BE2 / ベルギー通信2

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東南アジア旅2013.1.26 シュムリアップ 2

2013-03-04 04:08:06 | Travel/Nomad
なんだかお腹が痛い。ナマモノは用心しているから食べていない。しかし周期的に痛みが来るからウイルス性に違いない。今日は昨日観れなかったアンコールワット周辺を観て回るんだと決めていたのだが、かなり体調が良くない。

ぐずぐずと朝食をとってぐずぐずと出発する。まずは街中へ行って自転車を借りる。現金が無いからATMでお金を下ろす。カンボジアは手数料がメチャクチャ高い。ATM引出しで5ドル取られる。ならばとトラベラーチェックで出金しようかと思ったら、同様に手数料が5ドル。あほらしい。

カンボジアの自国通貨はリエルだ。しかしATMから出てくるお金はドル。いかに自国通貨が信用されていないかの現われだ。だから宿はプノンペンでもここでもドル払い。日本国内でも現金は最小限しか持たないことをポリシーとしている者としては苦痛である。でも仕方ない。


着実にアンコールワットには近付いているが、周期的に襲ってくる痛みに息を詰めて耐えて自転車を漕ぐ。下痢になって出てくるまでにはまだ時間がかかりそうな予感。とにかく耐える。


西門前に着いた。自転車を置こうとすると、女性警察官がこちらはダメです、あちらへ、と言うので指示されたところへ行くと止めるなら水を買えという。ちょうど水が切れていたからいくらだと聞いたら許せない値段。怒った振りをして、止めた自転車を引っ張り出す。慌てて値段を下げてきた。最初からその値段を言いなさい。ぼるには相手が悪すぎるよ、あなた。ただでさえ体調が悪くて心の余裕が無いのだから。




アンコールワットの中へ。



暫し見て回るが、つらくて木陰で横になって休む。

復活して歩き出す。繰り返しだ。


周期的に襲ってくる痛みの間に移動して写真を撮るだけ。しかし被写体は実に魅力的なのだ。痛みよりも見て回りたい欲望が勝っている。


壁面に浮き上がる見事なデパダー。実に妖艶である。一人一人表情も姿も違う。
胸と顔が光っている。そりゃ撫でたくなるわなあ。



回廊の沿ってレリーフを眺める。緻密にして巨大。彫り抜きだから失敗は許されなかったはずだ。見事の一言に尽きる。






4つの回廊はそれぞれテーマを持っていて楽しめる。



外に出ても、なにげにこんなレリーフが。石造りの欄間である。



こんなご愛嬌も。








 * * * * * *



なんとかアンコールワット内の主要部分は回った。

ここの他に更に巨大なアンコール・トム、郊外のベン・メリアなど見所がたくさんあるのだが、アンコールワットしか回れなかった。体調が悪い時は仕方ない。無理して悪化してはタイに移動できなくなる。女房を連れてまた来ればいいさ。アンコールワットは逃げない。私が死んでも遺跡は生き残る。





なんとか帰ってきた@BE2
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