ますぶちStyle/宝石箱の片隅

ジュエリーや宝石、真珠を中心に、ジュエリー・ビジネス、歴史まで幅広く書いていきます。是非ご一読下さい。

Nightcap-45 『全体に低調だった今年のJJF』

2014年08月29日 | 日記

Nightcap-45


『全体に低調だった今年のJJF』


皆さんの目にどう映ったかは
判らないけれど、
今年のJJFは
全体に低調だったのでは
ないだろうか。


何社かのエライ人と
お話をさせて頂いたが、
言葉では多くを語らなかったが
目が死んでいた。


多くの人が
消費税のアップを
不振要因の一番にあげていたが
私はそうは思わない。


何度も言っているけれど、
経済の動きとジュエリー業界は
比例しない。


いままでの歴史が物語っているけれど
経済の動きとは2年ぐらい後追いで、
これは現在も
変わっていないと見る。


1月のIJTと比べて
会場のスペースは3分の1。


それだけに
つぶさに見て回ることが出来たが、
依然として
ジュエリーが面白くない。


これはジュエリーアワードの
入賞作品を見ても明らか。


また、
新製品の提案も
一部のブースには散見されるが、
総じてパワーを感じることが
出来なかった。


ジュエリーデザインのことではなく、
ジュエリー全体に
ダイナミズムが見えないのだ。


これでは世界ではとても戦えない。


メーカーの体質が
抜本的に改善されないと、
目先の売上に捕われて、
半年後のIJTも推して知るべしだろう。


緊急特別セミナー『いま真珠が危ない』

2014年08月28日 | 日記

緊急特別セミナー『いま真珠が危ない』 



昨日、ジャパン・ジュエリー・フェアで 

真珠に関してのお話をさせて頂いた。 


昨日から今日にかけて、 

何人かの方から、メールが届いたが 

「そのような実態があるのを初めて聞いた」 

「これからの自店の対応を考えたい」 

「何となく判っていたが 

あそこまでズバリと指摘されてスッキリした」 

などという内容だった。 


当然のことながら 

私の話に対して異論はあろうかと思うし、 

それはそれで甘んじて受けるつもりだ。 


しかしながら 

小売サイドが考えなければならないのは、 

こうした 

真珠が抱えている問題や課題に対して 

真摯に向き合い、 

今後どのように対応するかということだろう。 


今回はその辺のところを 

もう少し噛み砕いて 

詳しく話をしたいと思っている。 


日時:2014年9月11日(木)19:00~21:00 
会場:新宿南口/NOF新宿南口ビル4F「R3C会議室セミナールームC」 
http://r3c.jp/roomreserve/room_list/nof/access/ 
定員:7名(定員になり次第締切り) 
申込:http://form1.fc2.com/form/?id=897647 
お名前、住所、職業、連絡電話番号(緊急時)をご明記下さい。 
会費:3500円 
講師:増渕邦治(ジュエリープロデューサー)


Jewellery Column=40 『パールセミナーご拝聴有難うございました』

2014年08月28日 | 日記

Jewellery Column=40 
『パールセミナーご拝聴有難うございました』 



昨日のパールセミナーには、 

私の拙話にも拘らず 

多くの方に聴きに来て頂き 

有難うございました。 


実際はその後のファッションショーが 

目当てだったような気がしますが(笑)。 

自分としては 

かなり押さえた内容にした 

積もりだったのですが、 

いつもよりも大人しいと 

何人かの方からご指摘を受けました(汗)。 


私の話は 

勿論誰にでも通用する話ではなく、 

また異論もあると思います。 


しかし真珠業界と市場を考えた時、 

世界と云うグローバリズムの中から、 

はじき出されようとしていることは 

間違いなく、 

いまや業界任せるだけではなく 

個々に考えなくてはいけない 

問題でもあります。 


それは 

真珠という素材そのものが日本から離れて、 

海外が 

イニシアティブを握っているからなのです。 


この事は折りに触れ 

これからも少しずつ書いていこうと 

思っています。 


パイプの煙=38 『やっぱり最後はテネシーになっちゃう』

2014年08月25日 | 日記

 

パイプの煙=38 


『やっぱり最後はテネシーになっちゃう』

 

人並みに

さまざまな酒を飲んできたけれど、

やっぱり私の体質に合うのは

「テネシー」だ。

 

どんな高級な酒も

(といっても酒の味は

これっぽっちも判らないが)

このテネシーには敵わない。


酒の評価ではなく、

アイデンティティといった方が正解か。

或はトラウマといった方が

しっくりいくか。


もう46、7年前になるけれど、

美大に入り

親の仕送りを当たり前と、

いい気になっていた頃、

尊敬する先輩に連れられて、

新宿三丁目のBRAなるものに

始めて連れて行って貰って

飲んだのがこのテネシーだった。


その後社会人になって

NYのJAZZ BARで飲んだのも

このテネシー。


それから・・・・・

もうさまざまな経験の中で、

何故か

このテネシーがつきまとう。


病気をして以降ここ3年は

めっきりだらし無くなってしまったが、

たまに昼間からパブで飲む酒も

テネシー。


私が死んだら

思い切りこのテネシーを

墓石に注いで貰えたら嬉しいね。


Nightcap-43 『ウームっ、ちょっと困った、でも今更・・・』

2014年08月25日 | 日記

Nightcap-43


『ウームっ、ちょっと困った、でも今更・・・』




明後日
JJFの特設ステージやる
セミナーのまとめを、
Power Pointで組み立てているのだが、
最近45分の短い時間で
話したことないから、
なかなかまとまらないなぁ。


通常は短くても90分
ジュエリーセミナーでは
120から180分の
持ち時間でやることが多いから、
どうもうまく収まりきれない。


これは当初から判っていたことで、
だから9月11日に、
もっと詳しく聞きたい人や、
今回用事があって
聞けない方たちを対象に、
生意気にも
別途セミナーを計画したのだ。


もう一つは
現在90名の事前予約が
入っているようだが、
こんな大人数は何年か前の
IJTのセミナー以来のことだ。


これは無料ということと、
大先輩の小松所長と違って、
あのバカが何を言い出すのか、
暇だし、時間つぶしにはちょうどいいか
といった興味本位のところが
あるのだろう。


もっとも業界のお偉いさんから
商売の邪魔をするな、
とお小言を頂戴する覚悟で
話す積もりだし、
別に間違ったことを
言う訳ではないので、
例によって
無視すれば良いだけのことだが、
あまり言い過ぎるのも
大人げないような気がしてきた。


こんなことを力説しても、
業界が変わる訳ではないし、
私に講演の依頼が殺到する訳でもない。


むしろ多くの業界人は
醒めているからね。


もう若くはないのだから
大人しくしていた方が可愛げがあるよ、
なんて声が
どこからか聞こえてきそうだが、
バカは死んでも治らないから
仕方がない。