【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

現代の探検家《河江肖剰》 =025=

2017-06-24 06:07:05 | 浪漫紀行・漫遊之譜

○◎ Great and Grand Japanese_Explorer  ◎○

新たなピラミッド像を追って、エジプト考古学の魅惑の世界=河江肖剰=

= Webナショジオ_“河江肖剰-新たなピラミッド像を追って”より転載・補講 =

☠ 発掘調査と先端技術によって、古代のピラミットの実像に迫る ☠

◇◆ ヒエログリフが読みたい = 3/3= ◇◆

=資料・文献=

ヒエログリフ文字解読の歴史

中世を通じてもヒエログリフは多くの人々の関心を惹き付けていた。 近代に入ると多くの学者達がヒエログリフの解読に挑んだ。特に有名なのは16世紀のヨハンネス・ゴロピウス・ベカヌスと17世紀のアタナシウス・キルヒャーであるが、解読に失敗したり、全く根拠のない独自の解釈に終わった。 初めて解読に成功したのは19世紀のフランス人学者ジャン=フランソワ・シャンポリオンであり、彼はキルヒャーの収拾した資料を研究し、ロゼッタ・ストーンの解読を行うことで読み方を解明した。 これが突破口になり、その後も研究が進んだため、現代ではヒエログリフは比較的簡単に読むことができる。

ヒエログリフ文字の表記

エジプト学では、聖刻書体・神官書体・民衆書体の3種のエジプト文字書体を区別する。 これらは、派生関係を無視して字形の崩しぐあいや続け方のみを問題にすれば,楷書・行書・草書の違い、社会的威信という観点を加味すれば、むしろ真名・草・仮名の違いに比べられよう。  いずれにしても、一字一字相互に還元あるいは対応させうる性質のものである。

聖刻書体と神官書体はほぼ同時期に出現するため、それらの違いは書写材料に影響されたにすぎないとして、神官書体をパピルス向けの書体と見た研究者もいる。  民衆書体の場合は、続け字が発達していて字母の境界が不明瞭なだけである。  以後、聖刻文字(ヒエログリフ)、神官文字(ヒエラティック)、民衆文字(デモティック)と呼ぶ。

エジプト語を表記した最初の確実な例としては、前3100年頃のエジプト先王朝の王名があげられる。 表音表記された初代ナルメル王の名前が、祭儀用の化粧盤などに繰り返し現れる。 そして、ファラオ時代の最盛期からギリシア・ローマ時代まで、約 3500年の間、えることなく用いられた。  最後の資料は、聖刻文字が後世紀末、民衆文字が後5世紀半ばである。

体系としてのエジプト文字とエジプト語は,わずかな文字がコプト文字に伝えられたのみで、広く流布しなかった。  しかし、現代に与えた影響となると、他をはるかに凌ぐ可能性がある。  なぜなら,原シナイ文字を介してセム系の文字につながるという説が正しければ,ギリシア文字やラテン文字,インド系の文字にまで関連するからである。

ガーディナーの記号表(Gardiner's Sign List)はエジプト学者アラン・ガーディナーにより編纂された一般的なヒエログリフのリストである。  古代エジプトのヒエログリフ研究における標準的なリファレンスであると考えられている。

ガーディナーはヒエログリフの最も一般的な形のみをリストにしたが、広範囲のサブカテゴリや、また多くのヒエログリフの縦書き・横書き双方での形も取り入れている。  実際のテクストのブロックを読む補助とするために、大きさによる字形のバリエーションも記載した。  (ウォーリス・バッジのリファレンスには約1000のヒエログリフが50ページにわたりリストアップされているが、大きさによるバリエーションには触れていない。)

ガーディナーは見出し記号をクロスさせることはなかったので、一度リストに収められると、他の重要な用法が見過ごされる場合がある。その一例がG16(nbty),

であり、これはコブラの姿をしたウアジェトと白いハゲワシの姿をしたネクベトの「2柱の女神」を表す表意文字である。両者は上下エジプトの別々の王国の守護女神であり、王国が統一された際に両者は共にウアジェトの蛇形記章に記されるようになり、以降は両者共にエジプトとファラオたちの守護者と見做されるようになったのである。 この表意文字はG16として「鳥のリスト」にのみ掲載されており、神のリストや爬虫類のリストでは見落とされている。

ガーディナーが取り入れた他のサブカテゴリには略号や個人的な形、またパピルス、特に死者の書に用いられるものの完全なサブセットがある。

マニュエル・ド・コダージュManuel de Codage; 略号MdC)とは、ヒエログリフのテクストの字約のための標準体系である。

1984年に、ヒエログリフのテクストをコンピュータ上でエンコードするための統一された体系を作成するための委員会が開かれた。  これにより得られた『コンピュータ入力のためのヒエログリフのエンコーディング・マニュアル』(Jan Buurman, Nicolas Grimal, Jochen Hallof, Michael Hainsworth and Dirk van der Plas, Manuel de codage des textes hiéroglyphiques en vue de leur saisie informatique, Informatique et Egyptologie 2, Paris 1988)は、ほとんどの場合で略して「マニュエル・ド・コダージュ」(Manuel de Codage=略号MdC)と呼ばれている。

MdCはヒエログリフの書き物だけでなく、略記されたヒエログリフの字訳をもエンコードする簡潔な方法を提供する。制定以後、MdCはヒエログリフのテクストをコンピュータに記録するための正式な共通標準としてエジプト学で世界的に採用されている。

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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