農園から都心へ戻るのに、来た道を戻るも、13:00発で18:30着、感謝祭に向けてのスタート日とやらで、大渋滞に巻き込まれた。
前半、ガタガタの山道で揺られ、出た国道も穴ぼこだらけで、ガツンガツンの連続、いずれも日本では考えられない悪路。
スコップ片手に、道路補修作業を装う、いかにもみすぼらしい周辺原住民風の連中は、止まる車に金品を物乞いをしている。
国民の支配階層にある2%の白人には、別世界の出来事か?
マヤ原住民と混血が98%を占めるこの国にあって、先住民の自尊心や意地は、どうなっているのだろうか?
16世紀大航海時代が今も続く様に見えて仕方がない。
途中、Chicacaoで休憩、昔のミゼット風3輪車を多数見掛ける。
後半は、舗装道路なるも、大渋滞で、にっちもさっちもならず。
運転手は、私より年上の知人で、疲れた筈だが、私が変わってやれる程、甘い道路事情でも、運転ルール・マナーでもなく、ただただ2人とも大疲れ。
もう1台は、奥さん、長女と家から連れて来た専属運転手と家政婦のメキシコ日産製4WD車。
悪路の為、タイヤ破裂、交換のオマケ付き。
交換に7分で、何事もなかったかの様に車列に復帰。
到着後、ぐったり、直ちに別れて、翌日の「最後の日のお別れ昼食会」に備える。
ところが、いつもの様に夕食後、体調悪化、胸焼けと微熱に襲われる。
それからというもの、天国から地獄。
翌朝も、体調は絶不良、最悪。
予定通り帰国の途につけるのか心配になる。
「お別れ昼食会」「空港への見送り」すべてキャンセル。
朝からそのまま、ベッドで横たわったまま。
夕刻4時前にお宿からタクシーで10分のところ、1時間半掛かって空港へ。
出発時刻の2時間前到着で、ひと安心。
金曜日夕方4:00には、勤め人が、退社、吐き出されて来る上、感謝祭前でもあり、いつもの道路は大々渋滞。
何とも疲れる国である。
タクシー代を払って、現地通貨は、ほゞ払底。
腹の具合と微熱は相変わらずで、気分最悪、機内での食事と飲み物まで待つことに。
一刻も早く脱出したい気分で、漸く、40分遅れで機上の人となった。
メキシコから3時間余、日本からは20数時間余りとあまりにも遠く、再びこの地を訪れることは?
来年は、パナマ、コロンビア、政治が安定していればベネゼエラ、今回を考えると、更に遠いですね。
寧ろ、多少近いメキシコか。
残り少ない人生、見てみたい世界は、限りない。
10日間に及ぶ今回のグアテマラ一人旅は、異次元世界、なかなか経験の出来ない思い出の詰まった旅だった。