Blue Renaissance 青の革命

エッセーか?ストーリーか?分かりませんが書きます。テーマは「人の創造力の可能性」。

日本文化・特有の概念

2007-01-10 17:19:44 | Weblog
さて、話題は、日本文化に飛びます。ここは避けず書かなくてはならない気がします。ずばり日本文化の最大の特徴を言うと、『太陽を中心とした多様性』を表現しているところだと考えています。なぜこんなにも異質なものをなにからなにまで複合的に統合してしまえるのか?海外の人たちは日本文化のわけのわからなさに目を回します。やはり、その起源を探ると象徴的にはおそらく、大和時代の国家樹立の時期だと思えます。今から約1330年前ですかね。当時は天武天皇の時代で、ここが今の日本国家が形成される上で、二番目に大きなターニングポイントだった、と言えるかもしれません。親しい歴史専門家の方の言葉ですが、【初代天皇・神武天皇と天武天皇の「武」という文字の意味は、本来、「統合」を表現するものであって、今、伝えられている侍の武士道とは、大きく違い、武士道は日本の心でも精神でもなく、相当に歪んでしまっている。それを日本の心だと伝えている指導者も多いし、それを信じてしまっている人が多いのは残念だ。】。これはテレビドラマ時代のひとつの弊害かもしれません。美しい侍の話が一杯ですからね。人は目の前の美に目隠しされて、事実が見えなくなるときがありますね。
 さて話を戻すと、我らが住む地球は太陽系の第三惑星です。太陽系は、いくつもの惑星によって機能していますが、質量的には、太陽が大半(大部分)で、「太陽系は太陽そのものと言っても良い。」と知り合いの環境専門家が話していたのが印象的に記憶に残っています。極論を言うと、地球は太陽圏であり、太陽そのものと言っても過言ではなく、言うまでもなく、地球のすべてが太陽を中心に巡回しているのです。もちろん、地球に住むすべての存在たちも太陽を中心に回っています。この天体観察を基本にした日本文化の起源を探ると、航海術に長けた海洋民族に行き着きます。彼らは航海のために天文学、数学、方位学などが実に高いレベルに到達しています。宇宙に対しての観測・観察力も驚くほど高いレベルに達しています。
 当時のこの海洋民族たちは、この惑星を含む他の惑星も太陽を中心に、軌道が形成されていることを観測していたようです。ここが日本文化の基底にあり、この宇宙観が全国の神社の連合体にも、「それぞれが別物でありつつ、ひとつを成す雛形」になって残されていますね。天照大御神を中心とした八百万の神々の世界観。相手を征服せずに、その相手を「神々」と祀り統合していく世界観・宇宙観。これは、古事記などの神話にも現れている大原則です。この点は、日本の最大の特徴で他の国には無いところですが、今こそ、新しい神話をもとに世界レベルで様々な他者多様な異質なものを再統合していく時が来ている気がします。国連の機能にも、日本文化・特有の概念が必要になってきていると感じます。

太陽の「光」と「エネルギー」

2007-01-09 18:46:45 | Weblog
一昨日、昨日、降り積もった雪。今年一番のまとまった雪だ。そして本日快晴、偉大なる光(太陽)が現れた。道路に降り積もった雪は見る見るうちに溶かされていく。凄いエネルギーだ。この凄まじいエナジー(光景)を眺めていたら、幼い頃、子供なりにも「石油、石炭、原子力なんて危ういエネルギーを使わず、太陽のエネルギーを使うべきだ」と思い巡らしていたことを思い出した。はあ、それが昨今では"光合成LIVE"の活動につながっていたのだなあ、と。
 さてさて、そんな幼いその頃は"太陽電池"なるものは全く普及してなかったが、ついに"太陽のエネルギーを電力に変える装置(機会)"を人類は手に入れた。「21世紀をリードする東の先端、日の出ずる国」と称される日本がこの分野をリードしているし・・・考えてみればほんと凄いことだなあ、と。昨今では、90分くらいまでのLIVEはどこでも(輸送が可能な範囲では)光合成LIVEで行なえるようになったし。本当に凄いと思う。
 まあ、僕は太陽電池メーカーのまわし者ではないが、企業をはじめとする、社会活動、特に営利事業では太陽電池で発電した電力を使い作業を行なうべきだ、と考えるようになった。美辞麗句、言葉として誰もが納得できるような美しい企業理念を打ちたてようと、太陽光、自然エネルギーの活用の度合いで一目瞭然、目安になる!それは大きな社会責任になった、と言ってしまっても過言ではない(もしそういうマクロ認識があるならば)。できるところから、小さなところからでも太陽の光、または自然エネルギーの力を導入していきたいと思う。ちなみに、光合成LIVEのホームページhttp://live.kou-gou-sei.net/は、太陽エネルギー(電気)を活用し制作している。そしてさらには、このプロジェクトを通じて太陽光発電基地の建設を目指している。この発電拠点で作られた電力で、多くのアーティストたちの創作・表現をサポートしたいと考えているのだ。CDをつくったり、録音したり、LIVEをしたり、WEBやミニラジオ局を作ったり。これは大きな発信力を形成し、革命の力となり、つまりこれが「青の革命」。
 やっぱり太陽の光と、人間の持つ「創る、造る、作る、つくる力」つまり創造力は、原子力や化石燃料に変わる次世代のエネルギーだと思う。あの青空の向こうに、自ら燃える太陽の輝きがある。それは僕たちに宿る永遠に消えない大いなる、創造の力「自由」を象徴しているのだ。輝け!輝きだせ!名も無き、姿形無き、偉大なる我が創造の光よ。あなたのイマジネーションの翼よ! ともに羽ばたかん。


「原子力から創造力へ」2

2007-01-08 18:06:44 | Weblog
この前の投稿の続き。

この4/14のイベント企画はとても興味を持った。確かに日本人は「核の平和利用」に寛容だな。原子力発電は核の平和利用などと言う美しい宣伝文句とは随分、内容が違うし、危ないゴミ(放射性物質)を未来の子供たちへプレゼントしてしまうことに他ならないし。「地球温暖化の対策に、温暖化効果ガスの出ないクリーンな原子力を。」と言ってに公然と力を入れている日本政府や関係者たちの感性はもはや動物にも劣るわけで、できるだけ早いうちに、新しいエネルギー政策を創造しなくちゃならないね。ほっとけない。そんな突破口のひとつになればと、光合成LIVEを進めているが、やはり、鍵は「発揮されていない人類の創造力」となるだろう。
なので・・・タイトルが「原子力から創造力へ」。せっかく他の動物にないような脳の機能を搭載していても使ってないわけだから、もったいないし、ここらへんで使うしかなさそう。そうそう、鉄腕アトムを生み出した手塚治虫さんのコメントがなかなか良い感じなので紹介したい。
 
「・・・大宇宙の果てしない闇の深さにくらべ、
この水の惑星の何という美しさでしょう。
それはもう、神秘そのものかもしれません。
ひとだび、そんな地球を宇宙から見ることができたら、
とてもわずかな大切な空気や緑、
そして青い海を汚す気にはなれないはずです。
もしも、ぼくが、わたしが、宇宙からの眼差しを持ったなら、
創造の力は光速を超えて、
何万何千光年のはるかな星々にまで、
瞬時に到達できるでしょう。
その想像の力こそ、人類ゆえの最高に輝かしい
エネルギーなのです。
                 手塚治虫    」


そうそう、これこれ。
この感性・・・どのくらいの人たちと共有できるかなぁ?

           つづく

 

「原子力から創造力へ」1

2007-01-08 17:40:04 | Weblog
「新しい時代の経済」を書く前に、少しアースデイイベントに関連して。

2007年今年も4月22日アースデイ(地球の日)に向けた準備がはじまった。世界180ヶ国以上に広がる地球の日・アースデイ。おそら世界でたったひとつの貴重な市民ネットワークだと思う。その可能性を感じ、1999年から積極的にアースデイを伝えてきた。日本には、http://earthday.jp/ というアースデイ情報サイトがあるが、このサイトの創造者(アーティストの方)から2007年4/14に行なわれるイベント企画への、美咲の出演のお誘いを受けた。この企画内容がとても興味深い。

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篠原さん、美咲ちゃん、今年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、、、。現在、アースデイのイベントの計画を進めています。今回はパネルディスカッションをメインにしますので、ライブは短いものになると思いますが、出演は可能でしょうか?※ラストは鉄腕アトムの大合唱です。涙なくしては歌えません。

以下、現時点でのイベント概要です。

Naked eARTh Day 2007
『 アトムと別れる50の方法 ─ Fifty Ways To Leave Nuclear Power ─ 』

原子爆弾による唯一の被爆国であるにもかかわらず、日本国民の核に対するこの寛容さは「核の平和利用」という共同幻想から生まれています。「核を平和利用する国の物語」から生まれた鉄腕アトムは、見えないところで、現在の核に対する国民の寛容さや、原発及び核開発に関する正当性の裏付けになっているように思えます。核を廃絶するには「鉄腕アトムの物語=核の平和利用という共同幻想」からの決別が必要ではないでしょうか? それは恋人と別れるようにつらく悲しい行為
です。しかし、「恋人と別れる50の方法」があるように、「原子力と別れる50の方法」もきっとあるはずです。Naked eARTh Day2007 『アトムと別れる50の方法』では、人類が原子力と決別する方法を探っていきます。

アトムと別れる50の方法
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問題はすべてあなたの頭の内側にあるの、彼女は僕に言った
その答えはとても簡単よ もしあなたがそれを論理的に捉えられるなら 
私は手助けしてあげたいの 苦闘しているあなたが自由になるように
アトムと別れるには50の方法があるはずよ

こっそり出ていくのよ、NFL(日本原燃株式会社)
新しいプランを立てなさい、AEC(原子力委員会)
恥ずかしがらなくていいの、JAEA(日本原子力研究開発機構)
ただ、自由になりなさい
バスに飛び乗りなさい、JAERO(日本原子力文化振興団体)
そんなに議論をする必要なんてないの
ただ、キーを捨てればいいのよ、APC(日本原子力発電)
そして自由を手に入れなさい

■メインタイトル Naked eARTh Day 2007
■サブタイトル
アトムと別れる50の方法:Fifty Ways To Leave Nuclear Power
■日時 2007年4月14日 (土) 19:00~20:30
■場所 Naked Loft(未定)
■出演 未定
■参考
飛べ!鉄腕アトム:アトム誕生から復活まで50年の流れ
http://www.asahi.com/ad/clients/atom/tezuka_50years.html
SONG, PAUL SIMON/ソング・ポール・サイモン:恋人と別れる50
の方法 Fifty Ways To Leave Your Lover
http://www.musiker21.com/psimon26.html

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             原子力から創造力へ2 へつづく

新しい時代の神話

2007-01-05 06:42:50 | Weblog
1989年、それまで13000年間続いてきた生産者(神)が主権の社会が終焉し、共産主義も、資本主義もその最後の墓標となった。この未曾有の大変化の中身は詳細にまたいつか書こうと思うが、ここでは「新しい時代には新しい神話が必要」ということを語りたい。
 イキナリ飛躍してしまうけど新しい時代のヒーローはズバリ、「一般消費者」である。資本家でもなければ、宗教家でもないし、政治家の大先生でもない。偉い人でもなければ、社会的に功績を上げた人でもない。ただの一般消費者。これは必ずそうなる。良きかな。
 「一般消費者」という概念の凄っ~い点は、「一般消費者でない人はいない」と点である。これは一部の人たちには大変、面白くないかも知れないが、全く階層や階級、優劣を持てないのが「一般消費者」の特徴なのだ。エゴ、価値観、観念が機能しようがないわけ。概念を共有する仕組みしか機能しないフラットな世界観。この「一般消費者」が主役の新しい時代の神話をどのように描いたら良いのだろうか?どう表現したら良いのだろう?これを考え表現することがひょっとしたら僕の役割りなのだと考えていて、この新しいルネッサンスの正体を追いかけてきたし、追いかけている。
 そして2003年の冬、突然閃いたストーリーがあった。これが「【Blue Renaissance 青の革命】。このブログはこのストーリーを展開するひとつの準備なのかもしれないな、とも考えていて、この神話の背景にあるマクロ環境などを書いてみたり、ストーリーのあらすじをまとめたり、そんな実験や試行錯誤などの作業をここでしていきたいと思うが、とりいそぎ次は、一般消費者が主権を握る新しいマクロ環境を「新しい時代の経済」と題し書いてみたいと思う。今までの思考パターンではあまりに突然なことで、理解や展開が難しいことだから、ウォーミングアップしながらゆっくり進めてみたいと思いますね。                                                                       つづく


創造力は空よりも青し

2007-01-03 16:46:14 | Weblog
僕がこのブログを書こうと思ったのは、今日の突然の思い付きだ。西暦2007年1月3日。新しい年がはじまったばかりの時だ。しかし、このブログのタイトルでもあるBlue Renaissanceというコンセプトを考えついてからは数年になる。地球という星の中で、一番多い色・・・それが青だという。海の色、空の色、空気の色・・・確かにそうかもしれない。宇宙船からこの地球を見ると、「広大な宇宙に浮かぶオアシスのようだ」と誰かが言ったと聞いたこともある。僕には想像することしかできないが、きっと僕たちの魂はこの青い星に恋し、憧れ、飛び込んできたんじゃないだろうか?広大な宇宙の中で、たまたまめぐり合ったこの青い星の中での魂たちの冒険、それが今回のテーマの「人の創造力の可能性」と、どのようにつながってくるのだろう。人はなぜ、作る、創る、造る、つくる力を持って生まれてくるのだろう?人は本来の潜在力に見合った創造力を手に入れているのだろうか?その答えはおそらくNOだ。
この結論は僕の人間観察の結果だ。まだ、人は本当の創造力を手に入れていないのだ。さて、ここからが冒険のはじまりだ。少なくとも僕にとっては。
 一体、どうしたら、人類は「創造の力」を手に入れることができるのだろう。なにかの映画のように神秘の指輪を手に入れることなのか?新種の毒蜘蛛に噛まれることか。大いなる冒険はすでにはじまっている。そう、その主人公は間違いなく僕だ。 そしてあなただ。僕もあなたも、この地球に誕生した人類という種が歩む数奇な運命を10億年後の未来から見つめたときに今という時の本当の価値が分かると思う。僕たちの生命を支えてくれているあの太陽はあと、10億年の命だからね。10億年後、太陽は赤色巨星となって太陽系を飲み込み最後には爆発する。形のないガスのようになってしまうらしい。地球が誕生したのが約46億年前・・・人類は約20万年前に生まれた・・・。地球の最後の方に生まれた僕たち人類という生命体。これを人の寿命に例えると、地球が60歳のときに生まれた子供が”今の人類”ということになるね。何度も言うが、「これからが冒険だ。面白いぞ。」。人はあと10億年で太陽系を飛躍できるのか?それはこの今の僕たちに問われている太陽からの問いであり、要請だ。太陽は僕たちに問う。「君たちはどうするのか?」。そして10億年後の未来は問う。「君たちはなにを選択するのか?」・・・。本当の選択の時は来ているのだ。感じる人たちは行動に移して欲しい。そう、これは太陽から要請。

「少し君たちの創造力を発揮してみないかね。From The Sun 」

つづく