A・Iが止まらない!原作者 赤松健先生

2016年12月23日 02時46分26秒 | 日記


ホンダがグーグルと共同研究で自動運転の開発を進めるそう。

自動運転にはいくつかの段階があって加速と操舵と制動のいずれか一つを
自動で行ってくれるのがレベル1、その複数を行ってくれるのがレベル2。
運転席にドライバーが座っていれば緊急以外の運転は基本全部自動でやって
くれるのがレベル3。そしてレベル4は運転席に座らずとも大丈夫な段階を
言うらしく現在実現しているのはレベル2までなのだが今回の共同開発では
今までとは全く違うアプローチでレベル4の自動車を開発する方針との事。

グーグルという事で嫌がおうにも思い出すのはやっぱり今年初めに韓国の
囲碁棋士イ・セドルを破った人工知能。今回の共同開発のそのAI技術を
活かすのではないかとニュースでは紹介していた。

ここ数年でのAIの進歩の速さは凄まじい。上でさらった書いたけども
囲碁なんて向こう10年はプロに勝つのは無理と言われていたんですよ。
にも関わらずいきなり世界トップランカーのセドルに勝っちゃうんだから
衝撃の高さは推して知るべしで、そんな連中が開発するんだからレベル4の
実用化も想像するよりもずっと早いんじゃないだろうかと思う。

ここまでなら素晴らしい話だなと思うけどAIに感情を持たせようという
開発に関しては俺は何か薄気味悪いもんを感じる。今年半ばに羽生善治が
レポート兼ナレーションを務めたNHKの人工知能特集なんてカルチャー
ショックなレベルだった。番組の中で特に驚いたのは仲間意識を持った
ロボットが開発者の命令に背いて泣き出したりする所でこんなん見たら
何を持って感情があるとするのか解らなくなってきたりしてなぁ。

感情を持たせようとする向き自体は良いんだけど人間と同じ様な感情を
機械に持たせて自我を芽生えた時(少なくとも現時点では)人間特有の
体感を共有できないロボットとの間に齟齬が生まれるんじゃあないのか
・・・なんて考えると怖いし悲しい。だからこそ薄気味悪いとも感じる。

赤松健のA・Iが止まらない!とか読んでいた当時でもご都合主義があるから
作品が成り立ってるように見えるけど、これ何処かで破綻しちゃうよなぁと
思っていただけに、それに近い状況が現実で起こるかもしれないと考えると
ここら辺でやめといた方がいいんじゃないかとか思ったりもして。

ただそこら辺はAIに対して薄ぼんやりとした印象しか持っていない
素人が持つ感想だから感情を持っている風に見えるもんを一様に怖いと
思うのは開発者に失礼かもと思って、ちょっと見る目を変えるべきなの
かもなぁと最近は考え直したりしています。

そして一応行間を読んだり含みを持った発言をし出したら怖いという
新しい線引きが自分の中で出来た。例えば画像が赤松健じゃあないと
知りつつこちらのボロを引き出すような事を言い出したりした時とか。



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画像は将棋の羽生善治名人です
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