ひよこ造船工房

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Wi-Fi11ac化計画 5GHz 11ac Wi-Fiルータ編

2015年03月20日 | PC

 『折角PCのWi-Fiを11ac化・5GHz化させたのに、ルーターも対応品に新調せねば交換した甲斐がありません!!( ー`дー´)キリッ』

 

 ということで(謎)、今回はWi-Fiルータ(無線LAN親機)の紹介。 といっても当ルータ自体の設定・設置に特に問題が起こらなかったので単なる製品の内容紹介になりますw

 

 実のところ、当初はPCのみ11ac化を行い、acルータ購入はおいおい通信量が増えてから/既存ルータが故障してからと考えていました。 ところが、PCのWi-Fi交換後、近所の2.4GHz電波やBluetoothが混雑し始めたため(誤解、後述)、早期5GHz帯への移行と相成りました…。

 

 

 

■ Wi-Fiルータ 『NEC Aterm PA-WG1800HP2』 製品内容

 

 

 定番、NECのAterm(エーターム)です。 ネットの書き込みでは『クソ繋がらない』、『ゴミ・産廃』など気勢が上がっていますが、単に多数出荷されて分母が大きく初期不良も多いのだと思って気にせず購入^^; 事実、この個体とIntel AC7260との間に接続の問題は起こりませんでしたし、同製品をもう一つ買って中継設定もしましたが、その設定(特定のスイッチを押したり離したり…)もすんなり行えました。

 

 

 

 内容物。 ちなみに、既に中継器としてのペアリングが済んでいるもう1台が同梱された2台セットの商品もあるので、設定が煩わしければそれを購入してくださいネ。 当方はまがりなりにもネットワーク設定経験者ですし、弄る暇も腐るほどあるので(…)価格だけを考慮して安い店から1台ずつ購入しましたw

 

 ハイエンドを選んだのは自宅のWi-Fi機器数を勘案してのこと。 一人暮らしならWG1200HPで十分です。

 

 

  

■ 5GHzのメリット

 

 Wi-Fiの"5GHz帯"は、旧来から11aとして、他の11b、11gよりやや高速(実効容量多目?)な規格として使われています。 しかし、電波法で屋外での無免許使用が禁止されたり、複数のバンドを並列使用する11nが登場してからは速度的アドバンテージも無くなり、5GHz自体過去の物になりつつありました。 (11nにも5GHzを使うものがありますが、対応機器がごく少数で、距離的"繋がりやすさ"は『2.4GHz』なのであまり普及していません…)

 

※ 1つのアンテナ辺り、11nは近接バンド最大2つ束ね(デュアルバンド)、11acは近接バンド最大4つ束ね(クワッドバンド)が可能。 ただし、実際は低速な機器の規格に合わせられ、電波状況によっても実効アンテナ数・バンド数は変わって(減って)いきます。 念のため記すと、端末Wi-FiモジュールのN7260は2.4GHz・5GHzの11nまで対応。 AC7260はそれに加えて11ac が可能ということです。(親機ルータの対応規格が上限)

 

 

 ですが、ここ数年のスマホ・タブレット・通信機能付き携帯ゲーム機の爆発的な普及やそれに伴うWi-Fi経由の多用化で、便利な"2.4GHz"の"11g"や"11n"、"Bluetooth(2.4GHz帯を使用)"の電波が狭いエリアに溢れ返るようになりました^^; そうなると混雑や干渉が発生しやすくなり、速度低下や繋がりにくさ・予期しない切断が発生して逆に使いにくいモノになってきました…。

 

 そこで5GHz帯の移行のメリットです。 メリットは主に2つ。

 

 ・ あまり普及していない5GHz帯を使用

 ・ 通信範囲の狭域化

 

 2015年現在、5GHzのWi-Fiクライアント(子機)はあまり普及していませんので、そもそも干渉の心配が少ないです。 ただ、5GHzが空いているとなると今後5GHz機器がどっと登場して2.4GHz帯の混雑と同様のことが起こる可能性も無きにしも非ず…。

 

 そこで2つ目の『通信範囲の狭域化』。 電波は(同出力ならば)周波数が上がるほど障害物を透過しにくく、回り込みにくくなってきます。 その欠点が逆に他エリアからの5GHz電波の流入を防ぎ、家庭内・オフィス内というような限られた空間で使う分には干渉を少なく出来ます。 そもそも5GHzは屋外では基本使えませんから、近接した路上・商業エリアからの干渉も大分軽減されるハズです^^b

 

 ということで、移動したり繋がりやすさが肝のスマホ・タブレット・携帯ゲーム機のWi-Fiは従来通り2.4GHzだと思いますが、屋内使用に限ると、新規購入に5GHz Wi-Fiを検討する価値は十分にあるんですネ(=゜ω゜)ノ

 

 

 

■ 5GHz 11ac接続結果

 

 

 上がPCを5GHz/11acで接続した結果。 ルータまでの距離は約1.5mです。 左が最高値を記録したとき、右が平均値です。 (アンテナ2基)

 

 ずるいのですが…、これが、いつもPCを使っている直線距離約7mの2部屋先の場所に移ると、最高値260Mbps、平均195Mbps辺りに急激に減衰します^^; 弁護すると、それでも同位置の『2.4GHz 11n(アンテナ2基)接続』より50Mbpsほど速いです。 (実効速度(実ダウンロード速度)も30%アップしましたw)

 

 各家庭で他の電波状況やルータ設置位置、建物の構造で違いが出るでしょうけど、参考にしてください。

 

 

 

■ 自宅周りの2.4GHzが混雑 …ではなかった

 

 満を持して5GHz対応Wi-Fiルータを導入したわけですが…、実はFitAのWi-Fiモジュール交換後の無線不具合の原因は、近隣の電波混雑ではなく、PCのモジュールを交換した際の"アンテナ端子の抜け"でした…。 交換記事でも書いたように、M.2規格のWi-Fiモジュールのアンテナ端子は小さくて堅いため、しっかり刺さったのかが確認しにくかっただけのようです…。 ガタッ…

 

 オチが付いたところで(?)11ac化記事は締めといたします、オサワガセイタシマシタ(=゜ω゜)

 

 

 


 

 

 

VAIO Fit13A 2013.11製造型 Wi-Fi 11ac化計画

VAIO Fit13A Wi-Fi 11ac化計画実行!!

VAIO Fit13A Wi-Fi 11ac化 外伝(笑):フットのテープを取り換え

Wi-Fi11ac化計画 5GHz 11ac Wi-Fiルータ編

 

 

 

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