バディと一緒

バディ&ソレイユと のんびり過ごす毎日 
バディ(12歳)は2007年幸福の日に天使になりました

実は・・・

2007-02-02 03:29:53 | バディー

ブログに全て本当のことを書くことはどうなのだろうとずっと迷っていましたが、

やっぱりバディの記録を残したいし、

応援・心配してくれる友達が全国にたくさんいるし、

ありのままの今のバディと私たちのことを書いていきたいと思います(長文です)。

水曜日抜糸のため病院へ行きました。

バディの肘の腫瘍は日に日に大きくなっています。

腫瘍はパンパンに腫れ上がり、抜糸をしたらそこがはじけてしまうのでは・・・と

素人の私でも心配していましたが院長先生はチョキチョキと抜糸しました。

とたんに手術のあとがパカッ開いて血がポタポタと滴り落ちました。

何度も手術を受けてきたバディですが痛がることは一度もない我慢強い子です。

その子が痛がって暴れだしました。

私は先生に不信感いっぱいで泣きながら何かを叫んでいたように思います。

先生はホッチキスのような器具を持ち出し開いた傷口をそれでカッチンカッチンとめていきました。

バディはダーリンに顔をうずめて震えていました。

その後、血が何とか止まり今後の治療方針をお聞きしましたが、

先生はほとんどお手上げ状態でした。

先生と私達は残された抗がん剤を使うことを話し合いましたが結論は出ず

考えてみますと病院を出ました。

その足で隣の町の違う動物病院へ駆け込みました。

そこは女医さんでした。

先生に今までの経過を説明すると「何でこんなになるまで・・・」と残念がっておっしゃいました。

そしてその先生の口から

「抗がん剤は効き目が無いだけではなく腫瘍の自壊を早めるだけ、

すぐに断脚(足の切断)をしたほうがいいです。

一度目の手術が重要だったのに・・・」というショックな言葉が出ました。

そして前の病院で一度もレントゲンを撮ったことがないことに大変驚かれ、

すぐあちこちのレントゲンを撮りました。

そして・・・「残念ながら肺と脾臓に影が見えます。多分転移していると思います」と・・・

転移しているのなら余命は半年は無理で三ヶ月ぐらいだそうです。

今までの病院の先生はつい二週間前バディのお腹の辺りを触診して、

「今のところ転移は無いみたいです」と言っていました。

今思えば触診だけで肺や脾臓の転移の早期発見はありえなかったのです。

女医さんは「転移があっても断脚をお勧めします。

そのほうが飼い主さんとバディちゃんのためです。」と自信たっぷりで言うので、

もしかしてこの先生は断脚が好きで、したくてウズウズしているのでは…と思ってしまいました。

先生に「長期の入院をさせるのが心配です。バディが一人で夜病院にいるかと思うと可哀想で」と

正直に気持ちを伝えました。

すると先生は「夜が心配なら飼い主さんがココへ泊まればいいですよ。

そのほうがバディちゃんも飼い主さんも安心できますから。

ウチにはそんな方何人かいらっしゃいますよ」とビックリする答えが返ってきました。

帰って相談してみますと病院を後にしました。

 

翌日はダーリンと私は仕事が休みだったのでバディには申し訳なかったのですが、

前の日とはまた別の病院へ行くことにしました。

三軒目となったその病院の先生はお二人いらしてその二人ともやはり断脚という答えでした。
(ここの病院は長い時間親身に相談にのってくださったのに
       
今日の診察代は要らないと言ってくださいました。)

ダーリンにお願いしてもう一軒だけといって県内でも1~2番目に大きい病院へ行きました。

そこの先生は「よく調べてみないとわかりませんが転移があるなら断脚は・・・」と(自信なさげに…)。

二日間で4つの病院を回りましたが今まだ私達の心は決まっていません。

毎日毎日二人で長い時間話し合っています。

断脚したワンちゃんを見てきました。元気に走り回っていました。

断脚後の痛みは薬を入れ続けるのでほとんどないそうです。

手術後三日ぐらいで三本足で歩けるそうです。

これから始まるバディのガンとの闘いの中で

足の苦痛(出血・自壊)だけでも取り除いてあげたほうがいいのでしょうか。

 

 

昨日またバディの皮膚が腫瘍の大きさに耐え切れずパカッと口を開けました。

私は・・・

「今のままではバディちゃんを楽にさせてあげたいから早く死なせてあげたいと思う、

でも断脚したら一日でも長く生きていて欲しいと思えるようになると思う」とダーリンに告げました。

ダーリンも私の気持ちはわからないでは無いと言いました。

今はバディを見るのもつらいし、触るのも怖いです。

断脚して数週間後バディと笑える時間がたとえそれが数ヶ月だけでもあるのなら。

芝生の上でゴロスリできるのなら。

シャンプーやブラッシングもしてあげたい。

でも今夜も結論は出ませんでした。

いつになったら出せるのでしょうか・・・

多分急いで決めるべきなんだと思います。

あと私は仕事を辞めようかと悩んでいます。

子供が具合悪いからといって仕事を休むことが許されても、

犬がどれだけ悪くても犬を飼ったことのない人たちにはわかってもらえないようで、

犬のために休ませてくださいと言うくらいならいっそのこと辞めてしまおうかと。

バディのそばにずっといてあげたい。

仕事は辞めてもまた探せばいい。

バディとの闘病に全力で挑みたい。

でも今のような条件の良い所は無いかもしれませんが。

皆さんならどうするか聞いてみたいです。

でも今のバディの足の状態を見ていない人は多分断脚なんてと言うと思います。

もしバディが断脚して三ヶ月後に死んでしまったら、

「かわいそうに。あんなことまでしなくても」と言う周りの人もたくさんいると思います。

 

 時が止まってほしい


コメント (28)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新年会 | トップ | 決めました! »
最新の画像もっと見る

28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バディちゃん・・・ (りん)
2007-02-02 10:13:11
言葉がでません。他人の私でも涙が出てきます。
どうしたらいいのでしょうか。。。

ゴルは本当に癌(腫瘍持ち)になりやすい犬種みたいですね。
うちだったらどうしよう、、、うちのゴルもお腹にボコボコが何個もできています。5月には15歳になるので別件で病院へはいっていますが腫瘍についてはあえて先生にみてもらっていません。たとえ悪性だとしても高齢だから手術も治療もせず自然に…が我が家の方針です。

ただ、それが転移もあるかもしれないし、目に見えて成長する脚に出来た腫瘍だったらどうしよう…。
本当に信用できる獣医の先生はどの先生でしたか?
獣医さんって本当に経験の差というか、腕の差があるものだと思います。

久美さん夫婦がバディちゃんがニコニコでいられると思う方法を選んだらきっとそれが一番なのだと思います。たとえ脚がひとつなくなったとしても、きっとワンコ達は「歩きにくいよー」と思う程度で、飼い主さんの愛情があれば気にならないものだと思います。
久美さんがバディちゃんの脚にもなれますし!!

でも久美さん。バディちゃんは早く楽になりたいのではなく、一日でも長く久美さんとダーリンのそばにいたいのだと思います。それが幸せだと思いますよ。

まだまだ若いかわいい元気なバディちゃんなのに…悔しいです。でもやっぱりミラクルを信じたいです!
久美さん、バディちゃん、心から応援しています。




返信する
Unknown (ひさ)
2007-02-02 10:25:39
いつも見させていただいてました。
はじめてコメントさせていただきます。

私は、少しでも長くバディちゃんと一緒にいてあげてほしいと思います。仕事は後でどうにでもなると思います。
周りの人の言うことなんてどうでも良いです。
バディちゃんのことだけを気にしてあげて下さい。

今できることを、後で後悔しないように。

足を切断しても、余命いくらでも、バディちゃんの望むことは大好きな久美さん達と少しでも長く一緒にいられる事だと思います。

痛くて痛くてたまらないバディちゃんの辛さをわからず、勝手な思いこみの意見でごめんなさい。

でも、できることを精一杯、全力でしてあげてほしいと願います。
返信する
頑張ってください (g.s.)
2007-02-02 10:37:48
私も、4年前一人(匹)を甲状腺の癌で亡くし(10歳)もう一人(匹)のゴルも一昨年の8月に血管周皮腫で手術をうけました。(今年11歳)
バデイちゃんの年齢から考えると、確かに悩むところだと思います。もし自分が久美さんだったら、断脚を選択するのではないかと思います。「少しでも長く一緒にいたい」それが自分の本音です。
但し手術はいい先生をしっかり選んでください。自分も手術するときは、セカンドオピニオンをとり、複数の獣医さんがこの先生であればと紹介していただいた先生にお願いしました。(大学病院の先生でした)
辛いでしょうが、バデイちゃん久美さん頑張ってください。
返信する
Unknown (シンバママ)
2007-02-02 12:22:30
久美さん、メールします。
返信する
辛いですね・・・ (メグママ)
2007-02-02 13:47:53
昨日はあんな楽しいブログだったのでこんな事になっているなんて・・・
涙が零れて止まりません・・・
久美さん辛いですね・・・・・

一昨年亡くなったメグは神経症腫(脊椎に出来た腫瘍が神経を圧迫してメグの場合は立てなくなる)という病気でした。

「犬は元来、我慢強い動物です」と獣医さんから聞いた事があります。我が家もそうでしたがそんなメグが歩けなくなり、トイレに抱える時「ギャン!!」と
泣き主人の手を噛みました・・・
この病気は痛みがすごいと言われていました…

バディちゃんもとても痛いのでしょう・・・
検査するまで足の腫瘍だと思っていた時、主人はきっぱり「3本でも歩けるから」と。
私は・・・・・

1/17のコメント欄でUSAGIさんが紹介された-山田犬猫病院-のホームページの
「痛い足のない3本の足と、痛みのある使用出来ない足を持つのと、どちらを動物は望んでいるでしょうか?」
という言葉が心に残りました。

私が言える事は、どの道を選んでも失うと「あの時にこうしていれば・・・」と自分を責めます・・・
正解の答えはないんだと思います・・・
久美さんとご主人がバディちゃんを思って出した答えでいいんです。
周りの事は気にしないで!!
お二人の大事な子供なんですから・・・
返信する
どうすればいいんだろうね。。。 (OGA)
2007-02-02 14:09:18
こんな試練があるなんて。。。

私の親友の家の子(中型犬ですが) も同じ状態でした
その子その子で症状も状況も違うと思いますが
親友は 断脚を選ばなかったものの とっても悩んだ末の結論でした
それは 「一番信頼できる先生に勧められた」 からです

断脚なんて かわいそうと言う人も もしかしたらいるのかもしれません
でも私は 久美さんが一番信頼できる先生の勧める治療を信じてお願いするのが一番だと思います
どんな治療になっても やっぱり不安だらけだと思うし
ああしていたら こうしていたら っていう気持ちになるのが当たり前だと思うんです
自分の家族が病気になって悩まない人なんていないですもんね

きっと バディも久美さんが望む治療を。。。と思っているはず
バディは賢い子だから 久美さんの葛藤がわかってると思います
だから きっとご家族の為にがんばれると思うよ!
信じてあげてね!

私もジョリーのことで 色々と悩みました
でも自分の出した答えを最後まで貫きました
それで良かったと思うし ああしてあげれば良かったのかな…とは思いますが後悔はありません
唯一あることは もう一度いつもの公園に一緒に連れていってあげたかった それだけです ^^
長々 ゴメンナサイね

バディの痛みや辛い日が少しでもなくなりますように
お祈りしています。。。
返信する
Unknown (かんはん)
2007-02-02 14:32:28
先日は、こんなに大変な状況の中、カンタにアドバイスを下さって本当に有難うございました。
今日、奮起して別の病院に行きましたが、診療台に乗っただけでチアノーゼが出て腰が抜けてしまし、咳が止まらなくなってしまいました。先生のお話も「心臓疾患は治る病気ではありませんから…」と言う事でした。以前の慣れている病院に戻る事にしました。
私は、カンタの苦痛を取り除く事だけに気持ちを決めました。
それは、延命を望むものでなく、いかに今カンタを苦しめる事を避けて気分良く過ごさせるかと言う事だけを考える事にしました。こんな時に私の話でごめんなさい。私も一緒に頑張ってる事分かって欲しいと思って…
足の切断なんて、誰でも判断に悩みます。心が張り裂けそうです。でも、延命を望んでではなく、今、少しでも苦痛を取ってあげられる方法なのであれば、私は切断を決断するかもしれません。
でも、久美さんとダーリンが考えて決めた事が、バディーちゃんにとっての最良の方向だと思います。
姉が以前飼っていたポメが2~3年の命だと言われたのに、元気なまま8年生きました。
私も奇跡を信じています。
バディーちゃんにも奇跡を起こしてあげて下さい。
犬は、飼い主の顔が1番大事な栄養です。
バディーちゃんに笑顔を見せてあげて下さい。
心の底から応援しています。
ずっと見守っていますから。
返信する
一緒にいたい (はなさく)
2007-02-02 16:15:29
はじめまして、いつもお邪魔させて頂いてます。
今までも、お二人のバディーちゃんに対する愛情の大きさに嬉しさというか同じ飼い主の立場として尊敬しています。
悲しすぎますね。。。でもどれを選んでも後悔するのだろうと思います。あの時こうすればとか。。。。
でも、ひとつだけ言えるのは、バディーちゃんはお二人といつまでもいつまでも一緒に居たいと思ってると思いますよ。
たとえ脚を失ってしまっても。。。お二人もいつまでもバディーちゃんと一緒に居たいですよね。
私がバディーちゃんだったこんな愛してくれているお二人とだったら、辛くても痛くても一緒に居たいです。いつもいつも久美子さんの胸の中で甘えたいです。ご主人とねんねしたいです。
お二人の気持ちはバディーちゃんが一番わかっていると思います。

答えを出しても納得は中々出来ないと思いますが
家族三人がいつまでも一緒に入れる事を心から願っています。

返信する
Unknown (USAGI)
2007-02-02 16:22:33
久美さん

ブログを読んで私も凄く驚きました。
今の久美さんやダーリンさんのお気持ちは
どんなにかつらく悲しいものでしょう・・・

でもでもこんなときこそ久美さん、ダーリンさんと
力を合わせて頑張ってください。

バディちゃんを守ってあげれるのはお二人しか
いないのですから・・・

私ならどうするか?考えてみました。
断腸の思いで断脚を選ぶと思います。

ワンチャンは今を生きる動物だとよく
言われますよね。ならば生きている今の
苦痛を取ってあげたいと思います。

たとえ余命が短くとも、いいえ、短いのなら
なおさらその生きている時間の質を少しでも
高めてあげたいです。

バディちゃんの腫瘍のできている脚は後ろ脚
ですね。前足を断脚するとワンチャンにとっても
とても負担がかかってつらいと聞いていますが、
後ろ脚ならば随分負担も軽く、上手に歩けるそうです。

あーっ、前だから後ろだからという問題では
ありませんよね・・・
本当に病気が憎いです。

以前ご紹介した病院の先生に一度コンタクトを
とってみられたらいかがでしょうか?
本当に腫瘍には詳しい方です。今のバディちゃん
に必要な処置を的確に指示してくださると
思いますよ。

こんなことしかアドバイスできなくて
ごめんなさい。

私も一昨年GRの子を癌でなくしています。
その時のことで何かお役にたつこともあるかも
しれません。何かあったらいつでもメールください。
できる限りお役にたてたらと思います。

バディちゃんの笑顔が一日も早く
見られますように・・・
返信する
ごめんなさい (USAGI)
2007-02-02 16:31:37
久美さん、ごめんなさい。

バディちゃんの腫瘍は前脚だったのですね。
なのに、↑に久美さんの気持ちを乱すような
ことを書いてしまいました。

本当にごめんなさい。

返信する

コメントを投稿