6月6日に当ブログで「北朝鮮で何かが起きている」(http://blog.goo.ne.jp/bunbukuochara/e/70ea07790aa84abc3c56f0c09d777c5c)と北朝鮮の異変を予測した。その後12日には「金正日重体説」が信憑性の高い情報として日本のマスコミに流れ、21日にはヒル国務次官補が電撃訪朝するなど北朝鮮情勢が流動化している。
「金正日重体説」については心臓病とも糖尿病とも言われているが、病気説というより何らかの政変(または中国による謀殺)があったとも考えられる。また重体説で後継者問題がクローズアップしているが、現時点では金正日の息子達ではなく80年代に金正日との権力闘争に敗れた異母弟、金平日が候補に挙がっている。
恐らく実権を握った軍部が権力基盤を持たない金平日を傀儡として祭り上げようとしているのかもしれない。問題は金正日に代わる本当の実力者の姿が見えてこないことである。軍と党による集団指導体制を考えているのかもしれないが、実権は高齢化した軍部の長老ではなく若手軍幹部が握った可能性は高い。
ところでここ数ヶ月、中国は北朝鮮に関し沈黙を守っているが、恐らく北朝鮮政権内部の政変を知り、情勢を見極めようとしているのかもしれない。もし中国人民解放軍と親密な関係にある朝鮮人民軍が権力を握れば、中国と北朝鮮の関係は今まで以上に密接になり6カ国協議の進展は順調に進む可能性もある。
さて日本にとって最大の課題である拉致問題はどうなるだろうか。日本人拉致は国家安全保衛部(秘密警察)によって実行されており、拉致事件に関与していない朝鮮人民軍は拉致被害者の返還に前向きという説もある。しかし北朝鮮は経済制裁などの強硬策を取り続けた安倍政権は相手にしないだろう。
そこで安倍の出身母体である「清和会」も安倍政権が参議院選挙で大敗すれば安倍を切り捨て、次期総理の呼び声も高い麻生を推す可能性も高い。その際、親北朝鮮の「清和会」は麻生に対し対北朝鮮柔軟策を採ることを求めるだろう。一方麻生も日朝国交ができれば名前を後世に残せるし、自ら率いる麻生財閥も北朝鮮利権のメリットに預かれる。
「清和会」は日朝国交正常化すれば経済支援に伴う数百億円規模の利権を獲得するだろうと言われている。彼等にとって日朝国交正常化は最大派閥維持のためには是非とも実現したいところで、今後「朝鮮総連」や朝鮮人民軍と麻薬取引で関係を持つ「住吉会」、「統一教会」などの裏ルートを駆使して北朝鮮政府との裏交渉に動くだろう。
しかし拉致問題の全面解決の可能性は低く一部解決で国民が納得するかが問題、また防衛利権に固執する国家主義者とどう折り合いをつけるかも難題であろう。いずれにしろ今年の夏に金正日政権や安倍政権退陣という事態を迎えれば、拉致問題も一気に動き出す可能性もあり、それに連動する「清和会」の動きにも注意が必要だ。
「金正日重体説」については心臓病とも糖尿病とも言われているが、病気説というより何らかの政変(または中国による謀殺)があったとも考えられる。また重体説で後継者問題がクローズアップしているが、現時点では金正日の息子達ではなく80年代に金正日との権力闘争に敗れた異母弟、金平日が候補に挙がっている。
恐らく実権を握った軍部が権力基盤を持たない金平日を傀儡として祭り上げようとしているのかもしれない。問題は金正日に代わる本当の実力者の姿が見えてこないことである。軍と党による集団指導体制を考えているのかもしれないが、実権は高齢化した軍部の長老ではなく若手軍幹部が握った可能性は高い。
ところでここ数ヶ月、中国は北朝鮮に関し沈黙を守っているが、恐らく北朝鮮政権内部の政変を知り、情勢を見極めようとしているのかもしれない。もし中国人民解放軍と親密な関係にある朝鮮人民軍が権力を握れば、中国と北朝鮮の関係は今まで以上に密接になり6カ国協議の進展は順調に進む可能性もある。
さて日本にとって最大の課題である拉致問題はどうなるだろうか。日本人拉致は国家安全保衛部(秘密警察)によって実行されており、拉致事件に関与していない朝鮮人民軍は拉致被害者の返還に前向きという説もある。しかし北朝鮮は経済制裁などの強硬策を取り続けた安倍政権は相手にしないだろう。
そこで安倍の出身母体である「清和会」も安倍政権が参議院選挙で大敗すれば安倍を切り捨て、次期総理の呼び声も高い麻生を推す可能性も高い。その際、親北朝鮮の「清和会」は麻生に対し対北朝鮮柔軟策を採ることを求めるだろう。一方麻生も日朝国交ができれば名前を後世に残せるし、自ら率いる麻生財閥も北朝鮮利権のメリットに預かれる。
「清和会」は日朝国交正常化すれば経済支援に伴う数百億円規模の利権を獲得するだろうと言われている。彼等にとって日朝国交正常化は最大派閥維持のためには是非とも実現したいところで、今後「朝鮮総連」や朝鮮人民軍と麻薬取引で関係を持つ「住吉会」、「統一教会」などの裏ルートを駆使して北朝鮮政府との裏交渉に動くだろう。
しかし拉致問題の全面解決の可能性は低く一部解決で国民が納得するかが問題、また防衛利権に固執する国家主義者とどう折り合いをつけるかも難題であろう。いずれにしろ今年の夏に金正日政権や安倍政権退陣という事態を迎えれば、拉致問題も一気に動き出す可能性もあり、それに連動する「清和会」の動きにも注意が必要だ。
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