『ATMエラー』：第８回大阪アジアン映画祭

2012年／タイ　　＜海外初上映作品＞

カラー127分
タイ語（日本語字幕）

監督：メート・タラートン
製作：ジラ・マリクン
　　　チェンチョンニー・スントーンサーラトゥーン
　　　スウィモン・テーチャスピナン
　　　ワンルディー・ポンシッティサック
脚本：アマラポーン・ペンディントーン
出演：チャンタウィット・タナセーウィー
　　　プリーチャヤー・ポンタナーニコン
　　　チャルームポン・ティカマポーンティラウォン
　　　タワット・ポンラッタナプラスート

OAFF2011でABC賞を受賞した『アンニョン！君の名は』で主演を務めたチャンタ
ウィット・タナセーウィーが、本作でもちょっぴりドジでおとぼけな主人公を
熱演している。
美男美女の主人公に加え、クセもアクも強い個性豊かな人たちが続々と登場
するのにも注目。
『恋するリトルコメディアン』のメート・タラートン監督による2012年タイの
最高ヒット作！タイ・コメディの底力がうかがえる作品。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（第８回大阪アジアン映画祭公式カタログより）
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日系の銀行に勤めるスアとチップは、社内恋愛禁止の職場にもかかわらず、5年
間こっそり交際していた。社内恋愛が発覚すれば、どちらかが会社を辞めな
ければならないという厳しい規定がある。上司にばれてクビになる前に結婚する
ことにしたが、退職したくないふたりは、いつの間にかどちらが辞めるかで
言い争うようになる。
そんなある日、会社の所有するATMが故障し、大量の現金が流出してしまう。
スアとチップは、大量の現金を手にした人を突き止め、回収したほうが会社に
残れるというバトルを繰り広げることとなり・・・。
ふたりのバトルの結果はいかに！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（第８回大阪アジアン映画祭公式カタログより）
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今回の上映ラインアップでタイ映画が何本か上映されるんだが、その中で本作が
一番面白そうな予感がしたので、梅田ブルグ７へ観に行くことに。

予想以上に面白くて満足！

これは大変面白かった。
システムの不具合によってATMが故障し、引き出した倍額の金額が吐き出される
事件がおき、流出した金の回収にスアとチップのカップルがどちらが会社に
残るかを賭けることになり、そこから起きる足の引っ張り合いや顧客との
やり取りなど随所に笑いどころが満載で最後まで飽きずに観られて面白かった。

いろんな面白いキャラが出てくる中、一番衝撃的なのがスアとチップが勤める
日系銀行に研修生として入ってきた部長の息子。ノンスタイル井上そっくりの
キャラで髪型はキモいし、ナルシストぶりやクサいセリフを臆面もなく吐く
ところも彼にそっくり。
そんなノンスタ井上もどきがチップに一目ぼれして、チップに絡んでくるんだが
もう彼の一挙手一投足が可笑しすぎて腹筋が崩壊しそうだった。

ヒロインのチップを演じたプリーチャヤー・ポンタナーニコンが美形なんだが、
あんまりタイ女性っぽくなく、どちらかというと韓国か日本の女優さんに居そう
な顔立ちで個人的には好み。
主人公スアを演じたチャンタウィット・タナセーウィーもイケメンでイケメンで
韓国のアイドルグループに居そうな顔立ちだった。

お薦め度：★★★★★（5/5）

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