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Tsukuba Scientific, Bridge Seminar

ブリッジゼミナール公式ブログ。コメント・討論歓迎(システム自由。ゼミナール共通システムはハーディ式2/1)

Q&A 1    1H-2H-3H,1S-2S-3Sは切り札ヘルプか?

2011年10月27日 | Weblog
〔改訂済〕 文化の秋が来て,教室で,基本的な割に重大な質問に出会うようになりました.ハーディの訳本を含めて,日本語でモダンなことが読めるようになったせいですね. Q1.  表題の通り. A.Yes. 無論ハーディなら切り札ヘルプ・ゲーム・トライ.(訳本だとp122~) しかし初心者にはちょっぴり高級なために,頭に入りにくいし,多少の経験者にとっては心理的に抵抗が有りそうなので,これまで余り . . . 本文を読む

ハーディは1スペードが4SFです

2011年10月23日 | Weblog
訳本が出てから,ハーディの記述についていろいろな質問を受けるようになりました.シンプルに意訳されているので,原著(緑本)を正確に訳すとすぐ分かることも多いのですが,前項のデスクリプティブ・ビッドや本稿は,そういう問題ではないようです.ただし前者は本質を理解する必要が無い人にはドーデモ良いことですが,今回は4SF(4thスーツ・フォーシング FSFとも略す.)という基本的な約束の問題なので,解釈が分 . . . 本文を読む

ブリッジ用語 78 プリエンプティブ vs デスクリプティブ

2011年10月22日 | Weblog
今回この二つの言葉をセットとして取り上げるのは,ハーディ緑本p173(訳本p131)のウィーク2ビッドの第2段落に,対比的に使われて居るからです. そもそも日本語に,ブリッジにも昔から有った前者の適切な訳語が無いのが,事を分かりにくくさせているのですが,これに対して後者は,ブリッジのビッド理論ないしシステム理論にハーディが新たに持ち込んだ概念ないし術語と言った方が良いでしょう. 急がば回れで, . . . 本文を読む

ブリッジ用語 77 ローゼンクランツ・ダブル

2011年10月21日 | Weblog
華のある名前です.ローゼンクランツはドイツ名に聞こえますが,どういう由緒なのか,メキシコのプレイヤーなのだそうですね. 近年ウェッジウッド(こちらも経営危機とか)に買収された陶磁器のローゼンタールのほう(今度の地震で我が家のこれも1,2個壊れました.)は薔薇の谷ですが,クランツは昔から有る姓だけれども語源や由来は分かりません.そこになんらかの縁で薔薇がついた分家なのでしょう. 一斗缶入りの化学 . . . 本文を読む

マイクルズにダブル(!)を掛けられたら? (2)

2011年10月20日 | Weblog
2スーターOC(オーバーコール)の防御(※)に際してのハーディの思想は,「見えないスーツを恐れるな」でした.しかし4台メジャー・ゲームも3NTも諦めるような場合は,ペナルティ・ダブルに目標を変更して,マイナー・スーツをもターゲットにするように頭を切り替えるというのが,40番の要点でしょう. では,敵がCUEの2Cまたは2Dでメジャー2スーターを示した場合には,どんなときにレスポンダーがダブルを掛 . . . 本文を読む

マイクルズにダブル(!)を掛けられたら? (1)

2011年10月20日 | Weblog
(突然このトピックが出て来た経緯は,前トピックのコメント参照) アリスの茶屋の教室では,パートナーのマイナー・オープンに対して,敵がマイクルズCUE(キュービッド)で両メジャーをアドバンサーに知らせたとき,ハーディのスタンダード篇(緑表紙p232-234,船橋センターから配布中の訳本p174-176)に沿って,3NTを目指してCUEを仕返すことが,やっと出来かけて居る程度ですが,ペナルティ・ダブ . . . 本文を読む

ハーディ‐つくばSciのマイナー・チェンジについて(補足2)―古典ダブルの効用の再発見

2011年10月18日 | Weblog
クラシカル・レスポンシブ・ダブル墨守.また馬鹿にされるかも知れません. アップ・ザ・ライン,1NTに対する3台メジャー・スーツがリアルなこと,強いジャンプシフトとさまざまな逆風が有った内で,大部分はハーディの訳本が出回ったおかげで,全く煩わされることが無くなりました. このハーディの訳本の発行人であられる杉野さんは,船橋ブリッジセンターで月2回ハーディを教えられるそうですし,浜松でも和田さんが . . . 本文を読む

ハーディ‐つくばSciのマイナー・チェンジについて(補足1)―クラシカル・レスポンシブ・ダブル

2011年10月18日 | Weblog
レスポンシブ・ダブルの適用範囲をローレンスの黄表紙と紺表紙(訳本←ハーディ同様訳本が出ると普及力が数十倍になる)の記述をもとに,そろそろ時期が来たかと,テキトーに上方修正したところ,意外にも〝マスターズ〟・クラブ(s)では全く採用して居ないとのことでした.(前回のコメント参照) この立場が分かれるのは,つくばSciのほうは,あくまでもクラシカル・レスポンシブ・ダブルを想定して来たのに対して,〝マ . . . 本文を読む

ストップカードについて (続き) ストップは5秒以上8秒以内

2011年10月16日 | Weblog
承前 これも明文規定が有るように,ストップカードを出しておくのは,5秒以上8秒以内であり,次の人は10秒待っても下げられない場合にはそれを督促出来る. つまり,ストップカードが未だ出ているか,「どうぞ」と言われない内に,勝手にビッドしてはいけません. どこかのローカルルールを振りかざす人が居るのは困ったものですが,出されたときに待たないのは,無知か,規定を承知の上ならば無法なプレイヤーであり . . . 本文を読む

ストップカードについて

2011年10月15日 | Weblog
ストップカードは,JCBLハンドブック『競技会での手続き5.ストップ』(p68)に記載の通り,常に出すか,全く使わないかの二者択一というのが現行ルールですが,一部では相当に混乱して居り,ルールを守るプレイヤーの方が批難されるという恥ずべき事態になって居ます. この件について,これまで公にしないで来ましたが,少し前にJCBL首脳部が集まって居る席で見解を訊ねたところでは,アラートと比較して,そう明 . . . 本文を読む

ハーディ‐つくばSciのマイナー・チェンジについて―一部のダブルをローレンスに合わせる

2011年10月15日 | Weblog
標記のシステムは,初心者から本格的な中級者までは同じシステムを不足無く使えるということをモットーにして,設定して来ておりますが,これまで,競り合いなど,どう決めても大差無さそうなところはある程度つくばのビッドの大勢に合わせていた面が有ります. しかし,覚えるだけならば,どうせ初心者にとっては同じ手間なので,この際つぎのことは,ローレンスの示唆に基づいて,改訂致します.(なおローレンスが,このよう . . . 本文を読む