新幹線大爆破(1975) - goo 映画
新幹線ひかり109号に爆弾が仕掛けられ、
走行速度が80km以下に減速すると自動的に爆発するという。
止まる事が出来ないひかり109号の運命は・・・
『新幹線大爆破』はアメリカ映画『スピード(1994) - goo 映画』の元ネタ?とも言われている作品のようですね。
古賀〔山本圭〕は足を撃たれたのに追ってくる警察をまいて逃げ
沖田〔高倉健〕の廃工場に戻る事が出来たのが不思議。。。
要求額を受け取った沖田が爆弾解除の資料となる爆弾の設計図を
警察に提供する為に預けた店が燃えたのは警察の捜査をまく為の放火?
かと思いきや、単なる不慮の火災って。。。
いくらなんでもありえない。 (^-^;
ツッコミ所はあったけど、 152分という長さを全く感じさせないスリル満点な展開で画面に見入りました☆
新幹線内で混乱状態になる乗客の姿も描かれているけど
それがメインのパニック映画というよりも組織(国鉄・捜査本部・政府)の縮図と犯人側との駆け引き、
そして、犯人達の反社会的革命に軸を据えた社会派映画のように私は感じました。
特に犯人達のその時代ゆえに底辺で生きるしか出来なかった哀愁(革命)はドイツ映画ぽい雰囲気もありますね。
倉持〔宇津井健〕って、前半は常に一定の口調で新幹線側に状況に応じ的確に指示を与えていて
他人事のような余裕すら感じさせる態度(仕草)がキザに思えて観ていてムカッときました。
だけど後半、
「関門トンネルや北九州の工業地帯で爆発したら二次災害が大きいから、
その手前の山口県の田園地帯で新幹線を止めろ!(要するに“乗客1500人の命を救う事は諦めろ!”)」
と上層部に言われた時、何よりも乗客の命を救う事を第一に考えてきた責任感の強い倉持は
声を荒げて上層部に反論していたのが印象に残りました。
そして、クライマックス・・・
まだもう一つ爆弾が新幹線に積んである可能性もあるのに「新幹線を止めろ!」と言う上層部。
倉持は反論するけど、仕方なく折れ、上層部の命令に従った(権力にひれ伏した)。
しかも上層部は新幹線の乗客が救出されても
犯人に電話をかけさせ、逆探知から居場所を割り出し逮捕する為に
その事実をTVニュースで公表しようとはしない・・・。
結局、上層部と現場の狭間で板挟みになってしまった倉持は中間管理職のようなものだったのかしら?
P.S.
この作品が制作された1975年も21世紀となった今の社会(世の中)の構図はさほど変わりがないのネ。。。
案外、今の時代にリメイクしても通用するかも?
ただ、1975年当時はケイタイ電話がない時代なので、
新幹線内の固定電話をかけるだけでも
人が押し寄せてパニックになるというのは今の時代では描けないだろうな。
それと、今の時代に置き換えてリメイクするならば “ひかり”ではなく、“のぞみ”になるのかしら?
そぅそぅ革命とか世相を反映してたっけ
ワリとよく出来た映画だったなーと言う記憶が残ってるなー
何と言っても志穂美悦子を電話交換手かなんかで使ってて アクション女優をこぅゆぅ使い方する?!ってビックリした想い出が鮮明に残ってます
コメントありがとうです。(*^-^*
パニック映画というよりも社会派映画でしたね。
隠れた傑作だと思いましたよ。
>何と言っても志穂美悦子を電話交換手かなんかで使ってて
あっ、そうだったんだ。
気づかなかった私。。。
再観した時に確かめてみますね。
あと、出番は多くなかったけど小林稔侍が副運転士の役で出演していたり、
田中邦衛が1シーンだけ出演していたり、
北大路欣也もちょこっと出演していましたね。