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小腸腫瘍のお勉強(3) 術後経過編と経腸栄養剤

2015年06月24日 | 病気
17日の退院当日:術後13日目です。

痛みがあるので、ゆっくりとしか歩けません。退院時のタクシーは、段差で腹に力を入れていました。腹の縫い傷からピンク色の液が滲みます。ガーゼで抑えています。開腹部分の下部は、縫合不全により退院前日に縫いました。

退院2日目:術後15日目

右腹部に激痛。触ると硬くなっています。指で軽く触っても痛みます。構わず放置、無理して歩いたら何故か治りました。たぶん、癒着しかけたのかも知れません。

退院5日目:術後18日目

両脇腹が痛くなってきました。徐々にです。とくに右側が痛い。右を向かないと痛みで寝れません。熱が37度。腹膜炎や腸炎を視野に入れつつ様子を見ることにします。薬は飲みません。

退院1週間:術後20日目

16日に縫った下部を抜糸(縫って8日目)。漢方薬(大建中湯)と経腸栄養剤を処方されました。本来、退院直後に受診し処方される予定でしたが、勝手に遅らせました(抜糸に合わせた)。昨日は、循環器科で検診、運転の許可が出ました。ちょっと運転しましたが振動が辛いです。

術後22日目
18日以来の発熱37度。Web情報で「大建中湯で微熱が出た」とのこと。一応、中止しました。脇腹痛は、筋肉痛のような引きつったものです。たぶん癒着が引きつれているのかも知れません。連続で10分程歩くと脇腹痛で動けなくなることがあります。

術後1ヶ月+8日間
熱は出ません。脇腹痛は大分改善しました。10分程歩くと僅かに鈍痛が出ます。就寝中には出ません。手術前からの下腹部痛が出ます。回腸側に腫瘍があると困りますね。一応、各種検査中です。血液・尿・便潜血。エコーは問題無しでした。

術後1ヶ月半
脇腹痛はほとんど回復しました。小腸の癒着が原因とのことです。下腹部痛は根強く残っています。

続く

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「大建中湯」は、腸の動きを活発化し、腸閉塞を防ぐ効果もあると記載されています。病院では大腸手術後に2週間処方しているそうです。


主治医曰く、「慶応大のエビデンスでは、処方で退院が早まったとのこと。しかし、過去に本剤で腸閉塞を誘発したような経験もあり、ちょっと懐疑的にも考えている。いずれにしても大した効果は無い」

まあ、小腸の癒着を漢方薬を飲んで防ぐなど、素人目にも"無理"って思いますよね。癒着は腹腔内で起こるのに、漢方薬は腸の中を流れるんだものね。ちなみに処方箋がなくても通販で180包1万円くらいで売っています。
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「経腸栄養剤」は、エネーボです。現在バニラ味しか発売されていません。前の製品はエンシュアリキッドでチョコやイチゴ味もありました。はっきり言って不味いんだよね、コレ。もっと美味しく&味を増やして欲しいと思います。

250mlで300カロリーで、タンパクと糖分が中心です。保険なので60円/本くらいですが保険外でも180円です。処方扱いなだけあって、様々な成分が含まれています。

以下の商品は、処方箋が不要です。よって成分もエネーボ程は多岐に渡っていません。サプリやジュース等で補う必要があります。

明治メイバランスMIniアソートBOX(125ml×24個入)は125mlで200カロリーです。味が8種類もあるし@¥180(Amazon)です。
男性一日1700カロリーなら、6本で1200カロリー計¥1080です。これに100%ジュース(ビタミン)やポカリ等(塩分)に粥やプリンでも食えば活動的な人でも足りるでしょう。

明治メイバランスブラックゼリー(220ml×24個入)は、220mlで350カロリーです。ゼリーなので紙パックからは食べ難いです。器に開ける手間がありますが、自宅ならお勧めです。¥5110@¥213は、カロリー当たりのコストパフォーマンスに優れます。

明治メイバランス2.0 Zパック250mlは、同容量で500カロリーもあります。12本で¥7776なので、@¥648です。こいつはちょっとお高い。

ちみなに、エネーボの製造元も明治です。この世界は明治の独壇場なのです。私は、基本的にはMIniアソートとブラックゼリーを利用しています。外出時はクーラーBOXでMIniアソートを使うか、缶のエネーボになるでしょう。

術後の経過は、随時このページに追記していきます。

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