BE2 / ベルギー通信2

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JCRC三宅島 参戦記

2007-06-09 00:44:06 | 2007Bike

7年ぶりに復活すると言う、三宅島の公道レースに行ってきました。

土曜日は個人ヒルクライムタイムトライアル、日曜日は当初期待された島1周は、未だガス濃度が高い部分があって、安全を考えて2.5kmの周回コースとなりました。

しかしこの周回コース、アップダウンがきつくてなかなか厳しいうえに、応援する方は何度も目の前を通るので盛り上がるモリアガル。ビール片手に声援を送る一幕もあって、島1周もいいけど、この周回コースが気に入ったのも私だけではないはず。

6月1日の夜、妻と自走して8時半頃に竹芝桟橋に到着。伊豆諸島向けの船に乗るのは初めてなので、ちょっとコーフン。船は、釣り人と、普段はめったに乗らないサイクリスト集団が加わって、600人と満船。

今回のレースは富士HCと日程が重なったので、大方はそちらに行っているので参加人数が少ない。にもかかわらず船は満杯なので、来年、人気が戻ったらどうなってしまうのでしょう。

なにはともあれ、仲間内で宴を開くビニールシートは必須です。それと、自分の輪行袋がすぐ分かるような印をつけておくのもオススメ。大半がオーストリッチですから。

今回の三宅島レースに用意された、東海汽船のツアーには朝夕食が含まれているうえに、早朝に到着した後の仮眠もOKでありがたい。錆ケ浜に船は朝早く着いて、直ぐに自転車を組み立てて宿へ自走。

しばし宿で仮眠して、ゆっくりと朝食をとっていたら、チームの仲間が早々にサイクリングに繰り出してきたので、ちょっと待ってもらって一緒に島一周のサイクリングへ出掛けることにしました。

もう天気は最高。気温もちょうどいい。気持ちよく身体から水分が飛んでいきます。

島を巡る1周道路は快適そのもの。アップダウンが結構きつくて、山練にもなります。1周すると30キロほど。ツール・ド・沖縄をぎゅっと圧縮したような感じです。

今回は女房が一緒なのでゆっくり。景色と坂を楽しみ、ペダルを踏んで、反対からやってくるサイクリスト達に挨拶しながら、開放感満点の充実したサイクリングが終わると、あ~お腹すいた。

走る風景は火山そのもの。上の写真(クリックで拡大)もちょっと見るとなんてことないですが、鳥居と社が埋まっています。辺りの木々は白骨化して、やっと下から緑がいくらか戻ってきています。

そんな風景が島全体に広がっていて、上陸して直ぐは、その風景の凄まじさにギョッとしてしまいます。これほどの激しい噴火活動だったのかと、改めて全島非難に踏み切った事の重大さを感じました。自然の猛威は想像を超える。しかしその荒廃した風景にも緑が戻りつつあるのが救われます。

 

さて、初日の午後は、ヒルクライム個人タイムトライアル。

15秒おきにスタート。3.5kmを一気に駆け上がります。
NHKとMXTVがカメラをまわしています。


先行する二人を追って、もがいて上って、二人とも追い抜いてゴール。
しかしそれでも 4位/12人。全体でも 15位/86人。いまいち。

 

個人TTが終わると前夜祭。商工会婦人部の皆さんが、出来たての島特産のアシタバの天ぷら、地元野菜のかき揚げ、にが竹の酢みそ和えを、そしてお酒も振舞って頂いて、周囲は絶好調。

獅子舞で厄落としもしてもらって、明日のレースへの準備は万全です。もちろんツール・ド・ジャパン恒例のレ・ガールも登場。ビンゴ大会で盛り上がって長かった1日目は終了。

宿で食べた魚も美味しかったなあ。

 

 

明けて日曜日も最高の天気。今回のゲストの玉袋筋太郎(浅草キッド)は同じ宿だったようで、朝からテンション高くビデオカメラを装着した彼のデ・ローザの前でちょっと歓談。

仲間のレースは、幸先よく3位入賞で終わり、余勢をかって今度こそ表彰台を目指す。スタートするとUターンのような鋭角カーブの次に待つきつい短い上りをやっつけて、しばらくいくとまた上り。最高点を超えると一気に下って、青く輝く海岸線へ。ところがスピードが乗ってきたところで向い風。これでは逃げは決まらない。そしてゴールラインへ続く最後の上りは右に左にかなり厳しい。

これを10周するレースは12人ながらサバイバル。ひとりちぎれ、またひとりちぎれと、周回ごとに後続の人数が減っていく。すでに集団は6人となり、このまま行けば全員入賞。最終周に近付くにつれ、TTフレームに乗る選手が下りで逃げる。追ったひとりを加えて、最後の2周で二人がわずかに先行し、距離が縮まらないまま最終周へ。

前の二人は諦めて、最後の上りは早がけして渾身のスパート。後続は振り切ったと思ったそのとき、仲間の声が「後ろ来てる!」。

そして表彰式。またしても4位。どうも台の上に上がれない。

 

村長さんの最後のご挨拶で、島の皆さんがお見送り。うれし恥ずかしの紙テープまで島の方々が用意していて、テープを引きながらの見送りに、ちょっと感動。蛍の光が効果的でした。

レースだけじゃない、充実した2日間に大満足。

 

来年も来よっと@b-Stream

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2 コメント

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Unknown (船長)
2007-06-11 01:34:18
天気、料理、レースも最高のようですね。
日程が合えば、来年は是非、走ってみたいなぁ・・・
コース的に、苦手ですけどw
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Re:船長 (家主)
2007-06-11 12:26:14
いつもの殺伐JCRCとは打って変わっていい雰囲気でした。沖縄の様に大規模じゃないのもアットホームに寄与したようです。

確かに三宅島はアップダウンがきついですが、そこは船長、修行ですよシュギョウ。
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