澤 竜次『ブルジョワの午後』

ミュージシャン澤 竜次のブログ。

平成オイル老いる。

2014-03-05 03:49:16 | ブログ
昨日はキングブラザーズの復活ライブを観に行って来た。

元々俺はおそらく何かしらに反発したくてロックンロールを始めたが、いつしかロックンロールという言葉に対して反抗を覚えた。
しかしキングブラザーズのあまりに真っ直ぐ過ぎるロックンロールに対してはいつ観ても、従順にならずにはいられない。
心臓をえぐられるような感覚。

バンドをやっていると「ロックンロール」についてよく聞かれるが、正直俺にとっては「ロックンロール!」と叫ぶ事は、「お母さんありがとう!」と叫ぶ事ぐらい小っ恥ずかしく感じるのだ。
過去にライブ中にごまかして「ロッカールーム!」と叫んだ事はある。

いやそんな事はどうでもいい。
俺はあらゆる意味での敬意と敵意を含め、ロックンロールというやつと真っ向勝負をしている。
本物には勝てないと思っているからこそ。

今日のローリングストーンズも観に行きたかったな。
初日よりもキースが元気だったという噂も聞いたり。
なんじゃそれ。
でもリアルで良いな。
そこが良い。
年老いるってどんな気分だろうか。
別に今の自分に若さを感じる瞬間も無いけど。
気分はずっとこんな感じか。
それなら身体が思い通りに動かなくなっても気持ちで引きずっていけそうな気がする。
でも俺がヨボヨボになった時には力を振り絞って持っているギターを全部破壊して、日本家屋で日本茶をすすりながら玄米を食べて田舎暮らしで余生を楽しむけどな。
邪魔になったら何ならギターでド突いて殺してくれて構わない。
多少呪いはするかもしれないけど。



日付が変わって本日3月5日の午後、黒猫チェルシーからホットなニュースが発表されるので要チェック、プリーズ!

グランドチャンピオン。

2014-03-02 02:31:27 | ブログ
今日は4月2日発売の黒猫チェルシーのベストアルバム「Cans Of Freak Hits」のインタビューを受けて来た。
前のアルバムの「HARENTIC ZOO」から1年半が経ち、4人で取材を受けるのも久しぶりだったので沢山喋った。
ベスト盤で新録2曲なのでそんなに多くは話す事は無いかなと思っていたけど、今までよりも喋ってしまいそうな予感。
過去の曲に対して、振り返る程の期間では無いけど「この曲の時はああだったな。」とちょっと思い出したり、「次はこういうアルバムを作りたいなあ。」などと思うと色んな事を話したくなる。
今が楽しいからかな。
これから随時発表になる新しい情報や今後発売される雑誌を是非ともチェックプリーズで。


先日はストーンズを観に行って来た。
とにかくミック・ジャガーの体力とプロフェッショナルの至高を観て、感動した。
ロックバンドとしてあんなにも歴が長いのにメンバーの関係性は未だに不器用そうで、演奏も決して上手いとは言えないけど、自分自身も不器用に心から愛したくなるバンドだと改めて思った。

おとといはいつもの同世代バンドのメンツでご飯を食べた。
5年前に東京に来て一緒に遊ぶ友達が出来たのはおととしの事。
1人で部屋で呑むのも十分楽しめるし大好きだけど、やっぱり俺は日常において友達と喋りながら呑む時間が好きだ。


オリンピックが終わったね。
ちらちらとではあるが楽しんで観ていた。
やっぱりダイナミックなイベントは熱くなるね。
でも金メダルを取れなかったりメダルを取れなかった選手で、「応援してくれた皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。」みたいな事を言う人がいるけど、何故謝るのかね。
自分の為に一生懸命やって来た事を世界に見せつけらる場に立ったのだから、もっと堂々としていればいいのに。
なにも世界最強の国を決める為に勝負しているわけじゃないのだから、選手は国を背負ったような気持ちでやる必要も無ければ、ましてや観客や視聴者がそんな目線で観るイベントでは無いと思うけどな。
同じ日本人として日本人を応援したくなる気持ちは勿論あるし分かるけど、それは心の中で思っていれば良いだけであって、何も競技の最中に国旗を振りかざして余計なプレッシャーをかけるような事はしなくていいんじゃないか、とオリンピックを観ていて毎回違和感を感じるのだ。
俺は幼い頃からK-1が大好きで全盛期はとくに毎年K-1グランプリをかぶりつきで観ていて、日本の選手に対して親近感は感じるけど、やはり強くて憧れたアンディ・フグやピーター・アーツやアーネスト・ホーストを応援していたからね。




ウルフルズ復活。
小学生の頃に初めてCDを聴いてライブに通い始めた以来大ファンになったバンド。
ちょっと恥ずかしいけど好きな子に告白するキッカケもウルフルズの曲だったり、。
数年後に俺らが上京して間もなくウルフルズが活動を休止して、発表の翌日の六本木のフリーライブも途中からだけど観に行って、ROCK IN JAPANで初めてメンバーの皆さんとお会いした。
それからケイスケさんとサンコンさんとは同じステージで演奏をする事も出来て、初めて「あの頃の俺に言ってやりたい。」と本気で思った瞬間であり夢のような時間だった。
ミュージックステーションで演奏するウルフルズを観た時は涙が出た。
3月16日の両国国技館は黒猫のライブがあるので観られないけど、またライブに行ける事が本当に楽しみで仕方ない。



音楽にまつわるさまざまな嬉しい出来事が重なって、小学5年生の時にバンドを組んだ自分と当時のメンバーを褒めちぎってやりたいと思う今日この頃である。