@りえ記

観劇と気になる記

例のドーナッツ

2008年06月30日 | 観劇記
「父と暮らせば」をサザンシアターで観て、橋を渡ったら待ち時間30分ほどだったし、時間も早かったので並んで見ることに。実際は20分ぐらいで買えたかな。
ときどき12個いりのボックスだったら待ち時間0分で買えます! との案内あり、ちらほら利用している人たちもいました。
15分ほどすると試食用の一番人気のドーナッツを配ってくれます。丸々1個、太っ腹。確かに出来たてで生地がふわふわでおいしいけど、砂糖の味しかしないので、これ1個で十分・・・ってかんじになる。しかしそのまま列を抜ける勇気はなく、5分後に2個買って帰りました。やっぱり私には砂糖の味が強すぎるので、もう買うことはないだろうなあ。

2008年6月観劇記

2008年06月30日 | 観劇記
2008年6月

1日夜 坂井成紀コンサート@旧東京音楽学校奏楽堂
7日昼 A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM ~THEじゃなくてAなのが素敵~@北九州芸術劇場
20日夜 ヨーロッパ企画「あんなに優しかったゴーレム」@イムズホール
21日昼 加藤健一事務所「レンドミー・ア・テナー」@本多劇場
21日夜 こまつ座「父と暮らせば」@紀伊國屋サザンシアター
22日昼 HOME ROOM 6@天空YAM-CHA酒家
28日夜 隣人と恐竜のポルカ@福岡市民会館

1日夜 坂井成紀コンサート@旧東京音楽学校奏楽堂

 この日を10年待っていたんですよ! 会社行事の関係で、前日に行くこともできなくて、この公演のためだけの上京になりましたが、悔いなし!
 友人のエリカさんとどらみさん、そして超久しぶり(3年ぶりぐらい?)の史絵さんと早めの夕食&お茶。ちょっとだけ寂しい気持ちでパンダのいない動物園へ行くパンダ橋を渡って上野公園へ向かいました。
 ちょっと前までMちゃんが出品していた自由美術展があっていた美術館の近くをぬけて旧東京音楽学校奏楽堂へ。重要文化財に指定された歴史ある建物。
 そしていよいよ開幕。私にとってはミュージカルの名曲を成さんの声で、しかもじっくり聞けるということだけで、ただただ嬉しかったのですが、トークのプロデューサーズの早換えの裏話も面白く、ミスターボージャングルの演出にもぐっときて大満足で帰ることができました。
 またやって欲しいなあ。多少の無理はしても、がんばって行きます。

7日昼 A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM ~THEじゃなくてAなのが素敵~@北九州芸術劇場

 もともとコメディなシェイクスピアを気楽に笑おうというのがテーマだと思われるこのプロダクション。関西弁なセリフとノリだけで、かなり楽しくなるのですが、アドリブ上手すぎの樹里咲穂さんのコアなご当地ネタに会場大爆笑。相変わらず天才的。
 ライサンダーの山内さん、ディミトリアスの竹下さん、パックの植本潤さんをはじめとして、妖精&村人の皆さんもそれぞれ得意のキャラで、それがさらに楽しい雰囲気を作り出しているのかも。。劇団・鹿殺しの菜月さんと、出口さんは初めてでしたが、それぞれ印象的で次に舞台で拝見するまで覚えておこうと思います。

20日夜 ヨーロッパ企画「あんなに優しかったゴーレム」@イムズホール

前回の「火星の倉庫」に続いて2回目のヨーロッパ企画。感じたのは、5月に観た阿佐ヶ谷スパイダースの「失われたときを求めて」と同じ、確かと不確かの曖昧さ。でもバカバカしさテイストはちょっぴり多目で、愛すべき登場人物たちに笑いながら、のびのび観れました。
 この上演回は、作・演出の上田さんと地元の劇団のガラバゴスダイナモスの川口さんのトークショーつき。質問コーナーで「キャスティングはどうやって決めていくのですか」というものがありました。上田さんの答えは「これをやるにあたって、どれくらい神獣を信じるかというのをパーセンテージで聞いて、それも参考にしつつ決めた」ということで、じゃあ会場の皆さんがどれくらいの神獣を信じているのか・・・というアンケートをとることに。結構8割ぐらいの人が70パーセント以上信じているという結果に上田さんもア然。「僕、今ちょっと引いてます」発言に川口さんが「イヤ、この作品観た後だからだと思いますよー」とフォローを入れてましたね(^^;)。あと面白かった質問では「なぜゴーレムという西洋のモノにしたのか」というものに「あんなに優しかった塗りかべ」とかですか・・・日本の妖怪だと、どうしても僕ら日本人は水木しげるさんの絵のイメージにとらわれてしまうところがあるので、西洋のモノの方がまだ固定されたイメージがついてないと思われるので、ということでした。
 シアターTVで7月にちょっと前の公演の「衛星都市のサウダージ」が放送されるらしいので楽しみ。
 「ゴーレム」の東京公演は8月後半。ご都合が合う方はどうぞ。

21日昼 加藤健一事務所「レンドミー・ア・テナー」@本多劇場
 初加藤健一事務所! とか思ったら、去年「詩人の恋」に感動しまくったばかりじゃないですか! と自分につっこみ。
 シュチュエーション・コメディのお手本みたいなドタバタすれ違い、カン違い・・・でも終わりよければすべて良し! オペラスターとミュージカル志望の若者(という設定だと思う)の、つかのまの師弟愛もいい香りづけとなり、さわやかな読後感で劇場を出ることができました。

21日夜 こまつ座「父と暮らせば」@紀伊國屋サザンシアター

 井上ひさしさんの代表作ですが、これまで機会がなくて今回が初見。宮沢りえさんの映画も観ていないので、始まってちょっとファンタジックな設定なのに驚く。なぜ他の人でなく自分が生きているのが申し訳ないと思いつめる桃子の姿に心が傷みます。 
 私も、なぜ同じ線路を歩いていたのに弟でなくて自分が生き残ったのかと思うことがないわけではないから。
 そんな桃子にかけられた「父」の言葉がどうしようもなく暖かい。
 上演時間休憩なしの80分でしたが「いいものを観た」充実感は大きかったです。

22日昼 HOME ROOM6

西村直人さんのFCイベントもHOME ROOMという名前になって6回目。ほぼ西村先生と生徒たちという設定もお約束となりつつあるのですが、美術の時間は似顔絵。みなで先生の似顔絵を書きましょうというもので、上手い下手はともかく、似顔絵を書き易そうな人を見るとウズウズする私のような人間はごくわずかで、結構嫌がってる人が多かったですね。途中でリタイヤする人も(笑)。
 職人・西村直人さんの技を観た! と思ったのが吹き替え実演で、5人のキャラクターをクラブセブンのキャラに置き換えてやったものですが、これが全員違った声で、しかもちゃんと話にオチがついていた。さすが。

28日夜 隣人と恐竜のポルカ@福岡市民会館

 カーテンコールの大王のご挨拶によると「○○ではルーカスとスピルバーグに並んだ」作品。気楽に笑えて2時間。川平慈英さんと中井美穂さんのナレーションはご当地ネタ満載で、公演地ごとに違うんでしょうね。中州はともかく到津遊園とかって・・・(笑)。
 とはいうものの、やはりこの作品は30年間隠し続けた秘密と石野眞子さん。ウチの会社の人にもいますが、あの世代の真子ちゃんへの憧憬の描き方は、ほぼ間違ってないと思う・・・。