山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

みどりのカーテンづくり(8)

2011-06-10 | みどりのカーテンづくり
例年になく早い梅雨入り(5/27)で雨の涼しい日が続いている。観察をさぼっているうちに、ゴーヤ君はかなり伸びてきていた。カミさんに聞いてみると、しっかりポイントを
押さえていた。

始めの茎(親)に葉が5,6枚出てきたところで頭をカットするのだそうだ。すると、途中の若葉から新しい茎がのびいていく。これが子で、やはり、葉が5,6枚出てきたら、やはり頭をカット。これを繰り返して孫、曾孫…になっていくのだそうだ。これをやらないと、上にばかりヒョロヒョロ伸びて、横に広がらないのだそうだ、フムフム。

プランターが大きめで始めは葉が伸びてもネットに届かないので支柱を立ててやり、これに巻き付かせてやっている。葉が土に這っていると痛みやすいし虫が付きやすい。それにしても、昆虫の触角のように細い蔓が周囲をまさぐって、支柱や隣の茎に巻き付いて自分の身体(茎)を支えている様子は、けなげなものだ。

陽差しが強い日に小蝿が一斉に発生した。元の土に卵があったのかしら、あわてて蝿採り薬(臭いが効くらしい)を買ってきて置くと見事に翌日はいなくなった。食べる実ができる訳で振りかける薬は使いたくない。
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千本ツツジ 赤指尾根から榧ノ木尾根

2011-06-04 | 山行
6月4日 以前から気になっていた赤指(アカザス)尾根に新緑の自然林のシャワーを浴びに行くことにした。留浦BSには立派なトイレがある。運転手が終点の鴨沢西の満員トイレに不安な客に、爽やかになって800mほど歩くことを薦めていた。



集落を見下ろす墓地の水場の左手から登りに掛かる。明瞭な仕事道が切られていてグングン登る。植林が自然林に変わると道形も薄くなり、1104mの尾根上に着いた。

コンパスを調整して赤指尾根歩きを楽しむ。今回は赤指山までの賑やかな3人連れと相前後しているので山との一体感に乏しいが、自然林の見事な緑の天蓋を楽しんだ。

途中、2回ほど地図に無い林道を横切り、12時20分に狭い尾根上の一角の赤指山に着いた。味わいのある手彫りの山名板があった。



お昼過ぎだし、あと400m近く登らなければいけないので休憩は短い。緩やかに下ると峰集落への分岐、ここから登山道になった。石尾根から降りてくるハイカーを4,5人見送り巻き道に着いた。千本ツツジの名に相応しく山ツツジのピンクが緑と茶の山肌にアクセントを付けている。





石尾根の千本ツツジのお気に入りの場所で遅めの休憩をとるが、虫がひどくてゆっくりもできず、早々に腰を上げる。下山時間の短縮には巻き道をとる、鷹ノ巣の避難小屋に3時前に着き、榧ノ木尾根には予定通り3時台に入れた。



右手から西日を受けながら歩く榧ノ木尾根はじつに素敵だった。晩秋の膝を埋める落ち葉もすっかり茶色の下道になっているし、若葉と山ツツジの彩り、樹肌に斜光が美しい。



倉戸山の広場にいつも掲げてある「熊注意」看板にキャンプは遠慮したい。これはかなり真実性に強いので。近道に何回か通っているアンテナから下尾根は、その野生の雰囲気がかなり強く、フェンスの扉を越えるまで気が休まらない。


奥多摩湖を見下ろす気分爽快なベンチで水筒を飲み干していると、変な目つきの挙動不審の男が上がってきた。肩にザイル、カラビナとかを持っている。岩登り訓練?かと尋ねると、逆にいろいろ尋問を受ける。じつは彼は、青梅警察の山岳救助隊員で通報があったので何かを捜しているとのこと、曖昧な言い方だがどうも自殺者のようだ。



で、次々に上がってくる隊員達、無線のやりとり、その一人に先導されて道路まで降りた。パトカーや救助隊の車輌が止まっていた。こんな景色のよい所で何も…。奥多摩湖BS着17時45分、今日もたっぷり歩いてしまった。


ところで、今現在の奥多摩湖は異常に水がない。ドラム缶橋もつかえないし、端では島が見えてる、こんな渇水状態は40数年振りとか、管理所の正面には貯水率59.3%と表示されていた。

奥多摩発8:35バス=留浦9:05、9:20…1104m地点10:46…林道2本…赤指山12:20…石尾根巻道13:36…
千本ツツジ13:40,14:00…巻道…鷹ノ巣避難小屋14:55…巻道カヤノキ分岐15:22…倉戸山16:34…公園フェンス17:16…奥多摩湖BS17:45,18:04バス=奥多摩駅
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上野に写楽展

2011-06-03 | 楽しい時間
6月3日(金) 雨のなかだったが久し振りに上野に行った。上野の山は緑の森が雨に濡れて鮮やかだった。東京国立博物館の門から左手奥の平成館に傘のながれが続いていた。

寛政6年(1794)にデビューしてたったの10ヶ月間に華やいで消えていった東洲斎写楽。
お馴染みの役者絵が約140図、約170枚と写楽版画が並んでいる。同時期の他の作家との比較、同じ図案で刷り上がりの違うもの、保存状態で色が違って見えるもの。デビュー時の色鮮やかで、生き生きしたものから終息時期のものまで、圧巻でした。

残念ながら展覧会の開催は来週の12日(日)まで。そして良い作品、状態の良いもののほとんどは外国の美術館の所蔵品、というのも残念の一部か
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