私の簡易書留

郵便で何か面白いことができないか。いつもそればかり考えている郵趣家の日記。鉄分含有。

Stamp-Show2024に行ってきた

2024-05-15 23:00:00 | その他郵趣
かなり前の話で恐縮ですが、2024年4月27日と28日、公益財団法人日本郵趣協会主催のStamp-Show2024に行ってきました。



今回のテーマは、100年前のパリ、能登震災復興支援、宝塚歌劇団だとか。
能登はまあ分かります。しかし、パリというのも唐突ですし、宝塚をやるのは今ですか?
身内だけでやりたいものをやっている、という感じです。

2023年のStamp-Showは、それまでのスタンプショウとは異なり、手紙文化振興そのものをテーマに開催されました。
郵政からぽすくまの着ぐるみも応援に駆け付けました。
郵政とのつながりを強めるものであり、これこそが正統な郵趣イベントの在り方であると納得したものでしたが、
2024年は元に戻ってしまったようです。
もっと日本郵政グループ寄りのイベントを望みます。4月20日の郵政記念日に寄せた日程となっていることもあり、収集家の独りよがりでない、郵便局の祭典としてほしいです。
まぁ、郵便局臨時出張所は開設されていましたし、小型印も使用されていましたので、郵便局の祭典としての面目は保っているのですが。

展示作品の中で目を引いたのは「世界の絵本」でした。
ザブトンで切手をきれいに見せる技法も優れていましたし、何より絵本の知識が詰め込まれていて、対象物への愛があふれた展示でした。
あと、郵政博物館から借りてきたのだと思いますが、石川県に係る切手の切手原画が展示されていたのはよかったです。

フリマが併催されたのもよかったです。

表彰式での日本郵便当局者のあいさつは、手紙の書き方体験教室がなんとかかんとか…、とボソボソ言っているだけでよく聞き取れませんでした。
なんなら、Stamp-Showを大人の手紙の書き方体験教室にしてもいいんですよ。

3日目の相催しは「ニャンフェス」でした。





ネコ切手の収集家も多いことでしょうし、ネコに寄せた展示を行っていれば、飛び込み客を獲得できた可能性はあります。
相催しを探るのも重要でしよう。

3日目には切手デザイナーの玉木氏のトークショーがありましたので、聴講しました。



東日本大震災の寄附金付き切手のデザインにまつわる苦労話など。職を賭して臨んだデザイン秘話に、感動しました。

さて、次回のイベントはJAPEXですね。



繰り返しになりますが、日本郵趣協会は日本郵政グループの足りないところを補うのが公益財団法人たる所以だと思っていますので、
郵便局を楽しむためのイベントを今後とも企画していただけるといいなと思います。
コメント
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