気ままに 黒松内

地域の十人十色の魅力に出会う農村の暮らし訪問ブログ

大金鉱山精錬所

2007年05月26日 | 歴史・文化

北海道の開拓期には各地に鉱山、特に金山があちらこちらにありました。ここ黒松内にも、大金(おおがね)金山などの産業遺跡があります。この鉱山は、黒松内ぶなの森自然学校を見下ろす天狗山の山中にあったのですが、今はその道も定かではありません。 

最盛期には、鉱夫とその家族の数は、2000人とも3000人とも言われており、山中には学校や劇場もあったといいます。 自然学校は、元作開小学校を使っているのですが、鉱山最盛期の頃は、山中の学校が本校で、麓が分校扱いの時代すらあったと聞きます。

鉱山で掘られた鉱石は、バケット式のケーブルで麓の精錬所に輸送されました。 その精錬所は今も面影を残しています。 かつての栄華がしのばれる貴重な産業遺跡です。

                  

(たかぎはるみつ)