だらだら無気力ブログ!

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アウトレイジ ビヨンド

2012-10-24 00:02:05 | 映画(あ行)

日本
クライム/ドラマ/アクション

    * * * * * * * *

北野武監督が豪華キャストを起用してヤクザ社会の壮絶な抗争劇を描いた
「アウトレイジ」の続編。前作から5年後を舞台に、さらなる陰謀と裏切りが
ついには関西ヤクザとの一大抗争へと発展していく様を迫力のバイオレンス
描写とともに描き出す。
出演は前作からの続投組となるビートたけし、三浦友和、加瀬亮、小日向文世
らに加え、西田敏行、松重豊、高橋克典、桐谷健太らが新たに参加。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

熾烈な下克上を制して加藤が関東一円を取り仕切る巨大ヤクザ組織“山王会”
のトップに上り詰めてから5年。加藤は大友組の金庫番だった石原を若頭に
抜擢し、その勢力をさらに拡大させていた。しかし内部では、若手を重用する
加藤に古参幹部の不満がくすぶり始めていた。
そこに目を付けたマル暴の刑事・片岡は、山王会の古参幹部を関西の巨大暴力団
“花菱会”に引き合わせ、均衡を保っていた2大勢力に揺さぶりを掛ける。
その一方で、片岡自ら噂を広めて獄中で死んだことになっていた大友を仮出所
させる。そして足を洗おうと考えていた大友を再び抗争の渦中へと巻き込んで
いくのだが…。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

前作も観たことだし、前作で死ななかった面々がどうなるのか興味あったので
公開早々に観に行くつもりだったけど、なんだかんだでやっと鑑賞。

今回も「コノ野郎!」の嵐

前作も「コノ野郎!」「馬鹿野郎!」の嵐だったが、今回も終始「コノ野郎!」
の連呼だったな。

今回はほとんど銃による殺害のみで、前作の大友組若頭・水野の首チョンパ程の
衝撃度は無く、前作同様、人間の欲望や裏切りといった部分が存分に描かれて
いたけれど、個人的には前作の方が面白かった。

殺って殺られての応酬でなく、山王会は若頭の石原に反発する古参幹部がやる気
ないので、ほとんど花菱会の支援を受けた大友・木村の一方的な殺戮劇だった
のが前作より楽しめなかった一因かな。

それにしても花菱会の上層部はしたたかだ。
山王会会長の加藤と若頭・石原を除くために支援を取り付けにきた山王会古参
幹部の富田にイイ顔しておきながら、関西に来たことをさくっと加藤に連絡
して、山王会内部に亀裂を入れたり、その裏で山王会を潰すために陣頭指揮に
ふさわしい人選を進めたり、加藤に石原と富田が繋がってると嘘情報流したり
と、やることに抜け目がない。

刑事・片岡は最後は策に溺れた感じの死にざまだったな。
木村の葬儀に来た時点で大友は片岡を殺す意思も花菱会の面々をどうこうする
意思はなかったと思う。
なのに片岡が出所の解らない拳銃さしだして花菱会の幹部を殺るなら今だと
煽っちゃうから・・・。
結果、片岡が暗躍したことで花菱会をさらに強大にしてしまったことに。

続編はどうだろ?作るのかな?
作るとすると、強大になった花菱会と韓国マフィアとの抗争劇なのかな?

今回、高橋克典がおいしい役柄だったな。台詞は一切なかったけど、慌てず冷静
に山王会の人間を片づけていく様は渋かった。


お薦め度:★★★☆☆(3/5)

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2 コメント

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下劣な男たちの カッコ悪くも カッコいい生き方 (zebra)
2013-03-17 20:49:37
 裏切り 陰謀 罵声 前作もよかったが 今回の続編もよかったです。

加藤のやり方で 昔からの古参幹部たちは 新参の石原に冷遇されても なんとも思わず ないがしろにし過ぎたのが かえって 組の結束が弱くなったことが 三王会が衰退のきっかけだったようにもおもえました。


>それにしても花菱会の上層部はしたたかだ。~やることに抜け目がない。
 花菱会(関西)で 神山繁さん演じた会長 重鎮ならではの 心理掌握話術が 巧みでした。 敵の組の古参幹部が協力してきたってコトは 三王会は "結束力が弱くなっとるわ"と 見抜いて あざ笑ってたに違いない。 
 
加藤にも 
「一度人を裏切ったやつは 何回でも裏切りよる」
こう言って 加藤は疑心暗鬼にさせ・・・むろん 石原や他の幹部組員は おそらく今後やってただろうし、言うとおりなのでしょうが・・・
 自分も前会長の関内を射殺した経緯があるため とうぜん組員を信用ができなくなる・・・
 この一言で 完全に バラバラになった三王会の結束は元通りに戻らなくなったと見ていいでしょうし。

組がつぶれた者同士で結束した大友と木村。
奇妙な結束でしたが おたがいわだかまりが なくなってたので ほんのちょっぴりの"美しさ"を感じました。

最も下劣な男は なんといっても 小日向文世さん演じたマル暴の片岡でしたね・・・こいつには 下劣すぎて ムカムカです。 

>刑事・片岡は最後は策に溺れた感じの死にざまだったな。~なのに片岡が出所の解らない拳銃さしだして花菱会の幹部を殺るなら今だと
煽っちゃうから・・・。
 やっぱりな・・・片岡は たとえ大友が手を下さなくても 三王会にも花菱会にも 影で私利私欲で煽動してるってことをいずれ見抜かれて まず100%殺されるなって。
返信する
>zebraさん (はくじ)
2013-03-26 01:59:00
こんばんは。
コメントありがとうございます。

私的には前作の方が好きですが、続編も十分面白かったですね。
やっぱ監督はバイオレンス物を撮らせると凄いな!と思います。
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