だらだら無気力ブログ!

だらだらと毎日を過ごす映画好きな野郎のブログ。
映画の感想や日々の思ったことを書いてます。

運命の子

2012-01-12 00:01:02 | 映画(あ行)

中国
歴史劇/ドラマ

    * * * * * * * *

「さらば、わが愛/覇王別姫」「花の生涯~梅蘭芳~」のチェン・カイコー
監督が、京劇などの舞台作品で知られる司馬遷の『史記』に記された古代中国
の物語『趙氏孤児』を映画化した歴史大河ドラマ。
敵対勢力によって皆殺しにされた一族のただ一人の生き残りとなった子を
巡って繰り広げられる愛と復讐の物語を壮大なスケールで描く。
主演は「活きる」のグォ・ヨウ、共演にワン・シュエチー、ファン・ビンビン、
チャン・フォンイー。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

約2600年前の中国・春秋時代、晋の国。国の要職を占め栄華を誇る趙氏一族
だったが、政敵である屠岸賈の謀略によって皆殺しにされてしまう。
一族の子を宿した荘姫も自らの運命を悟り、生まれたばかりの男児を医師の
程嬰に託して自害する。屠岸賈はその孤児の殺害に執念を燃やすが、捜索の
混乱の中で程嬰の実子が孤児と誤解され殺害されてしまう。趙氏の孤児を
引き取り、我が子・程勃として育てることになった程嬰は、復讐の心を内に
秘め、自ら屠岸賈の家臣となる。こうして程勃は自らの出生の秘密を知ること
なく、程嬰ばかりか屠岸賈の愛情も一身に受けて成長していくのだが…。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

この作品は大阪の梅田ガーデンシネマでも上映される予定だけど、その時期は
大阪にいなくて見逃してしまいそうなので、現在上映中の渋谷のル・シネマ
まで出向いて観賞。

相変わらずファン・ビンビンは綺麗だ。

ファン・ビンビンを始め、「狙った恋の落とし方」のグォ・ヨウ、TVドラマ
「神侠侶」のホワン・シャオミン、「レッドクリフ」のチャン・フォンイー、
「レイン・オブ・アサシン」のワン・シュエチー、「英雄・国姓爺合戦」の
ヴィンセント・チャオと魅力的なキャスティングが気になって観に行ったん
だが、なかなかに面白い内容だった。

晋の建国の功臣・趙衰の子孫であるため国の要職を占める趙氏。
王も趙氏に気を使わなければいけないぐらいの権勢を持ち、それが傲岸な態度
として出てきてるとなれば、おそらく屠岸賈でなくても、この一族をいつか
陥れてやろうと思うだろうな。
ましてや王が暗愚なら、なおさら王を亡き者にして、その罪を趙氏一族に
なすりつけて幼い新王を意のままに操ろうと思うのは至極当然。

なので、趙氏が虐殺されるのは仕方ないだろうなと思いつつ観てたんだが、
この時の荘姫の子を巡って、屠岸賈、公孫、程嬰、程嬰の妻らのやり取りが
緊迫感があって見応えあった。

その後、趙氏の孤児の身代わりとして死んだ実子と妻の仇を討つために、
程嬰は程勃と名付けた趙氏孤児とともに屠岸賈の家臣となり、子のいない
屠岸賈に程勃を義子として近づけさせ情が湧いた時に程勃に仇討させようと
遠大な計画を立てるんだが、なんか中国的で壮大な話だなぁと感じた。

で、成長した程勃が自分の出自を知った後に、最初は信じなかったものの、
屠岸賈への恩義と親の仇であることの葛藤にあまり悩まずにあっさり屠岸賈を
親の仇として討とうとするのが何か腑に落ちなかった。

ところで、チウ・マンチェクの英語名がヴィンセント・チャオってのは
今回初めて知った。
でも彼の出番少なくて、アクションもほとんどなくてちょっと勿体ない
使い方だなぁと思った。


お薦め度:★★★☆☆(3/5)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ル・シネマ (rose_chocolat)
2012-01-19 05:38:37
までいらしたんですね。
お疲れ様です。

これ、中国作品に多いんですが、壮大なんだけどもったいないなあという印象でした。
返信する
>rose_chocolatさん (はくじ)
2012-01-21 00:42:27
こんばんは。
コメントありがとうございます。

出張先にいるときは月一ぐらいの割合で
東京に出向いて映画観たりとかしてます。
普段は渋谷の映画館には行かないんですが、
この作品が上映館数が少なくて、今回初渋谷と
なりました。

中国作品、とくに歴史物や武侠物にありがちで、
壮大な割には、その壮大さが生かしきれてない
気がする作品は多い感じがしますね。
返信する
やっぱ (sakurai)
2012-03-20 19:07:02
見どころはファン・ビンビンチャンですかね。
最近でますよねえ。でも、大体が皆途中で非業の死を遂げる・・・みたいな。
でもよく似合ってますわ。
あの主君じゃ、こうなるのも目に見えてますよね。まあ、下剋上の春秋・戦国時代ですから、さもありなんです。
チェン・カイコー監督作品は、好不調の波がありすぎるので、期待はいつも薄目です。なので今回は、合格でした。
返信する
>sakuraiさん (はくじ)
2012-03-21 00:03:47
こんばんは。
コメントありがとうございます。

言われてみると、ファン・ビンビン、そんな役ばっかですね。もしくは夫をつつましやかに支える役とか。それでいて結構、いろんな作品に
出てますよね。

私的には好きな時代のお話なので、楽しめた口でした。
返信する

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