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夏を追いかけて








8月も間もなく終わり...

今週のロンドン、サリー州の「夏」は、
最後の力を振り絞るかのようなお天気だったが

空はもう秋に支配されていた


モエは夏を追いかけてヨーロッパの果てまで

シチリエンヌをBGMに去ろうとしている
夏のしっぽを捕まえに
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monterey








この辺りで最も洒落た街、カルメルから15分ほどドライブして

モントレイ

エデンの東


ここまで来たらサンフランシスコはもうすぐそこだ


モントレイといえば「エデンの東」
「エデンの東」といえば、キャル役をマーロン・ブランドで見たかった
ブランドといえば「ラスト・タンゴ・イン・パリ」
あの映画といえば、ちょっと過剰な名曲...

今夜もわたしの芋づる的妄想は尽きず
モントレイとあの曲がしっかり結びついてしまった

と、思っていたら、夫が車中でかけたホテル・コストの中に
たまたま「ラスト・タンゴ...」が入っていた。


ただの偶然だが
こうやって曲や場所が
自分だけの意味合いで記憶に残るのは

素敵



(現地で途中まで書いて放置していた記事をアップしました)
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ネバーランド




5年ぶりにアメリカに来た娘は、彼女が見た範囲に限っての話だが、

アメリカの「幼さ」に驚いている

と言った。


1を見て10を知ったかのように思うのは控えなければならないが(東京を日本全国に当てはめることはできないし)、以下、わたしたちがLAで感じたことを書く。


娘は、アメリカという国そのものも(トクヴィルを読んでいったのだった)、そして人々の話し方、声のトーン、言葉の選び方、動作、服装、食べ物などの嗜好...が、老いも若きも男も女も同じであると感じて驚いているのだった。


彼女が滞在中に出会った人々の中には、旅行中しばしばかかわるサービス業に携わる人たちだけでなく、ファストフード店やショッピングモールの客から、アメリカの他所から来た観光客、ビバリーヒルズの桁違いの金持ち、会社のCEOなどもいたのである。

例えば、「美術館で、ほとんどストックフレーズ(「おお神様!」「分かる?」など)だけを使って、高めの大声で会話する人々」のほうを振り向いたら、少年少女たちではなく、初老のグループだったのはちょっとショックだった、などと言った。
美術館というのは、彼女にとっては、子供もちょっと気取って作法に従っていれば、渋い大人扱いをしてもらえるステキな場所だからだ。


アメリカはおそらく、人々が年功序列の差なく平等であることと、人々が永遠の青春時代を送ることを選んだ国である。

それが悪いと言うつもりは全くない。
それがまぶしく、うらやましく見えることすらある。
わたしの母は、老人も少年もファーストネームで自己紹介し、敬語を使い分ける観念が薄く、ジーンズをはいて道端で瓶からコカコーラ飲むのを「板についたカジュアル」でうらやましいと思ったと繰り返し言っていたが、そのような感覚。


それで気づいたことだが、欧州では、接客業の人などがわたしや娘に話しかけてくるときには、必ず「マダム」という敬称を使ってくる。

娘は16歳で明らかに幼さの残る顔をしているにもかかわらず、「マダム」と呼びかけられる。彼らは実際よりも相手を「より社会的に成熟した相手」として選んだ敬称を使ってくるのだと思う。

わたしはこれには一定の効果があると感じている。相手から「成熟した人物」として扱われたら、こちらの行動も多少は重々しく丁寧に、寛容になるのが人間ではないか。ちがう? 
「自分の利益や権利主張よりも、社会が円滑であることを優先してそこに責任を持ち、だからやせ我慢をしてちょっと気取っている」ことが「大人」の条件であると思っているので、少なくともわたしには効果がある、と言っておこうか。


しかしカリフォルニアでは相変わらず誰もがわたしを「ミス」と呼び、レストランなどでも娘の存在を確認すると必ず「お子様メニューは必要か」と聞かれた。欧州では社交辞令にしろ、まずは「大人」扱いにされることに慣れた娘は、ティーンらしく最初かなり憤っていた。


アメリカでは、欧州とは反対に、相手を「実際よりも若く設定することが敬意を表すこと」なのだろうか。




そういえばホテルでテレビをつけてみても盛んなのは、実年齢よりも若く見えることが最高! と謳うクリームの販売や、若い肉体を回復しなければ未来はないと断言するエクササイズ器具のプロモーションであった。
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真夜中のイングリッシュ・ブレックファースト








時差ぼけのため、変な時間に活発に動いている。
紅茶をお供に写真の整理がはかどること!



家にいて変な時間にゴロゴロするより
しゃんとして出かけたほうが
時差ぼけも
体液の停滞感も
取れるのが早いに違いないと
ハンプシャー州まで。

ああ、光が、空気が、違うなあ...
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san francisco








サウサリート側から眺める
霧に霞んだ朝のサンフランシスコ


この街は霧で有名だが
ここ数日
夜間は山火事の影響で特に霧が濃く

夜の帳の降りた湾を
サウサリートからサンフランシスコに向かって
真っ白な霧が巨大な龍のように
ゆっくり移動してくるのに圧倒された
あれはなんという名の龍だろう


サンフランシスコ

感動的な「話」をまとった街は世界中に数あれど
わたしにとっては世界で一番多くのお話がからみつく

麗しい街
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