ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

火の粉 雫井 脩介

2008年12月30日 | 小説-日本-
2004年
幻冬舎文庫
☆☆☆☆



これは面白い!!
一気に読んでしまった。

一家惨殺の容疑者である武内を”疑わしきは罰せず”ということで、
無罪判決した。その裁判長、勲は法曹界を去り大学の教授となる。
すると、無罪となった武内が勲を訪ねてくるところから、平穏な日常に歪みがでてくる。
武内が勲の家の”隣”に引っ越してきたのだ。
そして勲の家では不可解なことが起こり始める。
武内は大変感じの良い”お隣さん”ではあるが、気に入った人にはとことん尽くす。
しかし拒絶する人間は排除をするという二面性があるのだ。
見返りを望む親切なのだ。

自分が愛する分、同じだけの愛情を求める。しかし、愛情が帰ってこないとき・・
とにかく、次のページが気になって途中で読むのを止めることができなかった。


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