ひよこ造船工房

納期遅れ常習犯の船大工。 猫画、オーディオ、たまに造船記♪ since 2008.11

壁コンセントを3ピン用に交換…

2014年05月14日 | 特殊工作

 タップ改造に続いて、ついにやっちまいました壁コンセント交換 交換理由は、前回せっかく3ピンのプラグを導入したのにそれを抜いてしまったのはモッタイなかったですし、やはり壁コンセントとの結合を強固にしたいと思ったためです。 (本末転倒…w)

 

 

 

■ 一般家庭の壁コンセント

 

 普通、お家にあるコンセントといえば以下のようなモノですね。

 

 

Dsc07781

 

Dsc07783

 

 多くは…、というか一般家庭はほぼ100%Panasonic(旧National)製、非接地型ならWN1302、接地型ならWN1512Kという型番製品だと思います。 (写真右はWN1302)

 

 壁コンセント交換といっても、これだけでオーディオの電気的・音質的優位性を期待するものではありません。 強いて必要性を言えば、オーディオ用プラグ・電源ケーブル(タップ)には3ピンものが多く、アダプタ無しで差し込むために交換をする例が多いです。

 

 

 

■ これまでの壁コン

 

Dsc07776

 

 こちらが、これまでホームシアターの機器に電力を供給していた壁コン…。 ちと暗いのはご愛嬌。 いままで意識して掃除なぞしてませんでしたw

 

 

Dsc07775

 

 前回のタップのプラグを挿すと…、こんな感じで情けなくなります。 タップのケーブルが固い上にコンセント内部の咬合が緩いので、プラグが捻じれて垂れ下がってしまいます。 これでは電気安全上も疑問です。

 

 

 

■ 3ピン壁コン

 

Dsc07773

 

 はい、今回交換するものがコレですね。

 

 ・ アメリカン電機製 壁コンセント 『7210GD-IV』(薄灰色) (黒色の型番は7210GD)

 ・ 同 プレート 『V41S』(ステンレス ビス1個付き)

 

* 別売のコンセントには壁取り付け用ビスは付属しません。 プレートにはコンセントに取り付けるためのビス1個が付属します。

 

 こちらのメーカー品は、耐久性が必要な用途や多様な形状のプラグに対応するための業務用という性格が強いです。 一昔は、評判の割に入手困難(というかロット単位の大口販売のみ?)だったようですが、今では直販含め通販で容易に入手できます。 (上下の取り付けビス幅は約83.5mmで、もともとPanasonic製壁コンがついていた場所なら取り付け可能です)

 

 選択については、様々なブログ・HPを参考にさせてもらいましたw まぁ、"ろじうむ"とか"くらいお"とかいうものは無視して、とりあえず質実剛健の安いものをということです 今回、考え無しで片側T字穴(高アンペア兼用)の7210GDを選択してしまいましたが、普通のオーディオ用3ピンプラグを差すのでしたら7110GDで十分です。

 

 ちなみに、周知の通り、3ピンというのは別段オーディオ用でもなんでもなく、アース(グランド)結線を追加して電気的安全を図るためのものです。 オーディオにおいては主に、レコードプレーヤーのハムノイズの原因である静電気の逃げ道としてや、電源プラグをしっかりロックするため(etc.)に採用される例が多いです。

 

 

 

■ タップのプラグ

 

Dsc07778

 

 壁コンを3ピンにするので、先日作ったタップのプラグのアースブレードも元に戻しておきましょうね。 (本末転倒…w)

 

 

 

■ ヤシマ作戦!! (交換…)

 

* 屋内電気工事を行うには資格が必要です。 壁コンセントを不用意に開けるのは大変危険です。 交換する場合は専門家(設備工もする電気屋さん)に依頼してください。

 

 と、これは本当に守ってくださいね、大人の事情です… では、ブレーカーを落として、作業を開始してもらいましょう…。

 

 

Dsc07779

 

 はい完成。 まぁ作業中にバシャバシャ撮るのも気が引けたので完成写真でご容赦をw 

 

 

Dsc07780

 

 プラグを挿すとこんな感じ。 ケーブル含め、少し座りのいい位置に微調整する必要がありますが…、緩まずしっかり固定することができるようになりました。

 

 なお、工事を(依頼)する際は、その時間帯に電力が必要な機器が無いか確かめましょう。 夏場は冷蔵庫を長く止められませんし、もしBDレコーダー・nasneの録画が止まったなどの事態が発生すると精神的・家庭的危機ともなりますので…。

 

 

 

■ うんちく

 

 今回3ピン用コンセントに換えた主な理由は、重い電源プラグとケーブルを支えるため。

 

 実は上の完成写真におかしなところがあります。 そう、コンセントを上下逆さまに付けてもらいました これは上部にアースピンがきたほうが支持力が(極僅かに)高くなるからです。 このようにしたら、極性を気にする機器を接続する場合は逆向き(Nが右)になるので注意。

 

 そしてアメリカン電機製コンセントを選んだ理由ですが…、これは内部ブレード構造のため。

 

 

20140514

 

 通常、接地・非接地型問わず、縦穴(I字)型コンセント内は2枚のブレードの"面"でプラグを挟んでます。(NEMA 5-15など) 

 

 

Dsc07806

 

 アメリカン電機製7110、7210は両口とも片側に直角になる板も使って強固な挟み込みをしています。 T字ブレード(メス側)は普通『NEMA 5-20』という規格のT字穴のみに施されているので、NEMA 5-20規格よりさらにブレの少ない強固な噛み合わせが可能なのです。 (本来、T字穴はI字プラグ・L字プラグを兼用して使うための穴です)

 

* 他社、または他モデルの内部構造は不明。 店頭で覗き込むか買って分解して確認してください。

 

 実際、いままでの壁コンと違って、抜き差し時に"ゴリッ"とした手応えがありますヨw

 

 

 

■ 音質・画質変化…?

 

 はい、そんなものはありませんw …まだひよこはオーディオ廃人指定されたくはないので…。 まぁ、これはタップ・電ケー含め、交換した人だけが味わえる醍醐味です …おっと、クチチャック…。

 

 では、また改造ネタにご期待ください

 

 

 


 

 

 

電源タップのケーブル・プラグを交換

壁コンセントを3ピンに交換…

端材で電源ケーブル自作

改めて電源タップを自作!!

 

 

 


 

 

 

Dsc07739

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 電源タップのケーブル・プラ... | トップ | 端材で電源ケーブル自作 »
最新の画像もっと見る

特殊工作」カテゴリの最新記事