★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

夢を持つということ

2017年11月07日 17時45分15秒 | 徒然(つれづれ)
 誰しも子供の頃は夢があったと思う。
 野球選手になる、パイロットになる、社長になる、今であれば、芸人になる、You Tuberになるだろうか。

 しかしそれが目的であって、そのあとどうするのかは、夢に描かれていないような気がする。
 何かになることが目的で、そこで何をするかまで考えが及んでいないのだ。
 運よく夢が叶って、野球選手になったものの、目が出ず引退して転職、社長になったものの、経営不振で倒産など、よくある話だ。

 また、一つの大きな夢を持つことによって、ほかの可能性をシャットアウトしているとも考えられる。
 人には向き不向きがある。
 夢という名のもとに、早くから進路を絞り過ぎるのもよくない気がする。

 昨今のプロ野球の戦力外通告のニュースを見て思う。
 夢を叶えプロになったのに、大した活躍をすることもなく、失意のうちに自由契約を言い渡される。
 まだ30代、下手をすると20代の選手もいる。
 野球しか知らない彼らは、残された長い人生をどうするのだろう。

 夢を持つのはいいことだが、それはそれで置いておいて、現実をしっかり把握することが大切だ。

 親が叶わなかった夢を、その子供に託すというのは、ナンセンス以外の何ものでもない。

 ちなみに私の夢はサラリーマンになることだった。
 そして、自分なりに充実したサラリーマン人生を、あと2年足らずで終える。
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