-24 18:40:26
新緑が目に染みます。
趣のある良いお寺?ですね。

茅の輪くぐりは京都では、夏越祓(なごしのはらい)といって6月の末に行いますよ。
その日はミナヅキという外郎のような和菓子を食べます。

旅の終わりが近づいたという一文が気なりました…??
返信する
☆グリーンサムさん (礼次郎)
2010-05-24 19:21:24
はい、お寺ですが、神仏習合です

茅の輪くぐりは、このほかでは中尊寺で見かけました。
ここも通年という感じでしたが、さすが京都では、キチンとした行事として成り立っているのですね。


旅にはいつの日か終わりがくるものです。
そんな「旅の終わり」が近づいたと意識しています。
はっきり決まったわけではありませんが、ブログの最後の記事のタイトルを『旅の終わり』と決めています。
『旅の終わり』という記事がUPされる事があったなら、『地図のない旅』の第一巻が終わりだと思ってください。
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