
・地球が静止する日(12月19日より公開 キアヌ・リーヴス,ジェニファー・ロペス出演)
人類によって地球環境が破壊される中、宇宙人の使者クラトゥが人類を滅ぼし、地球を救うために降り立ち、人類を滅亡させようとする一方で女性科学者とその息子との触れ合いを通して彼らの心境の変化を描いた作品。
民主党の元副大統領アル・ゴアの「不都合な真実」と同じく民主党のオバマ次期大統領の「Yes,We Can」をとつながるものがあり、これからのアメリカ政権への提灯映画のように思わせるが、ストーリーは様々な伏線があるもののどれも中途半端な感じがした。
この映画のキーとなるのはヘレンの連れ子であるジェイコブの心の変化であろう。父親を失い孤独となった現実を受け入れることができず、義理の母に心を開かなかったが、孤独を受け入れた時、彼の言葉から確かな「変化」を聞くことができるので、これから見る人はジェイコブの言動に注目してほしいと思う。
ただ彼を「人類の代表」としての役割であるなら、もう少し彼とヘレンそして実の父親との関係を深く描いてほしかった。それが「環境破壊」や「戦争」とリンクできればより深いストーリになっていたと思う。→一日一回クリックにご協力お願いします。
ジェイコブ役のジェイデン・スミスはハリウッドの有名俳優ウィル・スミスの息子。父子共演となった「幸せのちから」で見た人も多いだろう。