この世には季節に応じて必ず飲みたくなる神の飲み物が存在する。
カルピスもその一つである。
昔は何か粘っこいものが喉にひっかかるような感触があった気がするが、
最近はカルピスウォーターとして、出来上がったものを飲む機会が増えたせいか、
そうした微妙な経験をすることもだいぶ少なくなったように思う。
ここ最近は、濃厚でクリーミーなちょっとだけお高い商品もあり、
それはそれでおいしいので困ってしまう。
常備しているほどではないにせよ、必ず夏になるとカルピスが飲みたくなる瞬間が訪れるのは、
小さい頃の私の味覚に刷り込まれた何かがあるからに違いない。
そんな、どうでもよい飲み物の話。
