机の引き出しの中を整理していたら、潰れたマッチ箱が出てきた。
中を見たら5本のマッチが入っていた。
条件反射的に煙草をくわえ、マッチで火をつけ、一服した。
妙に心が落ち着いた。
マッチで煙草に火を点けるなんて、何年ぶりだろう。
5年や10年ではきかないと思う。
今は使い捨てライターを携帯している。
それ以前は、長らく3、4種類のZIPPOを使いまわしていた。
ということは、マッチを愛用していたのはその前ということになる。
大学時代はほとんどマッチだった。
出先でなくなれば、煙草屋や駅の売店で買ったりもした。
下宿には、いろんな喫茶店のマッチを常備していたものだ。
当時の喫茶店は宣伝ツールとして、マッチはくれたり、レジ横に置いたりしていた。
それを収集して、下宿の壁に飾ったりしている連中もいた。
嫌煙運動の高まりとともに、多くの喫茶店は禁煙になり、宣伝用のマッチを作ることもなくなった。
あれはひとつの文化だったと思う。
そして今、悲しいかな、その文化は消滅した。
そんなセンチなことを言う前に煙草をやめろ、という声が聞こえてきそうだ。
中を見たら5本のマッチが入っていた。
条件反射的に煙草をくわえ、マッチで火をつけ、一服した。
妙に心が落ち着いた。
マッチで煙草に火を点けるなんて、何年ぶりだろう。
5年や10年ではきかないと思う。
今は使い捨てライターを携帯している。
それ以前は、長らく3、4種類のZIPPOを使いまわしていた。
ということは、マッチを愛用していたのはその前ということになる。
大学時代はほとんどマッチだった。
出先でなくなれば、煙草屋や駅の売店で買ったりもした。
下宿には、いろんな喫茶店のマッチを常備していたものだ。
当時の喫茶店は宣伝ツールとして、マッチはくれたり、レジ横に置いたりしていた。
それを収集して、下宿の壁に飾ったりしている連中もいた。
嫌煙運動の高まりとともに、多くの喫茶店は禁煙になり、宣伝用のマッチを作ることもなくなった。
あれはひとつの文化だったと思う。
そして今、悲しいかな、その文化は消滅した。
そんなセンチなことを言う前に煙草をやめろ、という声が聞こえてきそうだ。