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僕だけの「橋本奈々未物語」 <第一章> 〜 迷い込んだ女神 〜

2017年03月07日 03時48分31秒 | 乃木坂46【感想など】

<はじめに>

これは、先日の記事で触れた

【 僕だけの「橋本奈々未物語」】

の、第一章を短く編集したものです。

そして、これは、
とある方へのお礼の記事でもあります。

「何のことだかサッパリわからない」

という人は
無駄に長いだけの文章なので、
読まないことをオススメします!(笑)


そしてそして、

ここから先は、私の、
とある乃木ヲタのただの妄想です。
全部フィクションです。

真実なんて1mgも含んでいない
架空の「橋本奈々未物語」です。

そのつもりで読んで下さい。

宜しくお願いします。





------- キリトリ -------




僕だけの「橋本奈々未物語」

<第一章>

〜 迷い込んだ女神 〜




やっぱり、
橋本奈々未は「迷い込んだ女神」なんだと思う。

彼女を知れば知るほど、
彼女のことを考えれば考えるほど
そう思ってしまう。


本当ならアイドル、というか
芸能界にいるはずのなかった存在。

僕たちの前に現れるはずのなかった

「異世界の女神」

それが橋本奈々未だったんだと思う。


神様のいたずらみたいな奇跡が重なって、
僕らの世界へ繋がるドアを
偶然開けてしまった18才の女の子。

まるで
不思議の国に迷い込んだアリスのような、

まるで
舞踏会に迷い込んだシンデレラのような、

まるで
小人の森に迷い込んだ白雪姫のような、


うーん・・・。
なんか少しキャラが違うな。
やっぱり一番近いヒロインは、これだと思う。



「かぐや姫」



異世界へ迷い込んだかぐや姫。

それが橋本奈々未なんだと思う。


でも、なぜかぐや姫なのか?


それを説明するために、
まずは
橋本奈々未の物語を語ることにします。

と言っても
ただの妄想なんだけどね(笑)


彼女の物語は
親の反対を押し切って
北海道から上京したところから始まる。

あまり裕福な家庭ではなかったので
自分で学費を稼ぐ大学生活。

「なんとかなるだろう」

と、上京したものの
現実はそんなに甘くなかった。

どうにかギリギリ生活できているのが現状・・・。


実は
僕も橋本と同じような経験がある(笑)


親の反対を押し切ってド田舎から上京し、
決して裕福な家庭ではなかったので、
全部自分でなんとかしなきゃいけなくて、

バイトを掛け持って、
なんとか授業料を払って、

睡眠時間を削ってバイトして、
学校で仮眠してバイトして・・・。

学費を稼ぐためのバイトなのに、
バイトをすればするほど勉強できなくなるジレンマ。

それでも親には心配かけたくないから
泣き言なんか言えるはずもなくて、

「何のために東京に来たんだろう・・・・」

と、自問自答する毎日。

何をどうすればいいのかもわからなくて
ただ必死にもがくだけ。

前に進んでいるのか
後ろにさがっているのか、
どっちが前か後かさえわからなくなる
迷子みたいな日々。

でも、これだけはわかっていた。

「このままじゃダメだ・・・」

それだけは痛いほどわかっていた。


橋本も同じだったんじゃないかな?


そんな、
迷子になりかけた橋本が偶然見つけたものが、

「乃木坂46のオーディション」

だったんじゃないかな?

橋本がこの時期に
この若さで悩んでいたからこそ、

この時期に
乃木坂のオーディションが開催されたからこそ、

この2つの偶然が重なったからこそ、

橋本奈々未は
僕らが住む世界へ繋がるドアを開けたんだと思う。


「パスタがあればなんとかなる」
というレベルの貧乏を経験している彼女なら、

「もしも、このオーデションがダメなら、
水商売も考えなきゃいけないのかな・・・」

というところまで
追い込まれていたんじゃないかと思う。

だから、
開いたドアの向こうが
「異世界」だとわかっても飛び込んたんだと思う。

飛び込むしかなかったんだと思う。



こうして

偶然の歯車が
奇跡的に噛み合って開いたドアをくぐって、

18才の橋本奈々未は
まるで運命に導かれたように、
見えない何かに背中を押されたみたいに、

僕たちの世界へ迷い込んだ。




でも、

そこは想像を超えた世界だった。

見るものすべてが初めてだったし、
時間の流れが早すぎて
環境の変化についていくのが精一杯だった。

しばらくして彼女はこう思う。

「ここは本当に自分がいるべき世界なのかな?」

初期の橋本はそんな表情をしている。

それは、そこが、

自分の価値観と
あまりにもかけ離れた世界だったからだ。

まさに「異世界」


でも、後戻りはできない。
いや、後戻りだけはしたくない。

あんな生活には戻りたくない。

選んでもらったことにも
きっと意味があるはずだ。
それにかけてみよう。

私なりに頑張ってみよう。

そう決めたからには、まずは現状把握だ。

落ち着くために深呼吸して
周りを見渡した。

そして
仲間がいることに気づく。

みんな自分でドアを開けて入ってきた女の子たち。
一人じゃないことが少しだけ安心させてくれた。

でも、

すぐに別の不安が襲う。

彼女たちのほとんどが
「自ら望んでこの世界に入ってきた」
と知ったからだ。

この世界に憧れてきた子。
この世界で戦う覚悟で入ってきた子。
この世界で生きることに真剣な子。

偶然迷い込んだのは

少数派だった・・・。



そして、
仲間たちの真剣な思いを知れば知るほど、
「自分はこんな中途半端な気持ちでいいんだろうか?」
と、思うようになる。

それでも神様は
橋本の運命の歯車を動かし続けた。

彼女の「不安な気持ち」がファンの心をくすぐる。

「あの子、なんか普通と違うよね・・・」
「アイドルっぽくないけど、それがいいよね・・・」
「気になる存在だよね・・・」

さらに、
その美貌と内面のギャップが橋本の存在を際立たせる。

歯車は、もう誰にも止められなくなってしまった・・・。



この頃になれば橋本自身も
自分が何を求められているのかを理解し始める。

真面目な性格も手伝って、
橋本はスタッフの要望に応え、

何より、ファンの思いに応えていった。

一度やると決めた仕事。
やるからには全力で、真剣にやろう。

しかし、
頑張れば頑張るほど、
経験すればするほど、
仕事を覚えれば覚えるほど、
ファンが応援すればするほど、

「やっぱりここは自分のいるべき世界じゃない」

と思い知ることになる。

なんとも皮肉な話だ・・・。



そして僕は、
橋本奈々未を知れば知るほど
こう思うようになる。


「まるで、かぐや姫みたいだな・・・」




静かな夜。

淡い月光の中、
凛とした姿で満月を見上げる美しい少女。

かぐや姫。

この世のものとは思えない美しい横顔。

まるで繊細なガラスの彫刻のように、
触れたら壊れてしまいそうな
儚い刹那の美しさ。

しかし、
月を見つめるその瞳は
戸惑いと不安で揺れ、濡れている。

その姿を見て
心を奪われない者などいないだろう。

そして、
観る者すべての頭の中に
こんな言葉が浮かぶ。

「彼女は、いつか自分の世界へ帰る存在」
「やっぱり、僕らの世界の人ではないんだ・・・」


だから僕は
橋本が「月に帰ります」と言っても驚かなかった。

「ついに、この時が来てしまった・・・」
と素直に受け入れると同時に、
「帰してあげたい」
と思った。

ただ、
自分の想像を超える量の涙が溢れ出て
ビックリしたけどね!(笑)



実は、
僕は橋本が卒業を発表する前に
この「かぐや姫みたいな表情」を
見たことがあった。


去年の夏。
神宮の3日間。

橋本は、初日からいつもと少し様子が違った。

最初は「体調が悪いのかな?」とも思ったが、
2日目も同じような表情。
体は動いているから体調が悪いとは思えない。

笑顔はいつもの橋本なんだけど、
時折見せる一瞬の表情が、
なぜか僕の心に引っかかった。

いつもと雰囲気が違うというか・・・、
言葉では説明が難しいけど
僕を不安にさせる、
なんとも言えない表情だった。

僕は、橋本から目が離せなくなった。

そして、
コンサートが進むにつれて、
「橋本を心に刻め・・・」
と、心の奥のもう一人の自分がつぶやくようになった。

だから、僕は橋本奈々未を必死に追いかけた。



次の日、神宮3日目・千秋楽。
ツアーファイナル。

開演前。
台風一過の空に現れた虹。

まるで映画のような出来過ぎた展開に、
胸の奥がザワザワしたのを覚えている。

そして、僕は見てしまう・・・。


ステージに立ち、
3万5千人のファンを見渡す橋本の表情は
まるで月を見上げるかぐや姫のようだった。

「私にとって、これが神宮ラスト・・・」

橋本の表情から

そんな声が聞こえた気がした。

その瞬間、涙が溢れた。

そして頭の中に、

「橋本、卒業」

と、いう言葉が浮かんだ。

涙が止まらなかった。



だから、
いつかのコメントに、

もうすぐ、メインメンバーが卒業を発表する気がして・・・。
乃木坂のひとつの時代が終わる気がして・・・。
自分が好きになった乃木坂が変わってしまう気がして・・・。

と、書きました。

ある意味、
僕にとっての橋本の卒業コンサートは
去年の夏、神宮でした。

特に3日目はそのつもりで観ていたし、
あの日、僕は全力で橋本を心に刻みました。

そして、
その思いを込めて神宮3日目の感想を書きました。
だから冒頭にあんなことを書きました。

泣きながら書きました。

消えていく虹が、

まるで橋本みたいだったから・・・。




気持ち悪くてすみません。

色んな意味で(笑)




------- キリトリ -------




これ以降は自分の話になるので、
気持ち悪いだけなのでカットします!(笑)


そして、この先、

<第二章> 〜 仲間と戦友。そして、孤独。〜

というタイトルで
白石や御三家や
その他のメンバーとのくだりへ続くんですが、
長すぎるのでやめときます(笑)






<最後に>


橋本奈々未という名のかぐや姫は

月へ帰っていきました。

後ろ手でピースしながら笑顔でドアを閉め、

自分の意志で鍵をかけました。

「二度と開けない」と覚悟を決めてかけた鍵。

こちら側からは絶対に開けられない鍵です。



でも、彼女は元の世界に

帰って行っただけなんだと思います。

偶然迷い込んでしまったこの異世界から

彼女が住むべき

彼女が生きるべき

彼女が歩むべき世界へ帰って行った。



残された僕たちは「寂しい」けど、

決して「悲しい」ことではないんだと思います。



橋本奈々未が幸せになる世界は

最初からドアの向こう側にあった。

ただそれだけのことなんだと思います。



迷い込んでくれてありがとう。

僕は今、心からそう思います。






以上です。



長文乱文失礼しました。




ではでは。。。。。