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娘のワードローブを整理する




娘(99年生まれ12歳)にはグレーや茶系や紺、黒、白を着せるのが好きだ。赤ん坊の頃から。

例えば薄いグレーのツインセットに濃いグレーのプリーツスカートを合わせて焦げ茶のコート、夏なら白の麻のドレスにサマーカシミアのベージュのカーディガン、そういうのが大好きだ。

英国に転居してきたばかりの時、娘の私服を初めて見た同級生から「あなた、フランス人みたい」と言われたことがある。
なるほど、墨黒のタートルネックに濃いグレーのヘリンボーンのウールのスカートをはいて、紫が強いマロンのベルベットのピーコートに同色のベレー帽を被っていては英国ではそう言われるかもしれない。
フランス人みたい、という「イメージ」が世界共通のステレオタイプで「くすんだ色とベレー帽」というのがおもしろい。


娘が自分で服を選んで組み合わせて着てもまあ形にはなるようにとの気遣いから、同じブランドの服を揃えるようにしてきた。シーズンが違っても、一昨年のものでも、柄に柄でも、ブランドが同一だったらなんとなく様になるんじゃないか?という無精...いや母親らしい心遣いからだ。

わたしがちょっと心配なのは、娘が今後自分でコーディネイトを考えられない「常に背広」みたいな人になるかもしれないという点だ。特に彼女はオタクっぽく(今熱中しているのはレゴでキャンディの自動販売機を作り改良し続けるということ)、おそらくこのまま行くと、朝髪をとかしもせず、顔を洗いもせず大学の講義に出かけそうな感じなのだ...



少々考えた末、方向を転換した。ブランドを揃えるのではなく、基本のワードローブを取り揃えてやることにした。
大学生になってから嘆かなくてもいいように(まったくおしゃれに興味がないのもおもしろくないし、関心を持ちすぎてゴスとかに走っても困る)、今からおしゃれを鍛えておくのだ!


わたしのワンピースがやたらと多い(9割)ワードローブを見直す参考にもなったので、以下、これからの春夏用として揃えたものをメモとして。



Saint James/七部袖のボーダーTシャツ2枚。 生成りx赤のボーダーと紺x白ボーダー。
Bonpoint/ノースリーブのブラウス。ライトグレー系。
Petit Bateau/白のコットンTシャツと黒のコットンTシャツ。

Bonpoint/コットンのシャツドレス。
Stella McCartney Kids/生成りレースのワンピース。流行りのものを一枚取り入れるために。
Caramel Child&Baby/グリーントーンでベージュのリボンベルトつきのプリンセスラインのワンピース。夏のパーティなど用。初めて買った英国のブランドで非常にかわいい。しかし12歳までしかないのでうちは今年で最後だろう。

Bonpoint/スリムジーンズ。ダークブルーと白の2本。
Acne/バミューダー丈のジーンズ。

soeur/トレンチコート。

Tory Burch/黒のバレリーナシューズ(わたしが未使用のを譲った)。
Gallucci/シャンパンカラーのバレリーナシューズ。
エスパドリーユ、ベージュのと、白黒ギンガムチェックのもの。安くてかわいいのでおすすめ。
Hunter/長靴。これはアクセサリー枠ゆえにアイリス色(アヤメ色)。




後は
白のコットンシャツ
紺色のVネックサマーセーター
黒の膝丈のフレアスカート(できたらタフタ素材)
グレーのサマーウールのツインセット
グレーのスエット地のパーカー
Gジャン
パナマ帽
細い茶色ベルト

を夏が来る前(来るのか?)に買おうと思っている。

全体的に地味なのはもちろん基本のワードローブとして意図的なのだが(カラフルなものはアクセサリーやバッグで取り入れる)、去年のオレンジのカーディガンや、花柄のサマードレスやギンガムやスモック入りのブラウスなどと組み合わせるため。


12歳くらいのサイズでこういう基本ワードローブを探すのは結構大変なことだ。なかなかいいのがない。変にデザインが凝っていたり妙な飾りがついているのが多い。
基本服ばかり置いてるティーンサイズのお洋服屋さんやりたいなあ(<すぐにこういう甘いことを考える)。

でも英国では絶対に流行らないだろう。
英国人はカラフルでカジュアルなお洋服がお好きなのです。

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